上原まりつれづれ日記

琵琶奏者上原まりの日々の出来事や講演レポートなどをお送りします。

万葉の夕べ

2007年10月15日 | つれづれ日記
10月2日に、大伴家持が赴任した地である富山県高岡市で行われた「越中高岡万葉の夕べ」で、初めて琵琶で語る万葉歌を披露しました。
かねてから万葉集は憧れの古典のひとつ、いつかはじっくり学びたいと思いつつ、なかなかそのチャンスがなかったのです。
このたび、万葉学者で奈良県立万葉文化館館長の中西進先生とのご縁をいただき、初めて万葉集に曲をつけ、琵琶で語るという機会に恵まれました。
先生のアドバイスで選んだ大伴家持、柿本人麻呂、山部赤人の3首を、何度も何度も読み返し(もちろん!中西先生の訳とともに)、私なりにイメージをふくらませていきました。
思っていた以上に大変なことでしたが、それだけに万葉集に対する思いがいちだんと深くなった気がいたします。
今回は衣装もオリジナルデザインで、とても好評でした。
中西先生、奥様、お招きくださった高岡市長さまはじめ関係者のみなさま、そして、当日ご来場くださったみなさま方、本当にありがとうございました。