C62形 C622号 (梅小路蒸気機関車館)
戦後GHQの機関車新規製造制限があったのでD62形の改造ということで、日立製作所などで49両製造された。幹線で特急列車「つばめ」などを牽引した日本最大の高速旅客用機関車で「シロクニ」という愛称で親しまれた。その後幹線が電化されて主要幹線での 活躍の場がなくなり、C63形の計画もあったが設計だけに止まった。この2号機は昭和23年日立製作所で製造され、小樽を最後に引退したが今は梅小路で動態保存されており、SLスチーム号を牽引している。除煙板につばめマークが特徴的だ。諸元は全長21.5m、全高3.98m、軸配置2C2(4-6-4)ハドソン、動輪直径1750mm、運転整備重量88.8t、炭水車重量56.3t、最大出力2163馬力、最高速度110km/h。写真右は梅小路で整備されている622号機。
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C621号機 (梅小路蒸気機関車館)
622号機と同様に梅小路蒸気機関車館に保存されているが、1号機は静態保存である。昭和23年に日立製作所で製造されて、広島を最後に引退している。
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C6226号機 (交通科学博物館)
昭和23年(1948)川崎車輌ではC62形は15両製造されたが、現在C62形で川崎車輌製はこのC6226号機のみが大阪の交通科学博物館で静態保存されている。
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