下:ギンモクセイ(雌雄異株)の雄株の雄花
オリーブ (モクセイ科 オリーブ属 学名Olea europaea 常緑高木 雌雄同株 花期5,6月 果期10月頃) 枝は細く柔軟、葉は対生、葉身は披針形で厚い革質、葉表は艶のある濃緑色、葉裏は灰白色の毛が密生する。葉腋から花序を伸ばし黄白色の両性花をつける。花はモクセイ科特有の花弁4、雄蕊2、雌蕊1で、花のつくりはキンモクセイ、ギンモクセイと同様である。果実(核果)は楕円形で紫色に熟す。熟す前の果実はピクルス(洋風漬物)等の食用にし、熟した果実からはオリーブオイルを採る。種子からもオイル(核油)が採れるが2級品とある。オリーブの主要産地はスペイン、イタリア、ギリシャ等。国内では香川県の小豆島の特産。
属名Olea oleaはラテン古名 古代ギリシャ語 現代ラテン語oliva 英olive
種小名europaea ヨーロッパの
イギリスの男優 ローレンス・オリヴィエ (Laurence Olivier 1907~1989) などオリヴィエの姓・名が多いが、平和の象徴であるオリーブの木に因んだ命名なのだろうか。和名ではさしずめ鳩山、鳩子となるだろうか。