浦城サッカークラブ

浦城サッカークラブは沖縄県浦添市の浦城小学校の児童達で構成されたサッカークラブです。 サッカーを楽しむぞー!(非公式)

4/14,15:週末試合の予定

2007-04-13 12:43:02 | Weblog
■4/14(土)
 対象:新5年生以上全員
 場所:美原小学校 
 集合:9:00
 飲み物弁当持参

■4/15(日)
[Aチーム]
 場所:美原小学校 
 集合:9:00
 飲み物弁当持参
[Bチーム]
 場所:牧港小学校
 集合:13:00
 飲み物と軽い食事持参


一人一秒のプレゼント

マサと呼ばれている男の子がいた。
マサは右足が不自由でいつも足を引いて歩いていた。
だけど体育の授業にもサッカーの練習にも参加するがんばり屋である。
運動会が近づき、クラス対抗リレーの練習が始まった。
そんなある日、マサがしょんぼりとして職員室にきて担任の太田先生に「僕、クラス対抗リレーには出ません」と言う。
 
黙っているマサを説得して理由を聞き出すと、
マサはクラスの一部の子達が「マサがいる限り僕らのクラスは一等になれっこない」と話しているのを偶然聞いてしまった。
そこで先生に「僕はやめる。僕が走ると負けるから」と言いに来たのだった。
 
翌日、太田先生はクラスのみんなにマサがリレーに出ないと言っていることと
その理由を説明し最後に「リレーはみんなが力を合わせることが素晴らしいんだよ。
大切な友達を、傷つけて、優勝したってなにがうれしいの」と問いかけた。
すると一人の男の子が立ち上がってこう叫んだのだ
「マサ走れよ。クラスのみんなが、一人一秒ずつ速く走れば、38人で38秒速く走れる。そうしたら勝てるぞ。」
 
その日から子供たちは、それは必死になってスタートからバトンタッチの練習をする。
そして運動会の当日、マサは歯を食いしばって自分の距離を走り抜いた。
クラスのみんなもマサに一秒をプレゼントするために必死で走る。
よそのクラスは転ぶ子がいたり、バトンを落とすミスも出て、なんとマサのクラスに優勝が転がりこんだ。
太田先生は涙の向こうの子供たちの笑顔が、まぶしくて仕方がなかった。