江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

18)江利チエミ その言葉 (カウント・ベイシーとの共演)

2005年05月15日 | 江利チエミ(初期記事・本編)

神経質で気を遣い屋さんで...
その反面「ぽろっと」ストレートな発言もあったオチャメさんでもあったようです。

カウントベイシー楽団の日本サヨナラ公演「新宿/厚生年金ホール」のリハの話...

チエミさん>ツカさ---ん(原信夫さん/本名がツカハラさんなのでその取ってしまったツカ...がニックネーム)なんでだろう??ベイシーの伴奏で歌うと「伴奏がうるさくないのよ!」
原さん>・・・そりゃ---腕が違うんだろう!
 ...こんなこと言って原さんにムッとされちゃったことがあったワ...と後年の番組で述懐していました。

原さんとチエミさんは切っても切れない縁、互いを信頼しあっていたからこそ(?)の会話でしょうか?
日本屈指のジャズビッグバンドの殿堂中の殿堂のシャープにこんなことを云えたのは、江利チエミさんだけだったのではないでしょうか?

※ベイシーとの共演のLPはチエミさんの亡くなった後に発売されました。
チエミメモリアルシリーズCD「ジャズをうたう」にも収録されましたが、音楽の部分だけでCDは前後が割愛されています。LPでは...一曲目の伴奏が終わる。ゴ----っと拍手。おそらくマイクに向かってではなく後ろを向いてベイシーと楽団に「サンキューベリマッチ!」と声をかけます。(明るいキュートな声で...)そして2曲目「キャリオカ」が終了... 「うぃ---っヒ」と可愛い雄叫びを発し(表現が悪いですね...)舞台の袖に引っ込んでるんだろうな...っていう部分も収録されています。
そのあと司会者はこう語ります。
>まったく夢のようです。ニッポンの歌い手さんがベイシーのような一流の演奏で、いや伴奏で歌ってくれる。長生きはするものです... と感想を述べます。


2004年の夏、横浜の関内で素敵なステージがありました。
原信夫とシャープス&フラッツと実力派ボーカルグループBREEZEのコンサートです。
会場は満員御礼...立ち見のお客様も...
ジャ----ン シャープ登場!
ちょうど私の右後方の男性の観客からこんな声が...
>「なんだか江利チエミが出てきそうだな」っとポツリ... 
シャープの演奏を聴いて(見て)こう感じる日本人はきっと沢山いるはずです。
原さんの演奏は衰えを感じられない素晴らしいものでした。

我が恋はここに 伴奏:カウント・ベイシー
 https://www.youtube.com/watch?v=xr-GKWht-2k


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。