プラチンブリの風 第18章

2010年12月06日 | プラチンブリの風

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プラチンブリの風 第18章 ふたつの結婚式 By Harry H.

11月、二組の結婚式(披露宴)に参列した。二組とも社内結婚である。一つはタイ式で、もう一つはバンコクのホテルでの式である。

 

タイ式は、経理のOちゃん(女性)と現場のWさん。新婦の実家の家で執り行うのが習わしで、そこへ新郎が、お祝いの品物を持参して、新婦を嫁に貰うという次第であNov_07_078る。Oちゃんの実家は、プラチンブリ県の西隣のチャセンサオ県にあり、車で1時間くらいである。実家の隣の空き地に、テントを張り、椅子とテーブルが、ずらりと並べられ、ここが披露宴の会場となる。朝早くから、スピーカーから大音響で音楽を流し、お祝いムード。10時ころから家の中で、お坊さんたちの立ちあいの元、新郎新婦と親族が参加して、式がスタート。それが終わると、我々参列者も、中に入って、二人の手に聖水を注いでお祝い。11時半ころから、食事がふるまわれる。100人以上の参列者が、屋外のテーブルに席を取り、そこに親戚および近所のおばさん・おじさんであろうか、家の横の炊事場で、手際良く料理を作って、サーブする。大勢の人数なので、大変な作業だ。食事をしている中、新郎新婦が、各テーブルを回って、挨拶をしたり、記念写真を撮ったり、和気あいあいとした雰囲気だ。午後1時ころになると、三々五々と、皆、家路に帰って行く。

 

もう一つのホテルでの式は、私の居るTRAINING CENTERSマネージャーとNNov_07_079ん(女性)との結婚式。バンコク都内のAホテルで結婚式と披露宴。結婚式には、参列しなかったが、午前中式が執り行なわれ、披露宴は、午後6:30からスタート。ホテルの一番大きな宴会場に、丸テーブルが約60卓。1卓=10椅子の配置なので、600人が収容できる。ものすごい人数だ。Sさんに聞くと、両親の関係者が多かったとのこと。勿論、会社の上司や仲間も大勢。服装が、ちょっと日本とは違う。女性は、みな、着飾って来ているが、男性は、バラバラ。背広&ネクタイというものから、背広だけでNO NECKTIEもあり、Y-SHIRTの人、T-SHIRTにジーパンなんていう人もいる。サンダル履きの人も。服装に関しては、タイではかなり自由なようだ。何のアNov_07_080ナウンスもなく、午後7時ごろから料理がサーブされる。新郎新婦は、会場の入り口で、来客の人たちと、記念写真。そして、8時ころになり、やっと、司会者二人(会社の同僚)の紹介で、二人がが会場入り、宴会が正式にスタートする。二人のスライドをスクリーンに映し出し、経歴を披露するところは、日本と全く同じ。その後、おもむろに、二人がスポットライトを浴びて、会場に入場。ステージに上がり、来賓者代表に首輪を掛けてもらい、その後、両親の紹介があり、2-3人の祝辞が続く。そして、ケーキに入刀。午後9時に新郎新婦が、退場。8時に入場して、僅か1時間でお開きという、非常にSIMPLEな披露宴である。

 

この二つの異なった結婚式(披露宴)であったが、どこの国でも、このような祝事は、参列者が皆、幸せな気分になる。(2010年12月5日記)