いかなご

子供の頃良く食べた好物に
「いかなご」があります。

親父の生まれ故郷、兵庫県の明石は、
タコや鯛、明石焼きで有名ですが、
いかなごも特産品です。

いかなごというと釘煮が有名ですが、
我が家では釘煮はあまり食べていませんでした。

で、お袋が「いかなごあるよ」と言うので、
おおっ！
（やっぱりこの時期には10数年は
　帰ってきてなかったようだ。
　いかなご嬉しぃ～！）
と、ちょいテンション上がったのですが
そこにあったのはコレ。



エッ？ちっちゃくネ？と思いましたが、
コレは、新子（地方によりコウナゴとも）呼ばれる
いかなごの稚魚でした。

でも、ウチはソレ（稚魚）じゃなくて、
コレ↓（成魚）だったでしょ？

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コレを網焼きにして醤油で食べる・・・
くぅ～、たまるか～！
って感じじゃなかったでしたっけ？？

実は、もうなかなか成魚は手に入らないのだとか。

乱獲のせいとのことでしたが、
ネットで調べてみるとこんな記事も見つけました。

「夏には砂に潜って夏眠を行うが、夏眠に適した粒度分布の海砂がコンクリートの骨材にも適していたため瀬戸内海のイカナゴ夏眠水域の海砂が建設資材として大量に採取され、瀬戸内海の多くの漁場が壊滅的被害を受けている。」

なんと愚かな・・・

人間の言うところの文明とか科学ってのは
破滅を目指すってことのような気さえしてしまいます。