気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Red Sun ( レッドサン ) [ Red Rain ( レッドレイン ) ]

2007-06-20 | Ballad



적우
Red Sun [ Red Rain ]
レッドサン [ レッドレイン ]
박노희:パク・ノヒ
1977年10月17日生れ
spera Entertainment


      
      
      
      
      
      
      
      


《 Genre 》
      Ballad

《 Audition / Video 》
       Daum Music
       Bugs
       Mnet

《 Profile 》
       Nate
       Daum
       Naver

《 Official / Private Site 》
       Daum Cafe




《 Album 》
        3集 「Spero Spera」 2008年11月
        2集 「황진이:黄真伊」 2007年6月
        1集 「chocolate」 2004年6月

《 myCollection 》
      1集 / 2集 / 3集

        The Lost of Legend 70'(잃어버린 전설:失った伝説)
        The Lost Legend Vol.2 (잃어버린 전설:失った伝説 Vol.2)
        Best 「The Greatest Best Album RED SUN」 2011年5月




【 2012.07.28 / The Lost Legend Vol. 2 】
この「잃어버린 전설:失った伝説 Vol.2」の話の前に、적우(チョグ):赤雨(Red Rain)の改名の話だ。
去年の5月のベストアルバム「The Greatest Best Album RED SUN」で、ジャケットの表紙に「Red Sun」の文字が赤色で書かれていて、その文字に何か違和感は感じたのだが、この時点では情報は得られなかった。
が、彼女は2010年の末に改名していたようだ。
(当時気付かず、ニュース記事となっていたのかも知れないが、今頃になってこの記事がいくつか上がっている)

いままで적우(チョグ)の漢字は「赤雨」で英字表記は「Red Rain」であったが、1年半程前に「歌を聴く方々に赤い日差しのように暖かくて希望的なメッセージを伝えたい」という気持ちで、「赤羽」と「Red Sun」に変えたようだ。
(本名もポータルサイトのデータは「문유경:ムン・ユギョ」だったはずだが、「박노희:パク・ノヒ」に変わっている!?)

さて、本題の「잃어버린 전설:失った伝説 Vol. 2」だが、これは2006年の3月にリリースした、リーメークアルバム「The Lost of Legend 70'」の6年ぶりの第2弾ということのようで、前回に続いて1970年代の大韓民国の大衆歌謡の思い出の曲ということのようだ。(大韓民国の若い人、そして外国人にとっては新曲かも知れないが)

今回の「The Lost Legend Vol. 2」も、前回の「The Lost of Legend 70'」の企画、制作したスタッフが、そまま再び集まって作業したようだ。
ジャケット仕様も前回とまったくの同じ仕様で、CDメディアの絵柄も同じく昔のSP盤を模倣したものとなっている。
プロデュースも前回と同じく신재홍:シン・ジェホンである。(正確には前回はDJ처리:チョリとシン・ジェホン)

選曲は200曲余りの中から行ったようで、チョグは原曲の美しさを生かし傷つけないようにして2012年バージョンを作らなければならないという重圧感と、原曲の著作者の方が、既にお亡くなりになっている場合の口惜しさ、そして大韓民国歌謡がどれくらい偉大だということをもう一度実感する作業だったと話ているようだ。
また、 幼い時にその歌を聴いて育った子供が歌手になって、いまこれらの歌を歌うことができる光栄と、それらの曲を歌うことを快くを許して下さった原著作者および故人の家族に感謝を申しあげますと話している。

その収録曲は全12曲である。

Track List
  01. 「작은새:小鳥」
  02. 「웨딩드레스:ウェディングドレス」
  03. 「아름다운 사람:美しい人」
  04. 「하얀 목련:白いモクレン」
  05. 「빗물:雨水」
  06. 「이름 모를 소녀:名前の分からない少女」
  07. 「봄비:春雨」
  08. 「돌아와 주오:戻ってきて下さい」
  09. 「나는 어떡하라구:私にどうしろと」
  10. 「하얀 나비:白い蝶」
  11. 「장미:薔薇」
  12. 「아내에게 바치는 노래:妻に捧げる歌」

     NameList
       ※ 失礼ながら、私にとって1970年代の作者名は、意味を成さないので省略させてもらった。


「The Lost Legend Vol. 2 (잃어버린 전설:失った伝説 Vol.2)」、歌詞の内容はまったく解してはいないのだが、原曲が持っている重厚さなのか、チョグ(Red Sun)の歌唱力によるものか、解らないながらも迫り来るものを感じる全12曲である。


