自動運転のCM

　最近、6:30に家を出て、22:00～24:00に帰宅する日が続く。

　車で2時間30分かけて通勤する。東京でも通勤時間は長かったけど、電車やバスで移動してたのでそれほど苦痛じゃなかった。

　車の運転中は睡眠もスマホはもちろん、クシャミもままならず運転に集中し続ける。

　運転の時だけじゃない。翌朝の運転に支障が出るとまずいので、最近は週末しかお酒を飲んでいない。できるかぎり睡眠を確保するために、帰宅したらシャワーだけ浴びて夕食もそこそこに布団に入る。

　今流行りの自動運転。本当に欲しい人は公共交通機関が衰退した地方の人なんじゃないかな。

　「やりたいことやっちゃう人生のほうが間違いなく面白い」とか「やっちゃえ」とかそんな格好いいCMとはかけ離れた現実が、やりたいことを何もかも我慢する現実が、朝の渋滞の数だけある。

岐路

　大河ドラマ「真田丸」に長野県の小諸が映った。22,3歳の頃、東京に住んでいた僕は中央本線と小海線を乗り継いでぶらりと小諸を訪れたことがある。

　なぜ小諸へ向かったのかはよく分からない。小諸に嫁いだ女性を慕って行ったんじゃないかと勘ぐる人もいた。たしかに僕はその女性と仲が良かったけれど恋愛感情はなかった。そこ頃、別の女性が好きだったと思う。ただそこで聞いた小諸という地名がきっかけだったのは事実だろう。

　2時間くらいで着くと思っていたけど、意外と長旅で、小諸に着いた時は少し夕方の雰囲気があった。帰りの電車の時刻を確認して、駅前を散策していると、同い年くらいの女性二人組から声をかけられた。ナンパだった。少し話した後、宿がないことを説明して帰った。


　中学の頃によく部屋に遊びに来ていた幼馴染、帰り道に告白してきた同級生、二人で夏祭りにいった元同級生、同じ部活の後輩、入院した病院の看護婦さん、企業実習中に出会った東京の子。20歳前に出会い、ひょっとしたら結婚していたかもしれない女の子たち。

　妻と子に出会えて幸せな毎日だけど、彼女たちと結婚していたらどんな人生だったのかな、と思うことがたまにある。

プログラマ

　この歳になってもプログラムを書いている。

　童顔だし言動が子供っぽいから誰からも言われないけれど、年齢を重ねると管理職や上流工程へシフトしてプログラムを書かなくなる人が多い中、すこし特異だと思う。

　ぼくも10年くらい前に一度はプログラムを書かない職位になった。でもエクセルで進捗とお金を管理する仕事は僕に向かない。若い人の相談相手というのも性に合わなかった。
　前の会社を辞めた理由の一つだ。他にもあるけれど。

　生涯現役とかそういう格好いい話じゃない。問題を解いて喜んでいる子供みたいなものなんだ。

　ジグソーパズル、頭の体操、将棋、百科事典、プラモデル作り、バイクいじり。それらに熱中した子供の頃から僕はちっとも変わってない。

医食同源と体育

　偶然か必然か、病院では高齢者と同室になることが多い。今回の入院でもそうだった。

　口数の少ない僕が彼らと言葉を交わすことはあまりない。それでも彼らが誰かと話してる内容は自然と耳に入る。

　そして気づいたこと。あくまで傾向だけど、偏食しない人、動くことを心がける人は症状を軽くして早めに退院していくように思う。

　僕も食べ物に好き嫌いはある。でも嫌いなものでも薬だと思って食べるし、栄養が偏らないように工夫する。
　忙しい時や、暑かったり寒かったりすると運動するのが億劫になるけど、できる範囲で体を動かす。

　基本的に人間の体を作るのは口から入った食べ物だ。食べたものを体が消化・吸収していろんな細胞に作り変える。
　運動すれば、多くの栄養が筋肉を作るために使われ、脂肪は蓄えるべきところに蓄えられるようになる。

　僕は「医食同源」と「体育」という言葉が好きだ。とくに「体育」という字面は、技の巧拙を競うのではなく、体を動かすことにより身体を育むんで欲しいという、僕ら夫婦が息子に話してきた内容と同じだ。

　そんなに窮屈に考える必要はないけど、少し心がけるだけでかなり病気を予防できると思う。

古いMacでOS X El Capitanを(少し)快適に使う

　僕のMacはもう5,6年前のモデルだから、最新のOS Xへアップデートするたびに動作が重くなる。僕はさして我慢強くないし、重い原因は僕が必要としない機能であることが多いので、設定を少しいじって対応している。

　今のOS X El Capitan(10.11.3)へのアップデートした時もそうだった。その内容をまとめておこうと思う。


1. Safariをタブ毎にプロセスを起動しない設定にして使用メモリを削減する。

　(1) ターミナル(端末エミュレータ)を起動し、shell上で次のコマンドを実行する。
　　　　defaults write com.apple.Safari IncludeInternalDebugMenu 1

　(2) Safariを再起動すると、メニューバーに「Debug」というメニューが表示されるようになる。

　(3) メニューから「Debug→Disable Per-Tab Processes」を選択する。

　これでSafariの使用メモリを大幅に減らせる。
　メニューバーの「Debug」メニューを非表示に戻したい場合は、ターミナルから次のコマンドを実行して、Safariを再起動すればよい。
　　　　defaults write com.apple.Safari IncludeInternalDebugMenu 0


2. 日本語変換で賢いことをしない設定にしてCPUの負荷を軽くする。

　(1) メニューバーの右上の【A】または【あ】または【ア】と表示されている部分をクリックするとメニューが表示される。そこから「"日本語"環境設定を開く...」を選択すると、入力ソース設定ダイアログが表示される。

　(2) ライブ変換、推測候補表示、などの重そうなオプションのチェックを外す。



　この程度しかやってないけど、Webブラウジングするには十分な体感速度に向上した。

　他にもっとよい設定をこ存じの方はぜひ教えて欲しい。