FIELD REPORT SECOND

フイールドレポートの内容を変更、ブログ形式にしました。

実は好きな子たち。

2020年11月29日 | ダイビングレポート

つ・づ・き・のお時間。

ファインダーに飛び込んでくるなんだか見たことある姿だが、とりあえずドリーを一撮影。

目を離してから確認。

するとそこには、これも大好きなメガネゴンベが居た。

この魚潮通しの良い場所には普通に居ると思うが、よく見るのはサメノヒレと言うちょっと沖のポイント。

小さいのにテーブルサンゴの上に乗っかって威張っているような姿が好きだ。

だがのポイントのサンゴは大きい、接近して警戒され逃げられるともはやどこへ行ったのやら・・・、となる。

近くでゆっくりとはなかなかいかない。

それ程サンゴが大きくないこの場所、よく見える。

さらになんと2匹目が。

なるほどファインダーのなかの狭い画角にも、チラチラ入ってきたのはこのせいか?

うれしさ倍返し・・・じゃない、倍増である。

2匹同時には無理かなあ?と思ったら、ペアなのか、テリトリー警戒なのか頻繁に接近しては離れるという行動を繰り返していた。

よし、チャーーーンス!!

2匹同時に、なんて初めてだ。

最後にもひとつ実はひそかに好きな魚を紹介。

別に珍しくも無くたぶん人気も無いのだろうが、体側の青い線が非常に綺麗だと思っているのがこの子。

ミナミギンポだ。

< 赤バック、ミナミギンポ >

見る角度によってキラキラと色を変えるこの青ライン、目立つ。

他の魚の体をパクパクするので、水中をヒラヒラと泳ぎまわっているところも自らをアピールするようで面白いと思うのだが。

< 青バック ミナミギンポ >

ただここの魚もなかなか絵になるような写真は撮れなくて残念。

接近しても逃げない印象なのだが微妙に良い距離を保ってくれるし、変な方向を向いてくれるので困る。

まあ、今度(いつ??)じっくり撮ってみても良いかな、と思う。

さあ、1日分をだいぶ引っ張ってしまったが、たのしい最後1日でした。

終わりよければ・・・・。


え~~と??ドリーは何?!

2020年11月24日 | ダイビングレポート

いいもの見れたし深場にながいは無用と緊急離脱。

本根の魚達を眺めながら浅場のアンカーへ戻ります。

アンカー付近へ到着してウロウロ。

しばらくすると再びお呼びがかかり、高くそびえたった根の上へ。

念のための減圧も兼ねてトップで遊ぼうということだろうと思っていたら頃合のテーブルサンゴでビシッと指差し合図。

「あれっ?何??」

見るとサンゴの間を元気よく泳ぎまくる青い魚。

「おおっ、こ、これは・・・・。」

??なんだっけむむ!!・・・・・おじいちゃんか。

ドリーだよな??

え~~~と、そう、ナンヨウハギだ。(思い出すのに一苦労・・www)

枝の間をものすごい勢いで移動するので全身が見えているのはほんのわずかな時間しかない。

マクロ、リハビリ中にはなかなかこくな相手だった。

こんな感じで隠れていてもすぐに移動。

体の青い色は角度によって微妙に色合いが変わりとても綺麗だ。

影に入っている部分なのだろうか?

なんか変な色も浮かぶ。

さほど大きなサンゴでもない中を縦横無尽に動き回るので他の魚とのニアミスも多い。

ミナゴンも迷惑そうだ。

そんなニアミスやろうを、追っかけていたらファインダーに飛び込んできた、次なる魚とは!!

つづく。


続くよ、変な魚?

2020年11月23日 | ダイビングレポート

2本目で水深もそこそこあるのでそろそろ移動を、と振り返るとこっちへ来いと呼んでいる。

付いて行ってみるとそこは私のお気に入りの場所。(長く潜っているとあちこちにお気に入りが出来るのだ。)

岩と岩の間にあるカラマツを指差すオーナー。

そこに居たのは・・・・、おおっ、クダゴンベ。

そもそもニシキフウライの居た場所に出現することが多いので意外でした。

ちょっと狭い所の底付近に居たので側面を撮ろうとすると、近づかざるを得ない状況だ。

とりあえず上からでも一枚パシャッとな、

網あみ模様。

こいつも変な奴ではある。

そして接近を試みる。

私にとっては警戒心の強い印象がある魚なので、どうかな~っと慎重に寄ってみたがこの子はなんだかフレンドリーでした。

目だけ動かしてチラチラ見るだけで気にしてない。

そうだ、最近マクロから遠ざかっていたので忘れていたがカメラハウジング越しに隠れる形で接近できるのでその効果があるのだった。

鳥を相手にすることのほうが多いので忘れていたようだ。

(鳥と魚はこんな点でも対極だと思うのだ、レンズだけ見ても判るようにかたやマクロ、かたや超望遠。

極端に言えば、最初から嫌われていることを前提の相手と同じ水中に居る者はなんだかわからないけど仲間的な相手といった感じ。)

だからこの距離でOKでした。

クダゴンベもかわいいっ!!

