プラチンブリの風 第34章

2012年01月08日 | プラチンブリの風

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プラチンブリの風 第34章 サワディー・ピー・マイ By Harry H.

タイの新年は、昔は、毎年4月1日であったものが、他国と合わせるべく、1941年から、1月1日となった。表題の、サワディー・ピー・マイは、タイ語で“あけまして、おめでとう”の意味。今年は、知人夫妻(タイ人)の故郷であるチェンライで、新年を迎えた。タイの正月風景である。

 

Jan2012_chiang_rai_2401.参拝:日本と同様、年末から年始にかけて、お寺参りをする。HARRYも大晦日の夜、知人夫妻と一緒に、市内のお寺へ、参拝した。本殿で仏壇に祈願し、出てきてから、蝋燭に火を灯して、また祈願した。零時を過ぎると、近くで花火があがり、また、コム・ロイ(風船)を夜空に上げる人もいる。

2011年は、日本では東北大震災が、タイでは、大洪水が起き、世Jan2012_chiang_rai_284界的にも最悪の年で、日常が日常でなくなった年だった。今年は、平穏で日常的な生活が送れることを祈願した。

 

1日は、少し郊外にある真っ白なお寺(WAT RONG KHUN)に参拝。この寺は、観光スポットにもなっているようで、沢山の参拝者で込み合っていた。お寺は、地元の有名な画家がデザインしたもので、まだ完成しておらず、建築中とのこと。 

 

2. 托鉢僧:4月のソンクラン(水かけ祭り)と新年の年2回、いろいろな仏像を積んだ山が町中を練り歩く。山車の後に、200人程の托鉢僧が、鉢を抱えており、パレードに来た人から、食べ物の托鉢を受けるわけだが、HARRYは、知人が準備した、お米と砂糖の包みを、鉢の中に納めた。 

 

3. 新年挨拶:知人は、1日、町中で花と果物を買い求め、実家でごJan2012_chiang_rai_272両親に捧げ、家族が居間に揃って、ご両親から新年の挨拶を。タイ語が理解できないものの、家族健康で楽しい生活をーーといったような内容ではないかと、想像した。 

 

暖かい国タイは、寒い日本のことを考えると、HARRYのような老体には、“優しい”環境である。チェンライは、タイ最北端の県ということで、バンコクやプラチンブリよりは、気温は低いが、快適なチェンライでのNEW YEARだった。(2012年1月8日記)