奈良、時々京都(写真館)

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金堂・弥勒堂(室生寺4)

2006年07月10日 | 室生寺

仁王門をくぐり突き当りの左にある石段を登ります。 この石段は鎧坂と呼ばれているそうです。 楓が空を覆うように枝を伸ばしています。秋にはさぞかしあざやかな紅葉が見れることでしょう。 石段の両側には石楠花が上段まで続いています。 花や紅葉の季節に来るのもいいのですが、時期をずらすとこの日のようにひっそりとした雰囲気が楽しめます。


石段を上がった正面に金堂が建っています。平安初期の建築で国宝に指定されています。 左の石段を上がって堂内に入りました。本尊の釈迦如来立像(国宝)を中心に、右側に薬師如来像、地蔵菩薩像(いずれも国宝)、左側に文殊菩薩像(国重文)、十一面観音菩薩像(国宝)が並び、その前にちいさな十二神将(国重文)が一列に並べられています。

室生寺のホームページに金堂の仏像の写真があります。http://www.murouji.or.jp/hotoke/kondou_all.html

境内にはビデオカメラが設置されていました。 最近盗難や損壊事件が報ぜられています。 国民の財産を守るためにはやむをえないでしょう。


金堂の左側に弥勒堂(鎌倉時代・国重文)が建っています。 中央には本尊の小ぶりな弥勒菩薩立像が厨子に安置されています。 右側には釈迦如来坐像(国宝)が安置されています。 撮影は禁止されていましたが、堂を撮った画像の右側に小さく写っていました。 弥勒菩薩の左側には役行者の坐像が安置されていました。



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