里山コスモスブログ

ホオズキ(鬼灯)






ホオズキ(鬼灯/鬼燈/酸漿 ナス科 ホオズキ属 Physalis alkekengi var.franchetii 多年草) 花は白色の合弁花で葉腋に単生し下向きに咲く。萼は5裂、花冠は傘形に開き先が5浅裂、雄蕊5、雌蕊1。花後に萼筒が大きく成長すると共に、裂した萼の先端が閉じてて5角形の袋状になり果実を包み込む。こうして宿存した袋状の萼筒は緑色から鮮やかな赤橙色に色づく。果実は球形の液果で橙赤色に熟し、多数の種子がある。
属名Physalis  膨れたものの意 (宿存し膨らんで袋状になった萼筒に因む) 種小名alkekengi ホオズキ
franchetii  フランスの分類学者フランシェの意
フランシェAndrien René Franchet(1834-1900 仏)は中国の植物を中心として分類学研究を進めた人、又、日本で植物を収集したサヴァチェのコレクションを研究した。
サヴァチェPaul Amedee Ludovic Savatier (1830-1891 仏)は慶応3年、幕府が開設した官営横須賀製鉄所の医師として来日、勤務の傍ら三浦半島他神奈川南部の植物を収集、標本を作ってパリの自然博物館に送った。このサヴァチェのコレクションを研究したのがフランシェであり、両者の共著「日本植物目録」が発刊された。


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