里山コスモスブログ

フジ 豆果と冬芽



写真では果実が豊富に生っているように見えるが花の数からすると極めて少ない






石灰岩の山肌のようなダイナミックな花景

フジ(ノダフジ)  (マメ科 フジ属 学名Wisteria floribunda つる性落葉木本 日本固有種 花期4月下~5月 果期11,12月頃) ノダフジの野田は大阪市福島区のフジの名所野田を指し、牧野富太郎博士がその地のフジをノダフジと命名したことによる。蔓は(視点から遠ざかる方向―視点を下におくと上方に向かって)左巻き上げ(ヤマフジは逆巻き)。葉は奇数羽状複葉、小葉は5対~9対あり、幼葉には毛が密生しているが成葉になると脱落する。枝先に長い総状花序をつけ、多数の薄紫色の蝶形花を垂らせ咲かせる。果実(豆果)は長大な莢で、中に褐色の扁平な種子が入っている。膨大な花数に比較して結実するマメ果は非常に少ない。マメ果は晩秋に熟し、莢が乾燥して二つに裂するときに捩れて、勢いよく種子を弾き飛ばす。裂開する頃に未裂の莢を採取し、テーブルの上に置いておくと、やがて種子が弾け飛ぶ音を聞くことができる。種子は昔女の子が遊んだオハジキに似る。
属名Wisteria アメリカの フィラデルフィアの医師・解剖学者・自然学者 Caspar Wistar(or Wister 1761-1818)に因む。
種小名floribunda  flore+bundus(花+豊富) 豊富に花を咲かせる意 (英abundance豊富)
ヤマフジの種小名 brachybotrys brachy+botrys(短い+ブドウ) 短いブドウの花序に似ているいう意であろう。

Caspar Wistar (1761 –1818) was an American physician and anatomist. He was born at Philadelphia, Pennsylvania. He was the grandson of Caspar Wistar (1696–1752), a German immigrant, Quaker and glassmaker.(from Wikipedia)
キャスパー・ウィスターは医師そして解剖学者である。彼はペンシルヴァニア州フィラデルフィアに生まれた。クェーカー教徒でガラス職人であった同名の祖父の孫である。


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