ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

ご帰還!&「木々との対話」(東京都美術館)

2016年09月30日 23時57分38秒 | 展覧会・美術関連

ただいま~!!!


取れた耳の接合手術を受け、両耳揃えて昨日無事帰ってまいりました。
病み上がりなれど、休む間もなく展覧会巡りでございます。

東京都美術館「開館90周年記念展 木々との対話─再生をめぐる5つの風景」
http://90th.tobikan.jp/exhibition.html
(舟越桂の作品以外は写真撮影可)

國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、舟越桂の5名による、木を素材とした作品。
土屋仁応が大好きゆえ7月に行くはずが、会期末ギリギリになってしもうた。
作家ごとに展示空間が分かれております。

★土屋仁応

素晴らしい空間。ここに住みたいぞよ~。


13体の生き物は、360度どこから見ても美しく優しく愛らしい。
その目の多くは水晶で、玉眼という仏像の技法で嵌められております。

《ユニコーン》2010年 愛らしさ炸裂。


《森》2012年 大好きな作品。


《牡羊》2012年 美しい体に流し目が色っぽい。


《竜》2015年

 


《麒麟》2016年

 


《獅子》2016年


《鳳凰》2016年 この部屋唯一の霊鳥。凄い!惚れました~!


★田窪恭治

展示室には、廃材に金箔を貼った1980年代の作品。
非常に好みでございます。


1階の屋外には《感覚細胞-2016・イチョウ》
イチョウの下に敷き詰めた赤茶色のブロックの上は歩けるのじゃ。


★國安孝昌

《静かに行く人は、遠くへ行く》2016年 凄い迫力じゃ。


上の階から覗いたところ。


★須田悦弘

5点全て2016年の作品。

《バラ》 虫食いの穴までリアル。


《ユリ》 本当に壁に根を下ろして咲いているよう。


須田作品は、他の場所にもございます。
アートラウンジには《朝顔》


美術情報室(写真撮影不可)には《露草》が、『日本美術全集』の奥にひっそりと。
僅かな隙間に金色の背景、露草に光が当たって美しい。

★舟越桂

2003年から2016年までの彫刻作品6点と、ドローイング10点。
中でも2016年の彫刻《海にとどく手》がお気に入り。
撮影不可なのが残念じゃ。

5名の作家の全く異なる木々との対話、観応えござりました。
会期は10月2日までですが、お勧めでございます。
ちなみに明日10月1日「都民の日」は入場無料なのじゃ。

次回10月8日からは「ゴッホとゴーギャン展」が始まるのぅ。
実はわたくし・・・ゴッホは好きですが、ゴーギャンは・・・
ごめんよゴーギャン~


都美館の後も展覧会をハシゴいたしましたが、長くなるのでまた後日。

★おまけ画像

北海道物産展で、「白い恋人の旅路ぶどうパフェ」をば。


マルセイバターサンド大好物ゆえ、都内の北海道物産展は追っかけますのじゃ。
あればあるだけ食べてしまうので、今回は10個入りではなく5個入り購入。エヘ


お供のE日記★「人・形展」(丸善)やら「妖怪茶席」(靖山画廊)やら

2016年09月29日 05時56分10秒 | 展覧会・美術関連

ウェネトさま、耳の手術でお留守中につき、


ウェネトさまのお世話係であるEが日記書いております。


昨日は、お友達のAgemizuさんとお出かけしたのでございます。

まずは丸善・丸の内本店 4階ギャラリー「第11回 人・形展 -HITOGATAー」
http://www.marunouchi.com/oazo/feature/event/maruzen/

毎年楽しみな展覧会で、今回は40名以上の作家が参加。
主なお気に入り作品を作家50音順に。

★雨沢聖《金の草露》
今年8月に観た《銀の草露》同様、新作《金の草露》も美しい。
肌の水色の陰。水色系ストライプのワンピース。

★岡田好永《空は晴れ》
横笛を吹くフクロウの背中に蝶の羽。ユーモラスで色も綺麗。

★影山多栄子《白露》
クロスボディの少女。温かく優しい雰囲気。

★佐伯祐子《ペリードット》《アメジスト》
ドールも衣装も可愛くて綺麗。薄緑と紫それぞれの宝石のイメージ。

★神宮字光《アリスのトルソー》《ブルーアイのうさぎ》
アリスの表情のえも言われぬ美しさ。
ブルーアイのうさぎ(うさぎ顔ではなくて人間の少女顔)の愛らしさ。

★戸田和子《幻のページェント「眠りで始まり」》
シェイクスピアの「テンペスト」がテーマの作品。圧倒されます。

★槙宮サイ《Antares》
約80cmの黒髪ドール。お顔もスタイルも綺麗で指先にまで目が釘づけ。

他にもお気に入り色々ございました。
会期は10月4日まで。

その後は、靖山画廊「妖怪茶席」へ。
http://art-japan.jp/exhibitions/1339/
(写真撮影は許可を得ております。)

