とてもとても

不思議な気分です。

明日の朝、俺はまたアメリカに行きます。

父さんからはっきり言われました。「今回が生きてるじいちゃんに会える最後の機会になる」と。

あと24時間もありません。

なのに、どこか落ち着いています。でもただ落ち着いているんじゃありません。妙に、不思議な感じで落ち着いています。

ただたまにやはり、なにかやり残したことはないだろうか。とも思います。

恐怖心もないことはありません。

今日は晴れです。予報はまた大幅にはずれ、すっきりとした晴天です。入道雲も見えます。蝉の声も聞こえます。昨日まではあんなにうるさかった向かいの家の工事の音も全く聞こえません。


なにか、世界がとまったような。

いや、台風の目に入ったような感覚です。

混沌と混沌の、激動と激動の中間の恐いぐらいの「静」の空間。

今日はとても暑い。

交錯

しています。

色んな感情が。

現実、生きる、死ぬ、時期、気力、夢。

色んな言葉が頭の中を駆け抜け、どこかへ飛んで行ったかと思うと、またポツリと姿を現す。


さっき父さんがじいちゃんの背中をさすっている時に、涙目になっていた。その時俺はどうするべきだったんだろう。

できればずっと一宮にいたいな。ダメかな。もっと強くならなきゃな。けど、やっぱり、俺、弱い。

ほんとに、この場所に、この一宮に生まれてよかった。こんなにいい友達に囲まれて。毎晩、誰かと会い、そこで元気をもらう。感謝してます。

一体何ができるのだろうか。

昨日の晩に日本に帰ってきた。NWは本当に一生乗りたくない。

家に帰ってきたときにはじいちゃんはもう寝てしまっていた。

俺は晩御飯を家で食べて、中学時代の友達に会う。時差ボケで途中かなり眠気のピークがきたけど、楽しい時間をありがとう。

家に帰ったのは２時過ぎだったと思う。でも逆に時差ぼけで寝れない。結局昨日は１時間も寝てないのかな。

今朝じいちゃんにあった。

顔が黄色っぽくなっていた。

医者に一ヶ月と言われたらしい。

つらい。

今日じいちゃんを車椅子に乗せてトイレまで行くとき、正直泣きそうになった。

けど俺がここで涙を見せることは、本人が一番つらいだろう。

ぐっとこらえる。

ただそれ以上につらいのが、父さんの顔だ。じいちゃんの前では元気に振舞っているが、一人の時、今まで見たこともない表情をしていた。

俺は今、一体何ができるのだろうか。

東、女性、音楽

今日は６時に起きて、１０時からはじまるファイナルにむけてまぁ勉強しておるわけです。

さっきごみを捨てに外に出たら、どうやら夜雨が降っていたらしく、水溜りができていました。

俺は雨、雪が大好きです。雨が降った後に漂うあの香りがとても好きです。

サンディエゴはあんま雨降らないので、余計に嬉しかったりします。

この雨振った直後の匂い。

雨上がりのカラっとした空の下に広がる匂いじゃない。

雨は止んだけど、まだ空は曇っていて、いつまた降り出すかわからない空模様の下に残る雨の足跡のような匂い。

これが好き。

けどこの匂い、どうしてもペンシルベニアを思い出す。

最近ＰＡ時代の写真を家の壁に飾っています。

ただそのせいもあって、また東海岸シックにもなってしまっています。

やっぱり戻りたいなって。。。

最近カリフォルニアも悪くないな、って思ってた自分がいたんだけど、写真飾ってそれを眺めていると、カリフォルニアを好きになってきたんじゃなくて、東海岸のことをだんだん忘れてきてしまっているのかなんて思ってしまいます。

語弊を恐れずに言うなら、別の次元で物事を見ていたような気がする。

上ばかり見ていた。

見せられていた。

というか、アメリカに住んでいたと思う。

今は、あまり、アメリカに住んでいる、実感が、ない。


本当はいますごくテスト勉強しなきゃいけないんだけど、さっきからずっとyoutubeで椎名林檎を聞いていた。

椎名林檎という人は本当にすごい人だと思う。必死で生きているオーラが生み出す、すべて見透かされているような感覚。

俺は基本的に芸術の世界で女の人の作品をいいと思うことは少ない。やっぱ絵とかでもいいなって思うのは男の人のものばかりだし、音楽もやっぱ絶対的に好きな曲は男のものが多い。

ただゼロではない。日本に限って言うと、

椎名林檎
EGO-WRAPPIN
orange pekoe

はとても好きだ。まぁ椎名林檎は群を抜いているわけだが。
女性アーティストは男が持っていない魅力をもっている。温水で濡らしたガーゼのようなしっとりさとでも言おうか。

少しでも長くこの曇り空が続いて欲しい。


明後日、帰国します。

ごくたまに

基本的にはほとんどないんだけど、たまに、ごくごくたまーに、人付き合いがめんどくさくなります。

人間関係でイライラしたり、不機嫌になったりというのがとても嫌です。

もっとドライに考えられるとどんだけ楽なんだろうかと思います。

俺はそんな性格じゃないし、すぐ入魂してしまうからドライに考えることは俺にとっては無理だけど、もし性格から完全に変わり、ドライに考えれたらなぁと思うことがります。

一喜一憂せず、様々なことを流せている人を羨ましく思うことさえあります。




昨日サッカーの試合で相手のメキシコ人に思いっきり足を削られました。はじまって５分ですぐベンチに送られてしまいました。前の試合も、前半で靭帯を痛めてピッチから退き。最近全然まともに試合できてない。うずうずする。

