過去のツチノキオク日々

東京、阿佐谷にある、作家ものの暮らしのうつわ・雑貨の店『zakka土の記憶』です。お知らせや、日々の出来事を紹介します。

阿佐谷 JAZZ STREETS

2006-10-27 20:46:48 | 日々のくらし

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店に行く途中、けやき並木の通りから軽快な音色が聞こえてきました。まだ先だと思っていた阿佐谷ジャズストリート、今日からだということを忘れていました。

阿佐谷ジャズストリートは今年で12回目を迎え、夏の七夕祭りと並んで秋の阿佐谷の風物詩になっています。会場は神社や会館、学校、ライブハウスやお店などさまざまな場所でやっています。また、阿佐谷の駅前や通り沿いでも演奏を聴くことができます。私もお店があるので会場までは聞きに行けないけれど、ちょっと駅前や通りの演奏に耳を傾けに行ったりしています。年配の方から若い人まで、道行く人たちがパンフレットを見ながら次の演奏会場に移動する姿を見ていると、ジャズは年齢に関係なく心惹きつけるものがあるんだなぁと思います。

阿佐谷ジャズストリートは、明日28日も行われています。


歯医者さん

2006-10-19 19:03:12 | 日々のくらし

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去年治療した下の奥歯が最近になってまた痛みはじめ、ここのところ憂鬱な歯医者通いが続いています。どうやら抜かないでとっておいた親知らずが治療した歯に悪さをしたらしく、結局神経を抜くことになりました(泣)痛みが治まり楽にはなりましたが、やっぱり歯医者さんだけは大の苦手です(平気な人は少ないと思いますが・・)

そういえば子供の頃、夏休みに従兄弟たちと祖母の家に泊まった時、夜中に猛烈に歯が痛くなったことがありました。昼頃からその兆候はあったのですが、祖母の手料理が食べられないのがいやで、歯が痛いことを誰にも言わずにがまんしていました。そんな状態ですから、いつもなら大喜びで食べる祖母の自慢料理もおいしく食べれるはずもなく、ただひたすら痛みがひいてくれるのを待つばかり。

布団に入る頃には、眠いのと痛いのとで訳わからず、半泣き状態です。とうとう我慢の限界で祖母に「歯が痛くて死にそうだ」と大泣きで訴えていました。田舎のことだし今みたいに鎮痛剤もなくて、祖母は救急箱から正露丸を出してきて、あの黒くて丸い粒を指で潰して私の虫歯に詰めました。水で飲むのでも大変なのに、あのすごい臭いがずっと口の中にあることを想像してみてください(笑)その時にはとにかく痛みから解放されるならどんなことでもがまんします!状態だったので、臭いにも耐えられたみたいです。しばらくすると不思議と痛みが弱くなり、やっと眠ることができました。

翌日はあいにく日曜日で歯医者さんは休み。その日も繰り返し正露丸を詰められ、ザリガニやドジョウ取りに行く兄や従兄弟たちからは「臭いから近寄るな」と置いてきぼりにされ、さんざんな夏休みとなりました。

そんなつらーい思い出があるにもかかわらず、やっぱり今でも歯医者さんに行くのは腰が重いですねぇ(笑)


2006-10-16 15:09:02 | 日々のくらし

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先日、オットの友人から『助六』という雑誌が届きました。その友人の会社二玄社が出版している、『和』をテーマにした本です。私も読ませてもらいましたが、中身の濃い素敵な本です。

今回の号は、「粋」と「禅」について書かれています。中でも私が興味深かったのは「粋」について。普段思うことはあってもなかなか言葉にして「粋だねぇ」と表現することってないかなって思います。そもそも粋ってどんな感じって聞かれてもたぶん漠然としか答えられないし、なんだかはずかしくて使いたくても言えません。人生で一度は人から言われてみたい言葉でもありますね(笑)

あらためて「粋」について、色々な視点からわかりやすく表現してくれていて、とてもおもしろかったです。最初はかたちからなんでしょうが、「粋」って結局はその人の生き様なのかなぁと思いました。


いちじくのワイン煮

2006-10-13 19:16:53 | うちのごはん

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栗,柿、いちじく、ぶどう、りんご、まつたけ、ぎんなん・・・。毎日通る八百屋さんの店先にずらりと並んだそれらは、どれもほんとに美味しそう。まさに味覚の秋、食欲の秋です。

なかでもこの時期、毎年楽しみに作るのが「いちじくのワイン煮」です。昔、居酒屋さんで出てきたデザートで、あまりの美味しさに作り方を教えてもらったもの。奥深い味に、さぞ手の込んだ・・と思ったら、作り方は至って簡単。

いちじくの茎?を取り、さっと洗って水気をよくふいて鍋に並べます。グラニュー糖と、赤ワインをイチジクの頭がでる位に入れて、あとはコトコト煮るだけ。甘さはお好みですが、私はいちじく1個に対して、スティックタイプのグラニュー糖(3~5g)1本にしてます。これだといちじくの量が変わってもわかりやすいので。ときどきアクを取りながら、とろりと煮詰まったらできあがり。アイスクリームやヨーグルトといっしょに(とくにバニラアイスはおすすめ!)

じっくりコトコト、甘ーい香りが部屋中に広がって、秋の夜長を楽しんでいます。

写真の器は、角田淳さんのそばちょこ(手前)、松原竜馬さんの湯呑み(奥)です。角田淳さん、松原竜馬さんの器にご興味のある方はこちらをご覧ください。