去年治療した下の奥歯が最近になってまた痛みはじめ、ここのところ憂鬱な歯医者通いが続いています。どうやら抜かないでとっておいた親知らずが治療した歯に悪さをしたらしく、結局神経を抜くことになりました(泣)痛みが治まり楽にはなりましたが、やっぱり歯医者さんだけは大の苦手です(平気な人は少ないと思いますが・・)
そういえば子供の頃、夏休みに従兄弟たちと祖母の家に泊まった時、夜中に猛烈に歯が痛くなったことがありました。昼頃からその兆候はあったのですが、祖母の手料理が食べられないのがいやで、歯が痛いことを誰にも言わずにがまんしていました。そんな状態ですから、いつもなら大喜びで食べる祖母の自慢料理もおいしく食べれるはずもなく、ただひたすら痛みがひいてくれるのを待つばかり。
布団に入る頃には、眠いのと痛いのとで訳わからず、半泣き状態です。とうとう我慢の限界で祖母に「歯が痛くて死にそうだ」と大泣きで訴えていました。田舎のことだし今みたいに鎮痛剤もなくて、祖母は救急箱から正露丸を出してきて、あの黒くて丸い粒を指で潰して私の虫歯に詰めました。水で飲むのでも大変なのに、あのすごい臭いがずっと口の中にあることを想像してみてください(笑)その時にはとにかく痛みから解放されるならどんなことでもがまんします!状態だったので、臭いにも耐えられたみたいです。しばらくすると不思議と痛みが弱くなり、やっと眠ることができました。
翌日はあいにく日曜日で歯医者さんは休み。その日も繰り返し正露丸を詰められ、ザリガニやドジョウ取りに行く兄や従兄弟たちからは「臭いから近寄るな」と置いてきぼりにされ、さんざんな夏休みとなりました。
そんなつらーい思い出があるにもかかわらず、やっぱり今でも歯医者さんに行くのは腰が重いですねぇ(笑)