里山コスモスブログ

イタヤカエデ-イタヤカエデ




板屋根を葺いたと言うよりは傘をさしたような





高大木に成長する(この個体は大小の幹が株立ちしている)

イタヤカエデ (板屋楓 ムクロジ科<APG 旧カエデ科> カエデ属 学名Acer pictum Thunberg ex Murray) 落葉高木 雌雄同株 花期4,5月) 和名は葉がよく繁って雨宿りできるようだと板屋根に見立てたことに由来。山地に自生し高大木になる。花は赤味を帯びた幼葉の展開と同時に花序を出して黄色い小花をつける。花弁は長細いへら形で5片、その下に小さな萼片5がある。雄花と両性花が混生、雄花は雄蕊8個が突出。両性花は雌蕊が突出し2裂カールしたた柱頭が目立つ。葉は対生、葉身は掌状に5~7裂(浅裂~中裂)し、裂片は先が尖り縁は全縁。深く5裂するものはエンコウカエデ(猿猴楓)と呼ばれる。果実(翼果)はU字形~鋭角の八の字形。葉の大きさ・形がオオモミジに似ており見間違えそうになるので、落ち葉の鋸歯の有無を確認している。
属名Acer 楓(かえで)を意味する
種小名pictum  pictum pictus 描写、描かれた、色彩のある (オニイタヤ斑入り葉を指して命名された経緯がある)
学名の変遷 「日本カエデ分類・学名 」参照
Acer pictum Thunberg ex Murray(1783)の学名がつき、「イタヤカエデ(斑入り葉)」にもAcer pictum Thunberg (1784)の学名がついた。
そのため 「イタヤカエデ」はAcer mono Maximowiczと変更された。
その後、ハリギリがカエデ属からウコギの仲間とされKalopanax pictum Nakai(1927)に変更されたことにより、「イタヤカエデ」はAcerpictum Thunberg ex Murray の学名に戻す提案がされた。


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