プラチンブリの風 第22章

2011年04月27日 | プラチンブリの風

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プラチンブリの風 第22章 マンゴー mango  By Harry H.

 タイは、フルーツ天国であることは、以前にも書いたが、今、HARRYがはまってい るのが、マンゴーだ。タイ人にも人気のある果物である。日本に居るときは、マンゴーを食べる機会はあまりなく、特に気になる果物ではなかった。 タイは熱帯とは言え、バナナ・スイカ・パイナップルのように、一年中出回っている果物もあれば、マンゴー・ドリアン・マンゴスティンのような季節性の果物もある。マンゴーは、2月下旬から、市場に出回り始める。果物は、多くがKG売りで、マンゴーは、出始めは、50-70BAHT(1BAHT≒2.7円)する。今は、30BAHTというところ。冷蔵庫で冷やして食べると、ジューシーで甘く、マンゴーという果物が、こんなに美味しい食べ物だったのか、と感じる。

 マンゴーのことをインターネットで調べてみると。

  • 原産地は、インドで、4000年前から栽培されている
  • 500以上の品種がある
  • 日本では、沖縄・宮崎・鹿児島・和歌山・熊本各県で生産されている
  • タイでは、60種類以上の品種が栽培されている。日本に輸入されているのは、ナムドクマイ種が、糖度ときめ細かい食感が好まれて、殆どがこの種である。“花の滴”と意味。メキシコ、フィリピンに次いで、3番目。

マンゴーを、毎日一つは、食べている。304マーケットで売っているのは、ナムFeb18_2011_014ドクマイ種が、殆どである。1KGだと、普通サイズだと2個,小ぶりなものだと3個買える。タイ人に聞くと、隣の県のチャセンサオでは、バンクラ・マンゴーという美味しいのがあるとか、今は主流ではなくなったが、オクロン(OKRONG)という品種があることも知り、これらも、既に味わったが、それぞれに美味しい。

4月のタイ正月(ソンクラン)の時、日本に一時帰国した。その際、マンゴーを数個買いこんで、機内に持ち込んだ。日本の税関の検閲所で、マンゴーを申請すると、税関職員は、“タイから、マンゴーは持ち込めません。没収・廃棄になります。”と。私は、検閲を受ければ、持ち込めるものとばかり思っていたのですが、同職員の説明だと、

  • マンゴーに寄生する害虫が、日本に入ってくることを防ぐため、持ち込みが出来ない。
  • バンコク空港で日本に持ち込めるマンゴーを売っている。これは、ちゃんと、事前に殺菌処理をしているもので、FOR JAPANと記載してある。
  • タイから日本に持ち込める果物は、パイナップル・ドリアンほか数種類に限られる。

残念!!美味しいマンゴーを、是非、日本の人に味あわせてあげたいと思っていたのに。でも、勉強になった。 もうすぐ、果物の王様・ドリアンと女王・マンゴスティンが、マーケットに出始める。

(2011年4月26日記)