苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年1月9日(日) 【吉野・百貝岳】 其の一

2011-01-14 | 大和・吉野・赤目エリア


1月9日、年明け最初の山歩きです。
我々は近鉄吉野線終着よしの駅の南にある、百貝岳(ひゃっかいだけ)へ行ったのでした。
百貝岳は大峰山脈に属する奈良県吉野郡黒滝村の山です。

JR天王寺から近鉄に乗り換え、4番線より6時50分発の電車に乗り吉野へ。
何組かの登山客を見かけましたが、そのほとんどが途中の下市口という駅で下車していました。
ここからみたらい渓谷や洞川へと向かうのでしょう。












8時23分 よしの駅

山と山の間、ずんどまりにある駅だなあとその広々としたホームに立って感じます。
そして寒いです。
山間部で日陰が多いせいでしょうか、暮れの大雪の名残がそこかしこに残っています。















広くて終着駅の雰囲気をただよわせたよしの駅を後にし、
道路を南へと歩きます。

駅の前のターミナルには、お土産物屋さんが軒を連ねていますが、まだ開いてはいませんでした。





















ターミナル広場から道路へ、右折し、吉野温泉方面へ。





























分岐

マンションが見えて、その横の分岐を右へと折れ進んでいくと、
山林関係者の方々でしょうか、たき火で暖をとっている集団と遭遇しました。

「ここから先は難しいよ。雪のせいで木が倒れているし、雪が深いところもあるよー」

「たぶん大丈夫だと思います。アイゼンもありますから・・」

「電線の復旧工事してるから気をつけてな」

「ありがとうございます」

などと会話し、先へと進みます。










吉野温泉への分岐






















確かに沢山の木が倒れています。

















分岐を右へ。


















電力会社の人たちが頑張って復旧作業をしていました。
道がせまいため、作業を中止し我々を通すようしてくれました。まことに申し訳ない。



















恐ろしい被害状況です。
この寒い地域で、電気が止まっているんじゃないかと心配してしまいます。
(帰りもこの道を通ったのですが、すでに復旧されていて「日本って凄い」と思いました)
























8時53分 吉野温泉























この辺りの道路は、チョロチョロと水が流れているところがあります。
そういったところは凍結していて危なっかしいです。




















9時08分

T字路に突き当たり、階段を上ります。
































9時15分 如意輪寺














山門をくぐり、お寺の中へと入ります。

塔尾山椿花院如意輪寺(とおのざんちんかいんにょいりんじ)です。
浄土宗のお寺で、楠木正行(正成の長男)が、四條畷の戦に際し、最後の戦いとの覚悟の上、
本堂(如意輪堂)に詣で、正面の扉に鏃(矢の先)で辞世の句を刻んだという歴史があるそうです。














本堂の右脇を抜け、裏からまた道路へと出ました。


























長くなりますが、この辺りからようやく山道らしくなってきます。
ところどころに残っている雪の量も、駅周辺とはだいぶ違ってきています。























如意輪寺の裏の坂を上ると、道路にでます。
道路を渡り、石畳の参道風の道を進みます。























途中、吉野温泉が遠望できます。






















水分神社(みくまりじんじゃ)方面を目指して進みます。
























わりと雪の深い道です。
まさかこれほど積雪があると思っていなかった我々、驚きとともに、新鮮な体験をさせてもらっています。
なにせ、大阪市内ではたまに降る雪を見ることは出来ても、積もる雪は住みはじめて10年来ありません。
それどころか、小学生の頃くらいから、積雪の中を歩くなんてことは久しぶりではなかったでしょうか。


実は先日、6本爪のアイゼンを購入し、今回の山歩きには持ってきています。
でも、それを使うのは帰りのことになりました。
雪がこれだけ積もると、アイゼンを使わなくても歩けるものなんですね。




















9時45分 稚児松地蔵堂













稚児松地蔵のわりと大きなお堂に到着しました。










地蔵堂の分岐を水分神社方向(右)へと進みます。

























9時52分 日拝地蔵堂分岐


























雪山です。
積雪に大興奮してしまいます。

でも、降雪量の多い地方の方々はこんなどころではない環境で日常生活を行っているんですよね。
凄すぎだなあと感心します。




























途中、山の斜面に墓地があります。
雪景色の中、遠くに見える山々の景色はとても素晴らしいです。






















10時02分 舗装路

墓地を過ぎて、少し上っていくと舗装路に出ました。
舗装路を左に折れて進みます。




















































10時06分 水分神社(みくまりじんじゃ)

水分神社に到着しました。



雪の吉野、桜の季節とは違った山歩きが楽しめます。
それでは続きはまた次回【其の二】で。まったね~。


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