このあたりで22mくらいなので、いるのがわかっていればじっくり観察できる、お勧め!

一歩も動かず、なので上出来、いじめないようにね。


フウライ、フラフラ。

2020年11月21日 | ダイビングレポート

今年最終ダイブとなる2本目は住崎の浅い方のアンカー。

やっぱり串本で潜るのに欠かせないのは”住崎”か”アンドの鼻”だね。

遠出するより岬方面の老舗ポイントが安心感があり気楽なのだ。

とりあえず深場へ移動して、もう一度ハゼでも探すかな?いやヤギさんに付くガラスさんでもいいかな?と思っていたらいきなり超久し振りな気がするニシキフエウライウオ登場。

定番にペアを組む姿に興奮しきり。

底に直立するとちょうど目の前に来るという絶好の位置である。

何度見ても変わった姿の魚だが理にかなっているシーン。

見事な擬ィー、の態である。

この子達も自分の姿をよく認識しているらしく、近づいていくとさりげなく背中側をこちら利に向ける。

移動中も背中か、お腹のこちらに対して薄く見える方を意識して擬態効果を高めているようだ。

そもそもカラマツの擬態効果が無くても背中からでは知らなければ何なのかわからないだろう。

えらいもんだ。

横からの姿のあらましはこう。

こちら雄。

おなかがめっちゃスッキリの体型、むしろくちばし?(吻ですね。)の方が太いくらいの変な奴。

そして雌がこちら体型も大きければ各鰭もゴージャスで美しい。

特に卵のあるお腹辺りはぴかぴかで綺麗。

ぜひ直に見ることをお勧めするよ。

特筆すべきはいつもペアで見かける仲の良い姿。

こちら。

だったのだが・・・。

この後さりげないスピードでどんどん近隣のウミカラマツへと一人で逃亡を図る雌。

やはり薄情なのは雌なのか?

いや、一人残って敵をひきつけようとがんばっている雄の作戦なのか?

とにかくもうやめてくれとその場を後にすることに・・・・。

まあ、本当は彼ら、離れてもすぐに合流できるすべを持っているはずなので気にすることはないはずですが。

と第一村人の紹介でした。


もう終了シーズンに・・・。

2020年11月20日 | ダイビングレポート

結局、更新も無いままシーズンが終了。

今年は串本へ4回行きました。

そもそも回数的にも少ないですが、事情により連泊できなくなったので行く回数イコール日数なので4日しか潜っていません。

さらに相変わらずのカメラ不調により前半はカメラなし後半からワイド機材をあきらめ、マクロ機材に切り替えを余儀なくされた。

しかし、最終日11/15日は楽しい日になったのでご報告。

1本目はグラスワールド。

久々のマクロと言うことで定番の共生ハゼで肩ならしを、と思ったらやっぱマクロは楽し~~~い!

いまや普通に居るクビアカハゼの美しさが断然際立っている。

レモンエビとのやり取りも手に取るようにわかる距離で見られます。

出るな!!と言うハゼに対して、退きやがれ!!と出てくるエビ・・・・。

いったい仲がいいのやら悪いのやら?

エビとの位置にこだわっていたら、これだけで時間が足りない感覚・・・・ひさしぶり。

次にクマドリカエルアンコウを見せてもらった。

根の中腹に取り付くこの子は非常に撮りにくい。

障害物の陰にはまっているので真下からが一番いい場所なのだが排気を浴びせてしまうので、他にいい位置が無いかあれこれ探しながらの撮影。

相変わらず紅白の縁起よさ。

この間もエスカをピロピロしているのでカラマツに付いている魚を狙っていたのかな。

邪魔してすまぬ。

撮影中は息を止めざるを得ない状況の為何度か接近したり離れたりをしていたら、やっと少し位置が変わりました。

ちょっとマシに横からも。

ちょっと綺麗な感じの一本目でした。

まだまだ水温も暖かく、気温も前回より良くて楽勝な日になりよかったです。