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「目川ひょうたん」加工し鳥など制作 栗東 自宅で栽培、展示も

2005年07月19日 | 京都新聞
 滋賀県栗東市の80歳の男性が、自身で栽培した地元の特産「目川ひょうたん」を加工し、鳥や楽器などを制作している。約20年間に仕上げた作品約75点を自宅ギャラリーに展示しており、地域の人たちの話題を集めている。
 同市目川の綾井茂さんで、旧国鉄を退職後、近所の人がヒョウタンを栽培をしているのを知り、興味を持った。細長い形が特徴の目川ひょうたんを自宅の庭で栽培すると同時に、「この形を生かせないか」と、自己流で加工品作りを始めた。
 成長したヒョウタンを水につけ、中身を腐らせて取り出して乾燥させた後、ヒョウタンの形によってツルや三味線などの作品を決め、のこぎりやカッターナイフで切って成形し、色を塗って仕上げる。一つの作品の加工には、10日から15日ほどかかるという。
 10年前には、自宅の物置小屋をギャラリーとして整備し、今年5月に制作した鵜(う)のつがいをあしらった花器をはじめ、約75点を展示している。知人にプレゼントしたり、地元の写真愛好家が撮影に訪れたこともあるという。
 綾井さんは「ヒョウタンの形によって、どんな作品ができるかが楽しみ。今後も趣味で続けていきたい」と話している。(写真)手作りで仕上げたひょうたんの加工品と綾井さん/栗東市目川

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