typeKIDS Report

活字書体を使う人のための勉強会

九州産業大学芸術学部ソーシャルデザイン学科にて

2023年05月14日 | typeKIDS_Meeting
2023年5月9日、九州産業大学芸術学部ソーシャルデザイン学科の伊藤敬生教授のゼミに参加させていただきました。質疑応答というカタチだったのですが、ざっくりまとめると次のようになります。今までに話したことがない内容だったので、とても新鮮でした。

[第1時限]
学生時代の話が盛り上がったので、「貘」の話だけで終わってしまいました。

学生時代に試作していた「貘」をめぐって〜書写・レタリング(作字)・タイプフェイスデザイン(活字書体設計)の相違点と関連性


[第2時限]
ソーシャルデザイン学科ということで、直接的な書体の話ではない方向での質疑応答になりました。

1 企画から制作までのプロセス、制作におけるモチベーション、あれこれ
2 活字書体の著作権と使用許諾
3 タイプファウンドリーのビジネスとしての現状






九州産業大学芸術学部は、私が在籍していた当時は、美術学科、デザイン学科、写真学科の3学科でしたが、現在では、美術表現学科、写真・映像メディア学科、ビジュアルデザイン学科、生活環境デザイン学科、ソーシャルデザイン学科の5学部になっています。
私はデザイン学科ビジュアルデザイン専攻なので、現在のビジュアルデザイン学科に当たるようです。タイポグラフィはビジュアルデザイン学科グラフィックデザイン専攻で学びます。一方、ソーシャルデザイン学科は2016年に国内唯一の存在として誕生した学科です。ウェブサイトには次のように説明されています。

デザインの持つ情報発信力をもとにITC技術や企画力を用いて地域活性化に貢献するのがソーシャルデザイン。視覚的なデザインはもちろん、地域文化への理解やビジネスマネジメントのスキルを学んだうえで、環境、社会、生活、地域再生、文化継承などの様々な課題を解決するための広い意味の「デザイン」を修得します。




九州産業大学芸術学部ソーシャルデザイン学科での[第2時限]での話が面白かったので、あらためて、もう少し深くまとめていきたいと思います。

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