プラチンブリの風 第19章 ホンダ LPGA タイランド By Harry H.
米女子ゴルフツアーの今季開幕戦であるHONDA THAILAND OPEN 2011は、2月17日~20日の4日間、PATTAYAのSIAM COUNTRY CLUB OLD COURSE(6469ヤード、パー72)で開催された。世界のトッププロ60名が参加。優勝賞金は、217500ドル≒1800万円。日本からは、ディフェンディング・チャンピオンの宮里 藍、宮里 美香と上田 桃子の三人が参戦。アメリカ勢は、P.CREAMER,M.WIE,J.INKSTER初め20名と、全体の3分の一を占める。やはり、層の厚さを感じる。次に多いのが、この数年、躍進著しい韓国勢で14名。昨年度の最優秀選手のI.K KIMも参戦。
タイ人の友人が、優待券を貰ったので、一緒に観戦に行かないとの誘い。ここPRACHINBURIからPATTAYAまでは、200KMくらいで、車で2時間半ほどで行ける。第二ラウンドの行われる18日(祝日)に観戦に行くことにした。現地に昼過ぎに到着。前半戦ということもあり、観戦者がまだ少ないのか、駐車場も空いている。先ずは、PATTING GREENに行ってみる。スタート前のP.CREAMERがパットを練習している。それから、一番ホールの観戦席に座って、最期の方の数組を見送る。それから、18番ホールに向かうと、丁度、宮里 藍があがってくるところ。バーディーでのあがりのようで、ギャラリーから拍手が。
暑いタイでの観戦は、涼しい木陰での定点観戦が基本。18番の木陰で、暫く、上がってくる選手を見た後、17番のグリーンに向かい、宮里 美香と上田 桃子の組を待つ。そこから、彼女達を18番の上がりまでフォローする。やはり、二人の日本人の組には、多くの日本人ギャラリーが付いている。彼女達が、30組中の24組目であり、その後の組の上がりを、18番グリーンで観戦。
第二ラウンドの結果は、首位は台湾のYANI TSENGで8アンダー、二位が韓国のI.K. KIMとアメリカのM.WIEが一打差の7アンダー。日本勢は、宮里 藍がイーブン・パーで25位 、宮里 美香が2アンダーで14位、上田 桃子が5アンダーで4位――と、ディフェンディング・チャンピオンの宮里 藍が出遅れた結果となった。
男子プロの試合とは、迫力は落ちるが、多くのプレイヤーのティー・ショットは、フェアー・ウエイをKEEPし、確実なゴルフが多い。また、雰囲気が和やかで、服装がカラフルだ。
第三ラウンドと第四ラウンドは、自分のアパートのテレビで観戦。三日目に首位にたった台湾のYANI TSENGが、四日目も7アンダーとスコアを伸ばし、15アンダーで優勝。 第二位で追いかけていた韓国のI.K. KIMは17番のPAR4で、グリーン周りのアプローチで大失敗して、痛恨の9をたたいてしまい、脱落。M.WIEが10アンダーで2位、P.CREAMERは8アンダーで5位。日本勢は、ただ一人アンダーパーだった宮里 美香が、2アンダーで13位、1オーバーの上田 桃子が18位、4オーバーの宮里 藍が29位という結果だった。(2011年2月21日記)