(ウェザーニューズ)
2つの要因がもたらす大雷雨夏休みのスタートでもある今週末の3連休ですが、全国的に大雷雨となる恐れがあります。
3連休は各地で短時間に強い雨となり、先日6月30日に東京都心で起きたような大規模な冠水が各地で起こる可能性があります。これは2つの要因が大きく関係します
◆要因1:湿った空気の充満連休中は梅雨前線が北上し、西~東日本上空に停滞。これにより南からの暖かく湿った空気がいつも以上に次々と入り込み、日本列島ではムシムシ空気が充満。このムシムシとした空気が雨雲のエネルギー源となります。
◆要因2:この時期には強すぎる寒気さらに、上空に非常に強い寒気が流れ込みます。今回の寒気は、先日6月24日に東京の調布や三鷹などで激しい雷雨とヒョウをもたらした寒気と同じくらいの強さ。上空5800m付近で-10℃と、この時期として最強レベルの寒気がやってきます。
以上の2つの要因で、非常に激しい雨を降らせる雨雲が日本各地で次々と発達し【同時多発広域ゲリラ雷雨】が発生する恐れがあるのです。
▼各地の天気見解北海道 「3連休はザッと降る雨に注意」
3連休は時々雲が広が
nike idても日差しが届いてお出かけには問題ない天気になります。ただし、山沿いを中心にゲリラ雷雨の可能性があります。アウトドアのレジャーはモクモク雲が見えたら天気の急変に注意して下さい。3連休のお出かけは21日(月)がオススメです。
東日本?東北 「3連休は大雷雨の恐れ
屋外でのレジャーは控えて」3連休は20日(日)をピークに、上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定になります。南からの湿った空気の影響も受けるため、広い範囲で天気が急変、激しい雨が降る恐れがあります。短時間強雨や雷、突風、降雹などのシビア現象にも警戒が必要です。また、低い土地や道路では冠水する可能性もあります。
特に、アウトドアのレジャーは激しい雨で一気に川が増水したり、落雷が発生したりする恐れがあるので、最新の情報をチェックの上、臨機応変な対応をしてください。屋外で黒い雲や雷鳴など少しでも異変を感じたら、決して無理をせず、直ちに屋内に避難するようにして下さい。
西日本(近畿?中国?四国) 「3連休前半は大雷雨の恐れ
屋外でのレジャーは控えて」3連休前半(19日、20日)は上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定になります。
南からの湿った空気の影響も受けるため、広い範囲で天気が急変、激しい雨が降る恐れがあります。短時間強雨や雷、突風、降雹などのシビア現象にも警戒が必要です。また、低い土地や道路では冠水する可能性もあります。特に、アウトドアのレジャーは激しい雨で一気に川が増水したり、落雷が発生したりする恐れがあるので、最新の情報をチェックの上、臨機応変な対応をしてください。屋外で黒い雲や雷鳴など少しでも異変を感じたら、決して無理をせず、直ちに屋内に避難するようにして下さい。
3連休最終日である21日(月)は大雷雨程ではありませんが、ニワカ雨の可能性があるため、お出かけには折り畳み傘があると安心。3連休のお出かけは21日(月)がオススメです。
沖縄地方 「3連休のお出かけは折りたたみ傘があると安心」3連休はギラギラと強い日差しが届いて沖縄らしい夏空になります。ザッと雨が降ることもありますが、お出かけを控えるほどではありません。ただし、雷鳴が聞こえたら早めに屋内に避難をして下さい。熱帯低気圧の影響で21日(月)は波が高まる恐れがあります。海のレジャーは注意が必要です。
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