goo追撃コラム&取材メモ【予備サイト】

かったるい話ヌキの情報発信ブログ。改革派政治家とマスコミ検証。独自取材もとに元記者が追撃する。マスコミにない情報満載

改革派知事二人の、"狐と狸"の化かし合い。

2004年11月10日 | 長  野  県  政
高知県では、
元祖・改革派知事の橋本大二郎氏(57)が議会から辞職勧告決議案を突き付けられ、これが可決すると辞職して再出馬ーというどこかで見たようなことが起こっている。(28日投開票)
難しいことは分からないが、このやり方はなんかオキテ破りのような気がする。こういうことが頻発したら民主主義の危機!ではないのか?

いろんな意味で似たもの同士だからか、先日、高知新聞の記者が長野県庁にまで取材に来ていたが、橋本知事には田中康夫の変なところを見習わないでもらいたいものだ。なんたって、元祖は橋本知事のほうだしー。

橋本氏の場合は、一番最初の選挙の時の後援会幹部の選挙資金の扱いが問題になっているようだ。橋本氏にしてみれば、他人がやったことで私は知らない、なのになんで私が責められなければならないのかーといった思いがあるのだろう。
ま、百歩譲ってそうだったとして、もう十年以上昔の話を今頃こんな形で蒸し返されるのは橋本氏にもどこか問題があるのではないか?


橋本氏は今月発売の月刊現代12月号で田中知事と対談している。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/mgendai/mokuji/200412/index.html
橋本大二郎×田中康夫 緊急対談
「1億円選挙資金問題の内幕を明かす」
初当選時の選挙資金問題をめぐり、議会から辞職勧告決議案を突きつけられた橋本大二郎・前高知県知事。あらためて「疑惑」の真相を語る。地方行政に新風をもたらした二人の知事が徹底討論します。
      ------------------------
というのだが、自分の正当性を主張する相手に田中康夫を持ってくるところが痛い。田中康夫は単なるペテン師だろう。そこを見抜かなければダメだ。支持率だって朝日と読売の二つの新聞で全国最低知事の烙印を押されている。橋本氏は新聞を読まないのか?溺れる者は藁をも掴む心境のようにも見える。

あまり読む気にもならないので、ちょっと立ち読みしただけなのだが、最後のほうで田中康夫が
「僕の住んでる泰阜村では・・・・・」
と、いけシャーシャーと言っていたのには呆れた。思わず月刊現代を落っことしそうになった。
単に住民票が置いてあるだけで、実際は住んでないことは本人が一番よく知っているはずだ。ホテルを泊まり歩くか、軽井沢の両親の自宅にいることが多いようだが、実態は経営戦略局でもつかみきれていない状態。
10月23日の新潟県中越地震の際には、この軽井沢の両親の自宅から県庁に行ったことが明らかになっている。私に言わせれば、嘘つくなこの野郎ーてなもんだが、この厚顔さにはたまげる。よくこう平気で嘘がつけるものだ。
泰阜村の人だって、田中知事が泰阜村に住んでいないことは、よーく知っているのだ。これを泰阜村の人が読んだらーとは考えないのだろうか?
つまり、田中康夫という人物は、近くの少数に嘘がバレても、遠くの大勢にバレさえしなければいいーと考えているということだ。


橋本氏は、田中知事がレギュラー出演しているTBSのラジオ番組「アクセス」にも10月18日にゲスト出演している。この中で橋本氏は自分の正当性を番組の流れに頓着しないで一方的に喋っていた。田中康夫を利用することしか考えてないのだろう。
田中康夫は田中康夫で、
「僕に叛旗を翻す人は僕が自分の思い通りに動かないものだから・・・」
と、自分に対する批判への責任転嫁をこれまた、脈絡なく喋っていた。
話がかみ合わず、互いに言いたいことを喋り合うだけのリスナー置き去りの奇妙な番組になっていた。


橋本氏が本気で田中知事を改革派と思っているとしたら、橋本氏の感覚は大分ズレている。知事など辞めたほうがいい。そうでないと分かっていて、利用しているだけだとしたら人間として、政治家として不誠実だ!知事たる資格がない。どっちにしても辞めたほうがいい。


橋本氏は田中康夫を結構ケナしてもいる。

橋本さんは
ここで、こう言っている。

平成14年9月4日 NO.38 長野県知事選挙考
http://www.pref.kochi.jp/~hisho/chiji/omoi-no38.htm
「率直に言って僕は、田中さんと親しい友達になりたいともなれそうだとも思いません。」

この件に関しての田中県政追撃コラム過去号
http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=tuigeki&FN=20031122165732

橋本知事は2002年八月の田中知事の選挙のとき、そうとは知らずに長野県に遊びに来ていて、長野県に来て初めて知事選挙をやっているのに気づいたーとも書いている。
確かに、お友達になりたくないのだろう。

それがここでは 【橋本大二郎 ブログ】
http://daichanzeyo.cocolog-nifty.com/0403/2004/08/post_28.html
「歌い方を見ているだけでも、とても真面目な人柄が伝わってきました。」
と書いているのだから驚く。かなりご都合主義の人だーということが分かる。
いま、長野県で田中知事のことを真面目だと思うのは、よっぽど特殊な人を除いていないだろう。

人々は改革派という言葉に"嘘をつかない"とか"誠実"というイメージを抱く。この二人の対談を見ていると"狐と狸"の化かし合いじゃないかと思う。イメージとはだいぶ違う。改革派という言葉に胡散臭さを塗りたくったこの二人の罪は重い。

【橋本大二郎 ブログ】

最新の画像もっと見る