15名の作家による妖怪をテーマにした作品にワクワクでございます。
会場中に吊るされた作家さん方の風鈴も楽しい。


相場るい児の作品大好きゆえ、沢山観られて嬉しゅうございます。


会期は本日9月29日までですが、ご興味ある方はぜひ。

銀座三越へも寄ったのでございます。
7階ジャパンエディションでも、相場るい児の作品が観られるのじゃ。

7階ギャラリーでは「宇野亞喜良展『綺想曲』」開催中。
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/floor/7f/gallery/index.html#gallery005

本展の為に書き下ろした新作原画がずら~り約30点。凄いですのぅ。
新作版画や立体オブジェもございます。
会期は10月4日まで。

展覧会ハシゴの合間に、お気に入りインド料理店カイバルでランチ。


Agemizu家のカエルちゃん(作・相場るい児の一輪挿し)登場。
お顔も、まるっと加減も、後ろ姿も可愛い!


私のチーズクルチャを虎視眈々と狙うガマちゃん(名前を確認しそびれたので、とりあえず勝手に命名)


ガマちゃんと食べたマイルドな海老カレー&チーズクルチャ、美味しゅうござりました。

スイーツは、靖山画廊の裏手で見つけたワッフルが売りのお店で。
桃とローズヒップの紅茶はポットで登場。
キャラメル風味のケーキ(名前忘れた)は、ちと苦味あり。


★お迎え話

日記には書きそびれましたが、先日玉川高島屋アレーナホール&サロンで3日間だけ開催され、2日目に観に行った「見参 KENZAN2016」は、若手作家200名も参加で楽しかったのでございます。
そこから素敵な日本画《夏の大三角》が飛んでまいりました。
作者の中島綾美は、まだ学生さんだそうな。


お供のE日記★「『狂気の巡礼』刊行記念 榮真菜展」(古書ドリス)

2016年09月26日 09時29分38秒 | 展覧会・美術関連

ウェネトさま、耳の手術で入院中につき、


ウェネトさまのお世話係であるEが日記更新中。


昨日は、古書ドリス「『狂気の巡礼』刊行記念 榮真菜展」を観たのでございます。
http://www.kosyo-doris.com/hpgen/HPB/entries/64.html
(写真撮影は許可を得ております。作品だけのアップでなければ可)

『狂気の巡礼』(ステファン・グラビンスキ著/芝田文乃訳)の刊行記念の展覧会。
装画を手がけた榮真菜の作品が、お店の奥に6点展示されております。


榮真菜の作品を観るのは初めてでございますが、好みでございます。
インクとテンペラを使った作品、心臓や植物モチーフ多し。

こちらが『狂気の巡礼』の表紙に使われたペン画《捧ぐ様に繋ぐ》
今回1番のお気に入り。


ペン画《自己観察》


キャンバスにテンペラの大きな作品《輪郭を持った出会い》


小さくて可愛い作品も。《猫》と《薔薇》


箱入りの本の装幀も素敵で、帯の煽り感もハンパなく、中身にも興味津々。

古書ドリスの店主が榮真菜の作品について説明して下さった内容も、興味深うござりました。
会期は10月10日まで。

★おまけ画像 其の壱

東中野の小さい洋菓子店ドーカンの店名は、戦国武将・太田道灌から。


ここの桜塩ミルクジェラートがクセになるお味なのでございます。
昨日はキャラメルジェラートとのダブル、どちらも美味じゃ。
あっさりしているゆえダブル1個じゃ物足りぬ。10個食べたいぞよ~。


★おまけ画像 其の弐

帰宅したらば、またしてもトラノオの花が咲き初めておるではありませぬか。
めったに咲かぬはずなのに、今年既に4本目。
半開きでも甘い香りが漂うのでございます。


お供のE日記★「アンドレ・ブルトン没後50年記念展」(LIBRAIRIE6)など

2016年09月24日 17時39分20秒 | 展覧会・美術関連

ウェネトさま、耳の手術で入院中につき、


ウェネトさまのお世話係である私、Eめが日記書いておりまする。
(いつもお供している影響で、もはや私もウェネトさま口調)


昨日、まずはLIBRAIRIE6/シス書店「アンドレ・ブルトン没後50年記念展」へ。
http://librairie6.exblog.jp/23304674/
(写真撮影は許可を得ております。会場全体のみ撮影可)


フランスの詩人、文学者、シュルレアリスムの創始者であるブルトンの没後50年の記念展。
エルンスト、トワイヤン、スワンベリ、カリントン、マンディアルグ、マン・レイなどの作品や、ブルトンの資料など、興味深い展示でございます。

こんな感じの素敵空間。


一番のお気に入りは、ジェン・グラヴェロールの、鳥やらトカゲやら魚やらうごめくパステル画。
グラヴェロールは今回初めて知った女流画家ですが、ギャラリーに置かれた小さい画集も観たらば、どの作品もツボなのでございます。
グラヴェロールの個展とか、ぜひ観てみたいですぞ。

