ヒマワリ （向日葵 キク科 ヒマワリ属 学名Helianthus annuus 原産地北米～メキシコ 英名Sun flower） “向日葵”は太陽の方角に花を向けることに由来する。お日様を追う運動は蕾形成期までの成長が盛んな時期の現象のようである。ヒマワリの大きな花は多数の花が集まった頭状花序で、外輪の黄色い舌状花（装飾花）と中央部の花びらを持たない多数の筒状花（両性花）からなり、頭状花序の外側に多数の総苞片がある。まず花の蕾を包んでいた総苞片が開き黄色の舌状花が開く。筒状花は花床の中心部から外側に向かって螺旋状についており、周辺部から内側へ順次開花していく。筒状花は基部に子房があり、子房の上に萼（冠毛）そして筒状花（花弁）がつく。筒状花の先端は星形に５裂し、筒奥からまず黒色の雄蕊筒が出てくる。雄蕊筒の先端の葯から黄色い花粉を分泌し、分泌し終える頃に、子房と繋がった雌蕊が雄蕊筒の中から現れてくる（雄性先熟）。柱頭は黄色で２裂し反り返る。種は長卵形でやや平たく、種皮の色は黒色或いは白黒の縦縞がある。
属名Helianthus 
種小名annuus 一年草の意 (英annual 一年草、年次の 使用例annual report年次報告書)
ヒメヒマワリ （姫向日葵 学名Helianthus debilis ) debilisは弱小な
シロタエヒマワリ （銀葉ひまわり 学名 Helianthus argophyllus ） argophyllus白銀色の葉
キクイモ （菊芋 学名Helianthus tuberosus ） tuberosus 塊茎のある
キクイモモドキ （菊芋擬 学名Heliopsis helianthoides ） ヒマワリに似たの意。宿根ヒマワリとかヒメヒマワリとか呼ばれて流通することもあるが、ヒマワリ属ではないので誤用（商魂用）であろう。
