里山コスモスブログ

ギボウシ(擬宝珠)










ギボウシ (擬宝珠-ギボウシ属の総称  リュウゼツラン科 <A.P.G> 旧ユリ科 ギボウシ属 多年草 原産地:日本他東アジア>  常緑宿根性多年草) 山間の湿地や半陰地に自生する。葉は根生葉で葉柄を持ち卵状長楕円形。オオバギボウシは長さ20~30cmと大型、コバギボウシは10~20cm。夏に花茎を伸ばしその先に総状花序をつけ、漏斗形の細長い花が咲き上がる。花冠は6裂し色は薄青紫色~白色。名前の由来は蕾或いは花序を(欄干の)擬宝珠に見立てたことによる。葉はオオバコに似ており、英語ではオオバコユリPlantain lilyと呼ぶ。美しい斑入り葉品種もある。半陰地を好み耐寒性があり、冷涼なヨーロッパの気候に適しているのか、シーボルトが持ち帰って以来、品種改良が進み、庭で栽培する観葉植物として今でも大変人気があるという。オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ山菜として食べられ、又食用に栽培される。但し、バイケイソウ(毒草)の葉に良く似ており、芽生えの頃には見誤りやすい。山菜を採取するにはしっかり葉を広げた葉柄のある若葉を採取するとよかろう。
オオバギボウシ 学名Hosta montana  属名Hosta はオーストリアの医者Nicholaus Thomas Host(1761~1834)に因む。種小名montana は山(に自生)の意 
オオバギボウシとバイケイソウの葉の見分け
葉脈:オオバギボウシは、中央に主脈が走り、葉の基部から中ほどにかけて主脈から側脈が分かれ出て湾曲しながら葉先に向かう(葉裏から観察すればより明確)。バイケイソウは、葉の基部から分かれた葉脈が平行して葉先に向かう。
葉の付き方:オオバギボウは、葉柄を持った葉が、地際から出る(根生葉)。バケイソウは、立ち上がった茎に葉柄を持たない葉が交互につく。


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