【 2011.05.29 / Red Sun 】
Red Rainが久々にアルバムをリリースした。3集からは2年6ヶ月ぶりとなる。
と言っても、ベストアルバムで、収録曲は15曲だが新曲は1曲も無い。
ただ、私にとっては、今年の3月にデジタルリリースされた3曲と、去年7月にリリースされたユン・スンホ(윤승호)バンドというジャズバンドのプロジェクトアルバムの中で歌った1曲、そしてOSTからの1曲と合わせて5曲の収録が新曲ということになるのでコレクションに加えてみた。

このベストアルバムには、15ページほどの、ちょっとした写真集も付いていて、モノクロでRed Rainらしい、悪くない写真集となっている。カメラは배태열:ペ・テヨルとなっている。

プロデュースは本人で、連名で이형성:イ・ヒョンソンの名が有る。

15曲の収録曲をリストにしてみる。

 1曲目「그 사람 이름은 잊었지만:その人の名前は忘れたが」
 2曲目「개여울:河口瀬」
 3曲目「꿈꾸는 카사비앙카:夢見るカサビアンカ」
 4曲目「애수:哀愁」
 5曲目「웃는얼굴 다정해도:笑顔やさしくても」
 6曲目「하루만:一日だけ」
 7曲目「그대 자린... 여긴데...:あなたの場所は・・・ ここなのに・・・」
 8曲目「제발:どうか」
 9曲目「September」
10曲目「블루의 향기:ブルーの香り」
11曲目「널 원해:あなたを思う」
12曲目「고귀한 사랑:高貴な恋 (For You)」
13曲目「돌아온 나의 시간:帰ってきた私の時間」
14曲目「기다리겠소:待ちます」
15曲目「미련:未練」

この中で、オフラインでは新曲となる、今年3月デジタルリリース「The Greatest Part.1 」の曲が、9曲目と12曲目と13曲目の曲だ。この3曲とも原曲は日本の曲のようで、作曲者名には日本人らしき名前が書かれている。
韓国語の作詞はRed Rainで、編曲がイ・ヒョンソンだ。
この中の「September」と、「돌아온 나의 시간:帰ってきた私の時間」は、Red Rainらしくない(?)、と思えるほど明るい曲である。

5曲目がユン・スンホジャズバンドのプロジェクトアルバムからの収録で、このアルバムでは全部で3曲歌っている。
アルバムタイトルも「The Project A.C.T」に「guest vocalist 적우」となっている。
このアルバムはオフラインでもリリースされている。

そして、もう1曲、こちらもオフラインでリリースされているようだが、SBSドラマ「게임의 여왕:ゲームの王様」のOSTの1曲「널 원해:あなたを思う」(11曲目)で、これも私にとっては新曲の1曲だ。
で、この歌詞カードがいい加減で、SBSと書かなくてはいけないところを、MBCとなっている。
さらに、もっといい加減なのが、収録された曲の最後の1音を落として収録している(考えられないミスだ)。
曲自体はOSTらしいというべき曲だ。

あと、1集からの収録が、8曲目・14曲目・15曲目の3曲。
ただ、ここでは余談になるが、8曲目の「제발:どうか」は1集のCDメディアには、間違いなく収録されているのだが、ジャケットのクレジットには書かれていない曲だ。

2集からの収録は、4曲目と10曲目の2曲。
3集からの収録は、6曲目と7曲目の2曲。
後の1曲目から3曲目までの3曲が、リメークアルバム「The Lost of Legend 70'」からの収録となる。

こうして、ベストとして15曲通して聴いてみて、やはり、Red Rainはちょっと暗く、重たい曲がいい。


【 2009.01.13 / 3集 】
Red Rain、いい。バタバタしていた気持ちを鎮めてくれる。1年5か月ぶりの3集だ。

「Spera」ってどういう意味だろう。
辞書に無いので英語ではないようだが、韓国語の副題(?)が「희망」でこれは「希望」だが。彼女の事務所の名前もスペラ(스페라:Spera)エンターテインメントなんだが。

