たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

心境

2006-09-30 | 子宮頸がん経過観察日記
子宮頸がんとわかり放射線単独療法だけを
受けるまでの私なりの経験を、手術も
抗がん剤にも疑問を持っている人や、
これから治療選択しようという人のために
少しでも参考になればと、放射線単独療法の
情報を他に公開している人も少ないようなので
お粗末なブログを公開してきた。

その後、まさかここで叔母の突然のがん末期死と
母の乳房全摘手術の全容まで明かしていくことに
なるとは思ってもいなかった。私のがんデビュー
03年~経過観察中のがんとの関わりの最中での
05年、06年の立て続けに起こった身近ながんとの
遭遇だから切り離せない。

母の乳房全摘手術で以前から不満だった地元の
つたない医療事情に再び完全に失望し患者が望み
患者が選べる医療に変わって欲しいと強く思う。

家族と自分がいつか、がんになった時に備えて
確実で負担の少ないがん治療を受けるために
知識、情報を集めていたというのに今回の
母の検査・手術のことでそれらを役立たせることも
出来ず自分の非力さに本当に滅入った。
ブログの継続のモチベーションも失せて実は
更新しない、閉鎖ということも頭によぎった。
乳がん検査、治療がまだ統一されていなくて
きれいで楽な乳房温存手術はまだ多くはないようで
私が望んでいる医療は単に遠い理想なのかもしれない
とさえ思えて、ブログタイトルの文句たらたら言う
だけで何も変わらないとも思った。

でも何も不満も伝えずそれをそのまま
受け入れることも出来ないのもわかっている。

1人のただの患者である私に何が出来るか、
それは診察室や病室の現場で起こる事実と
そこで感じたことをここで発言していくこと
しかないと思っている。

納得出来ないことは診察室でこれからも
躊躇せず医師、看護師らに向けて
徹底して意思表示していきたい。
医療は変わるべきだし受ける側の患者も
変わらなくてはいけない。正しく変われないので
あれば医療の受け方、意識そのものを患者が変えて
いくことも大事だと思っている。

母がもし乳がんなら(でなくても)
私自身が今後乳がんになる可能性も十分
考えられる。祖母、叔母とも胃がんで
母も私も胃弱である。胃など消化器がんの
可能性もゼロではない。子宮頸がんが転移も再発
も起こさなくても多重がんになるかもしれない。

それも仕方ないだろう。何が起きても不思議では
ない。心配をしてても仕方ない。覚悟だけは
必要だ。長く生きていればいるだけ思いがけ
ないことは起き驚きうろたえる。そんなものだろう。
自分でどうにも出来ないこともある。

人生(大袈裟だけど)は「なんてこった」という
ことも多い。いいことばかりでいかない。
がっかりなことや、やりきれないことも多い。
前向きで元気でいられないことの方が多い。
疲れて上手くいかなかったり、そんな繰り返し。
毎日テンション高くは出来ない。

たらたら行こう。気負わず。ムリは出来ない。
こんな感じでやって来た。怒って泣いて
笑って。自分らしくでしか出来ない。
誰の真似でもない。不器用でも仕方ない。

いろいろ辛いことも多いのだが
それでも母の手術が終わってから最近は
よく出かけてもいるし、やっと好きな映画も
前のように見れる時間が出来たし、やりたいこと
も出来る環境にある。お気に入りの音楽を
聞いて喝を入れながら。


こんな日記を読んで下さり有り難く思っています。
























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