江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

115) 1957年/宝塚映画「青春航路」

2005年08月06日 | 江利チエミ(初期記事・本編)

スカパー「青春航路」の録画を借りて、ようやく(何年かぶりで)この映画に再会できました。

~宝塚映画「青春航路」~
主演/江利チエミ、団令子、環三千世、夏亜矢子、黛光(後にヒカル)、小泉博、扇千景、花菱アチャコ、宝田明、江原達怡、若水ヤエ子、雪村いづみ、他

東京の高校(西高校)の仲良し3人組がお休みを利用して、関西に里帰りしている友人を尋ね、神戸--->京都--->大阪--->高松--->別府--->阿蘇へと旅する、当時としては「ブルジョワ階級」の夢物語的な映画...というか、まさに「江利チエミに歌わせるためのアイドル映画」でした。
要所要所で江利チエミが歌いまくります。

①野球場でにわかチアリーダーとして「野球拳」の歌。
 --->さのさのルーツの話は前掲(あの歌...⑰さのさ)の章もご覧ください。
チエミさんの歌いっぷり・節回しで、たしかに「さのさ」「野球拳」はルーツが同じということが確信できました。

②六甲山ロープーウェイで「母校の愛唱歌(映画・青春航路のテーマ)」

※途中雪村いづみは本人で梅田コマの舞台で歌っている設定で③「魅惑のワルツ」を歌い登場します。

④友人の父親のゴチで祇園の料亭で「祇園小唄」

⑤大阪南港?(今の天保山のところかと?)から高松に向かうフェリーで(設定はすぐにミュージカル・ショウ・ボート風の設定に変わります)「スワニー」
 ※画像はそのシーンです。

⑥高松から別府に向かう豪華フェリーの船上パーティで「シシカバブー」
--->メドレー以外で1曲まるのままこの曲を歌うチエミさんを、わたしはこの映画以外に観ることが出来ませんでした。

※別府で休暇をとった雪村いづみと合流。

恩師を訪ねて阿蘇へ...
地元の祭りで⑦「おてもやん」を...
 --->中野ブラザースと下駄タップを披露。
いづみ登場!いづみさんもマンボアレンジの⑧「五木の子守唄」を...
そして、ロマンス娘と同じマンボアレンジの⑨「黒田節」を、雪村いづみと高校生のチビちゃん(江利チエミ)がデュエットで見事なハーモニーで歌い上げて... 完。

この映画の江利チエミさんはすっかり「女っぽく」なってます。
このころ...
 チエミさんは「恋の季節」でした。
後にいづみさんが、「健さんがチョコレートや靴下を山ほどもって、小型飛行機をチャーターしてチーちゃんに逢いに来てたの!ホント、ご馳走様だったんですよ...」と語ったのは、きっとこの映画の頃だと思います。

それを裏付ける証言があります。
前・大臣/扇千景さんのコメント...
>チーちゃんとのおつきあいは二人とも結婚する前の宝塚映画時代(青春航路/女の学校...などで共演)からです。
当時は二人とも恋愛中で「青春航路」の撮影で瀬戸内海を航行中のときなど、途中、高松で下船すると、二人で電話をとりっこしたこともあり、そんなチーちゃんが思い出されてしょうがありません...(週刊大衆/1982年3.8号より)



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