苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年8月1日 【剣山(徳島県)】其の一

2010-08-23 | 四国エリア
お久しぶりです。
みなさん、この殺人的猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?
ボクはこの夏は甲子園一色でした。
興南高校はついに沖縄の地に、真紅の優勝旗を持ってかえることとなりました。
おめでとうございます。

さて、8月1日(ずいぶん前ですが)に行った四国の剣山のレポートです。


徳島県 剣山
【其の一】
【其の二】
【其の三】
【其の四 完】







徳島県つるぎ町(旧:貞光町)、
国道192号線から「道の駅貞光ゆうゆう館」近くの国道438号線へと進み、
ほんの40キロほど、車で1時間くらいの登山口「見ノ越」を目指します。














とにかく山の中の道路をひたすら走ります。
道路の横には貞光川が流れていて、とても清々しい気分です。






































そしてしばらくぼけぇ~っと走っていると・・・




カモシカ発見っ!!

走行中、ふと谷川の方を見ると、なにやら灰色の動物がいます!
「犬ではない!!」「ではなんだ!?」

車から降りて確認したところ、カモシカであることが判明しました。
近くにいた地元のご老人も「鹿はよく見るけれど、カモシカは初めて見たな」とおっしゃっていました。

四国には1500頭ほど生息しているようなのですが、一般的でないのは確かなようです。
なにせ国の特別天然記念物ですから。
ちなみにツキノワグマは四国でほぼ絶滅、15~20頭くらいと言われています。
(ツキノワグマ、この頭数では絶滅と言ってもいいみたいです。自然に増えることはもはやありません)


カモシカは我々の存在に気付いているのか、気付かないのか、
後ろ髪を引かれつつ、出発しました。

そして、つづら折りの剣山ドライブウェイをひた走ります。







貞光町の国道438号線入り口から約36キロ、剣山スキー場です。
見ノ越へはあと少しです。








6時55分 県民の森

夫婦池や「ラ・フォーレつるぎ山」が近くにある地点でトイレ休憩をとりました。
あまり奇麗なトイレではありません。














7時11分 見ノ越

ようやく、ようやく登山口へ到着しました。
お土産物屋さんを何件か通過した先に大きな駐車場があります。
2階建てになっているので、1階の日陰を選んで車を止めました。

長かったです。でも、田舎での移動ってこんなものです。
都会だとこの半分の距離で倍以上の時間がかかるんじゃないでしょうか。

このへんで標高は1400m、剣山山頂まで残り555m。そう思うと移動は楽なものです。







ルートマップ(高原地図より)














見ノ越からリフトに乗り西島駅まで、という簡単コースも選べますが、
我々は見ノ越から歩きはじめます。

わりと観光地のようで、駐車場もしっかりしており、お土産物屋さんなんかもちらほらあります。












駐車場に車をとめて(無料)、道路を50mほど引き返したところに登山口となる階段があります。
この階段を上ると剣神社です。













剣神社











さてさてさて、ようやく山歩きの開始です。


















ここまで来ると空気も一段と美味しく感じるし、景色も味わいがあります。
あいにくの曇りなのですけれど。













7時32分 リフト下

リフトの下をくぐります。













道はなだらかで歩きやすく、ブナの木などが見事です。











7時45分 祖谷川源流の水

























ヒキガエル発見!!
子供の頃はどうだったかしりませんが、
大人になってからまともには初めて見ました。
ゴツゴツした感じで存在感があります。










うめ子の手くらいのサイズです。




























7時54分 枯れた大木
















見ノ越からリフトに乗ったら西島駅まで行けるのですが、そこまで630mの道標。












わりと大きな岩がゴロゴロとした道。
磨くと光りそうな、黒曜石みたいな岩が多いです。













8時07分 太鼓潜りの大岩














あまりこういう高い山には来ないので結構感動します。
だいぶ植生も違いますよね。この辺まで来てようやくシラビソ(シラベ)が見られるんですね~。














大岩から岩の階段を登ってきてようやく開けた場所へ。
霧が山肌を上へと駆け上がっています。
見上げると西島駅が見えるあたりの場所でテントが張られていました。家族キャンプでしょうか。

周辺はガスってるってやつでしょうか。マイナスイオンいっぱいで最高の気分です。
良い景色が見えることも重要ですが、ガスの中も気持ち良くて大好きです。















ワクワクします。















上に見えているのがリフトの西島駅です。




































西島駅

時間を確認するのを忘れていました。たぶん8時15分頃に到着したと思われます。
リフトに乗って登ってきた団体などがワラワラとしていてそそくさと通過しました。
トイレがあります。



















西島駅からは剣山山頂を西へと迂回するルートをとり、
剣山から南西に位置する次郎笈(じろうぎゅう)を目指します。
次郎笈はその山容や展望の良さから、へたをすると剣山よりも人気のある山です。
剣山は別名が「太郎笈」とよばれていて、それに因んでこの名前が付いたようです。
次郎笈は1930.01m。太郎笈(剣山)は1955m。


















大剣神社を経て剣山山頂へと向かうルート(鳥居のある方)と、ボクらの歩くルートの分岐。
西島駅リフト降り場近くにもう一本山頂へと続くルートがあります。




それでは【其の二】へと続くわけで、まったねー。


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