インナーのジャケット写真が綺麗だ。全ページに渡って31歳の彼女の表情が綺麗に写し出されている。
1集の時より綺麗(笑)。

彼女が歌う曲は日本の歌謡曲ぽいものから、ジャズアレンジまで幅が広い。
そして、そのいずれにも적우:RedRain節が有る。

リードトラックは、4曲目「하루만:一日だけ」、この曲はラストトラック12曲目に別バージョンでも収録されている。
この曲の作詞は彼女だ(共作だが)。
この曲、最初のトラックの方は、歳を重ねた日本人に受けそうな、いかにもといった感じの曲に仕上がっている。
私としては(私も年寄りだが)、ラストトラックの方が彼女らしくて好きだ。
もう1曲、6曲の「그리운사람:恋しい人」の作詞も彼女だ。
面白いのが、作曲者でなく、作詞の彼女が編曲をしている。なんか変だが。


【 2007.06.20 / 1集・2集 】
この人のCDに目が行ったのは、 2集で「황진이(黄真伊):ファン・ジニ」という文字が目に入ったからだ (それまで、1集はスルーしていた)。最初見た瞬間、ついにファン・ジニという歌手が出てきたのかと、誤解したのだ(笑)。これは、単にアルバムのタイトル名だったのだが、しかし、なぜアルバム名に「黄真伊」とつけているのかは今もよくは分からない。今話題の固有名詞を使った、のではないかと思ったのだが、5月28日のスポーツ朝鮮の記事によると、そうでもないらしく、たまたま期を同じくしたということのようだ。

この人の音楽は基本的に暗い(2集は少し趣が異なるが)。初めて聴いた時、その暗い中に、何か今までに聴いたことの無い不思議な魅力を感じて、リメイク版も含め、リリースされた3枚すべてを一度に買ってしまった。
1集に関しては、彼女をどのジャンルに加えるかは難しい。もともと、どの畑の人が分からない。リリースされたCDは、ジャズ風、ファンク風、演歌風、なんでも有りだ。その演歌風もカフェ的でR&B的に歌いこなす。さらにはインドのシタールや民族楽器も使ったアレンジもしている。アングラの時代も長かったようで、歌の実力はかなりなもので、西洋音楽的にはアメリカというよりは、ヨーロッパ(フランス)の香りがする。
結局、歌手としての彼女は、ポップとも言い難いし、バラード歌手とも言い難いし、ラウンジ、カフェに類するのかも知れないが、それにしては、聴くのにけっこうエネルギーを要する。で、私の持っているポップのイメージからは遠過ぎるので、とりあえずバラードに入れておくことにした。ネット上のいくつかの評を読んでみると、「国内唯一のラウンジミュージシャン적우(赤雨)」となっている。

〈 1集 〉
なんと、1集の制作には3年を要したようで、しかも曲ごとにプロデューサを別にして収録したようだ。そしてやはり、録音はフランスで行われている。しかしこの1集、専門家の評は良かったようだが、大衆にはあまり受け入れなれなったようだ。
2枚目のリリースは2006年3月のリメイク版の「The Lost of Legend 70'」だ。この「The Lost of Legend 70'」のCDジャケットの写真がスタジオでの収録風景なのだが、この写真を見ることで、なんとなく彼女が解るような気がする。この時、彼女29歳、なんだか素敵に写っている。歌の実力もよく分かる。

〈 2集 〉
そして今回リリースの2集(黄真伊)、かなり大衆化がなされている。そして、この2集を準備するまでの間、各テレビ局のOSTを歌って人気を得たようだ。「黄金謝り(KBS)」、「ゲームの女王(SBS)」、「ムンフィ(MBC)」のドラマ主題曲を相次いで歌っているようだ(私はよく知らないが)。ただ、声と歌は憶えてもらえたようだが、顔がまだ知られてないようで、これからは顔も知ってもらいたい、ということで、「ムンフィ(MBC)」では、歌教室の先生(?)の役でドラマ出演もしているようだ。ドラマの中で、彼女がステージで歌う姿の、それらしい映像がアップされていた。けっこう歌を聴かせる撮り方をしていた。また、この秋には、세종(セジョン)文化会館でのコンサートも予定し(?)、大きなコンサートへの意欲も見せている。

ただ、残念だが、みんなそうなのだが、大衆化イコール没個性でもあるので、この接点が難しい。そういった意味で、この2集は、彼女の持ち味を残すという点でギリギリの線か。



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