レオノーラ・カリントンのバスタブに入る鳥の不思議な絵や、トワイヤンの可愛い蝙蝠の銅版画などもお気に入り。
ダリの蔵書票も1点ございます。

アンリ・カルティエ・ブレッソンがブルトンを撮影した写真の額の下、並べられた小さい石《サン・シール・ラポピーの石》は、ギャラリーオーナー佐々木さんが今年サン・シール・ラポピー村を訪れた際、写真と同じ河原で拾って来た石なのだとか。
もしかしたらブルトンが触れた石やも・・・
遊び心に満ちたアイデアで楽しゅうございます。

会期は10月23日まで。ご興味ある方はぜひ。

そして駅の反対側、GALLERY Malle(ギャラリーまぁる)「熟零の時 山本彌 個展」へ。
http://galeriemalle.jp/archives/5337


繊維素材の植物のオブジェで、ブローチサイズの小さな作品から、天井から吊り下がる大きなキノコの作品まで様々。
特に、熟してぱっくり割れた3つのイチジクの作品に心惹かれたのでした。
会期は明日、9月25日まで。

その後は、郷さくら美術館「現代日本画 遥かなる名峰の表情 展」へ。
http://www.satosakura.jp/tokyo/exhibitions.html


1階と3階の展示室に、山々をテーマにした日本画が26点。
2階は、同時開催の「桜百景vol.7」で、美しい桜の作品が13点。
会期は12月4日まで。

さて、展覧会巡りの前に、西武池袋店7階へ行ったのでございます。
3月のライオン×西武池袋店 限定ショップ「川本家のふくふく食堂」
https://www.sogo-seibu.jp/3lion/
(パネルのみ写真撮影可)


荷物になるのでお買物はしませんでしたが、スイーツやらお弁当やら美味しそうでありました。

屋上のコラボメニューは各日限定20食とか30食とかで、午前中に行きましたのじゃ。
デパートの屋上でお食事、子供の頃以来の数百年ぶりやも。


角煮大好きゆえ、当然「角煮&温泉玉子丼」をば。
発泡スチロールの器だとどうしても美味しそうには見えぬのですが、なかなか美味しゅうござりました。


限定ショップは9月26日、屋上のコラボメニューは9月30日まで。

そしてマクドナルドで「マックシェイク 森永ミルクキャラメル」
お味もパッケージも、まんま森永ミルクキャラメル!
これは毎日飲みますぞ。


お供のE日記★「白鳥に導かれて」(silent music)

2016年09月19日 09時30分31秒 | 展覧会・美術関連

先日の日記の通り、ウェネトさま耳の手術で入院中につき、


ご不在の間、ウェネトさまのお世話係である私、Eめが日記書きまする。
(いつも一緒にいる影響で、私もすっかりウェネトさま口調に)


一昨日は、silent music「白鳥に導かれて」初日にお出かけしたのでございます。
http://silent-m.com/info.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)

silent musicは、東中野の閑静な住宅街の一軒家。
お庭。


安藤恵美、イシイリョウコ、くるはらきみ、 keino glass、スガミカ、タニガワマリコ、中村菜都子、永井健一、日香里 、日野まき、 Makiの11名が参加。
好きな作家さんばかりゆえ開廊前に行くも、既に整理券は10番に近い番号。

素敵な作品ばかりですが、特にお気に入り作品を作家50音順で。

くるはらきみ。2点共たいそう好み。特に《静かな水面》がツボ。


keino glass。どの作品も綺麗。特に《巣箱》がお気に入り。


スガミカは、《白鳥》が特にお気に入り。額も可愛い。


タニガワマリコは、アクリル画とガラス絵とガラスのペーパーウエイト出品。
アクリル画《SWANの夢》が大好きでございます。


日香里《Leda》は、この写真では雰囲気すら伝わりませぬが、繊細で本当に美しい銀筆画。


日野まきの2点のうち《みずうみ》。もう1点は撮影失敗。うう


これらはほんの一部。他にも色々ございます。
美味しいお茶を頂きながら、在廊の作家さんや来場の方々とお話でき、たいそう楽しゅうござりました。


会期は9月25日まで。
ご縁のあった作品が家に来たらば、またお披露目いたします。

さて、普段めったに行かぬ東中野に来たからには、線路沿いの小さな洋菓子店ドーカンの桜塩ミルクジェラートを食さねばなりませぬ。
甘じょっぱさと、ほんのり桜風味が妙にクセになるのでございます。
ランチたらふく食べた後ゆえ一応シングルにいたしましたが、次回は桜塩ミルクのダブル食べまする。

 

★追記:最終日9月25日再訪

終了間際、今回の素敵な空間が消えてしまうのを惜しむように、沢山の方々がいらっしゃっておりました。
会場の一部。


そして、初日にご縁のあったスガミカ《白鳥》を連れ帰ってまいりました。
可愛くて、ニマニマしてしまうのでございます。