自宅の裏のヤブツバキが終わろうとしている。冬の冷たい風が吹くころひっそりと咲き、梅や桜の話題をよそにポトリ、ポトリと散っていく。地面に落ちた花がなお鮮明なのもこの季節の花ならでは、小雪が舞ったりすると何か特別なものを見ているような気持ちになる。
今年は鳥の声を聞かない、例年メジロや鶯が集まっていたのだが・・・。
寒さのせいなのでしょうか?
昨年は、揺れる枝に目をやると、小鳥がさかさまにぶら下がり、下から花をのぞき込んでいる可愛いしぐさが見られました。
まだ上手に鳴けないウグイスの子供が、途中で諦めて飛び去ってしまうのも微笑ましいものでした。
西公園に住む友人の話では、最近カラスが異常に増えて鳩も来なくなったそうである。たしかにビルの屋上を見上げると無数のカラスを見ることができます。
そういえば、この椿の木の根元でもフクロウがカラスの集団に襲われているのを見たことがあります。
ゴールデンウィークになると大きなレンズを付けたカメラを持った人たちがぞろぞろ押し寄せてきます。野鳥の写真を撮っているのでしょうが、この椿は一層沈黙してそこに立っているだけでしょうか。春の日差しと共に小鳥たちが帰ってきてほしいものです
この一帯の丘陵を、大休山(おおやすみやま)と呼んでいたらしい。
追記
3月17日午前8時30分一羽のウグイスが飛来しました。
カラスの鳴き声に混じって、シッカリと鳴いていました。