今日一日はびこひいて歩きます。

帰ります。

来週の金曜日、日本に帰ります。

あまりいい理由ではないです。

じいちゃんの体調があまりよくないらしいです。

そしてついに昨日救急車で病院に運ばれたみたいです。

朝起きたらそんなメールが母さんから入っていました。

その時の自分の反応はびっくりするほど冷静でした。いやその冷静さは事実を正面から受け止め、自分で理解し、納得した後に得られる本当の冷静さではなく、ただ単純にその事実に現実味を持てず、いまいちその事態の深刻さを理解しきれていない、言ってみれば冷静というよりは、平然といった言葉の方が表現する言葉としては正しいのかもしれない。


たださっき母さんと電話して少し現実感が増してきてしまった。その時母さんは病院で先生から話を聞いてきた直後だった。

俺の母さんはいい意味でも、また悪い意味でも、とても感情が外に出やすいタイプである。それは俺にも存分に受け継がれているわけだが。

その母さんの俺に気を使った言葉は、受話器というフィルターを通したとしても、その裏にある本当の深刻さを、必要以上に俺の耳に伝える。２３年間もその人の息子をやっているわけだから、「無理をしている」という気持ちは手にとるようにわかる。そのことがまたさらに俺に現実感を与える。

留学する以上、親族の今際の際に立ち会えないことは覚悟していたが、ただ現実にそれが起こるなんてことを想像すらできない状況でした覚悟など、今のこの状況において、何の役割も果たさない。あんなちっぽけな覚悟など、ないようなものだ。小さいから自分の中で言語化し、具現化を図っていたのだろう。あたかもその覚悟が本当だったかの様に。

普段は全く気にならないことも、異常に気になってしまう。向かいに住んでいる人が発する騒音も、普段の１００倍俺を苛立たせる。「ちょっと今だけ黙っとけ！！」と町全体に言ってしまいそうだ。

煌びやかな世界というのは、自分が落ち着きたいときには必要以上にうるさく感じる。

来週の土曜に日本につく。それまで、絶対がんばれ、じいちゃん。

ひと段落

やっと落ち着きました。
ここ二週間はサンディエゴに来て以来、一番忙しかった気がする。

超×８　忙しかった。

ただ楽しかったけど。

哲学のファイナルがあり、帰国する人のお別れ会があり、サッカーの練習があり、サッカーの試合があり、マーケティングのテストがあり。

そしてなんといってもお久しぶりのＤＪ。

かなり急ピッチで立ち上げたイベントがやっと終わりました。

いやぁー成功だった。うん、かなり。

超楽しかった。

人前でＤＪやるのはかなり久しぶりだけど、かなり楽しめた。やはりＤＪは自分が楽しめるのが必須の条件だ。

自分の流す曲に合わせてダンサーがブレイクダンスをする。これほど気持ちいいのはない。
けっこう耳が肥えた人が多くて、だから俺も自分の一番好きな曲を流すことができた。

前日サッカーの試合でまさかの突き指をして、どうなることかと思ったけど、なんとか大丈夫だった。

ＤＪは結局二人しかいなかった。もう一人のアメリカ人はプロで、普段はお金もらってまわしている奴だ。ただ俺も負けてはいねー。つーか負けたくねー。悔しいがむこうの方が技術は勝っていた。選曲の幅も広い。ただ俺は選曲のセンスでは負けたと思っていない。
ＤＪをやっているときに何人かに連絡先を聞かれた。「今度俺のイベントでも回してくれ」って。
American Dreamを少し感じた。

さて今から授業だ。音楽の話は尽きないので、また今度書こう。

Peace y'all.

暑い

最近「超」が数個つくぐらい多忙だ。ここ最近では一番多忙だ。
サッカー、勉強、音楽の三つが止め処なく俺の予定を埋めていく。さらに最近日本に帰国してしまう友達が多く、お別れ会みたいなのも多い。


なんかここ数日急に暑くなった。

７月生まれのくせに、俺は夏はあんま好きじゃない。なんつーか、こう、深く考える時間が持てないんだよね。

やっぱり断然冬のほうが好き。真冬に、寒い寒い外から雪降る中帰って来て、すんげー温かくて、あま～いミルクコーヒーを飲んでるときが至福の瞬間だ。

それに冬は着込めば暖かいし、布団なんてむしろ最高に気持ちいい。

夏と冬どっちが好きかと聞いて、夏と即断で答える女性とは絶対に付き合うことはない。これは本当に。絶対価値観あうはずないから。

さて木曜日に哲学のファイナルです。マーケティングのほうはけっこう調子いい。

だけど、昼間は暑すぎて全くやる気がおきない。夏バテっすわ。

そんな感じのサンディエゴ。