唐草文図鐔 (鐔の歴史)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/7b/ffbaa51c72376d7f34211987c27b4d3a.jpg)
唐草文図鐔 無銘埋忠
先に紹介したことのある古金工極めの鐔と、同じ意匠と造り込みの作。木瓜形に造り込んだ山銅地の地面には揺れるような日足鑢を施し、処々に虫食いの小穴を穿って装飾としており、異なるのは金線象嵌による唐草の処方と、金覆輪の有無。埋忠極めでも時代が上がる作と言え、古金工に極められてもなんらおかしくはない。埋忠明壽に先んじた古埋忠派の作と鑑れば、多々みられる埋忠明壽の作風とは異なる風合いもあり、時には古金工に分類され得る。この鐔も、見方によれば古金工と言えよう。唐草に古風な味わいがあるも、金線の流れる様子に洗練された感性のありようを感じ取ることができる。虫食いの穴は、板塀を意図した意匠だが、江戸時代を通じて間々みられる。91.5ミリ。
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唐草文図鐔 無銘埋忠
先に紹介したことのある古金工極めの鐔と、同じ意匠と造り込みの作。木瓜形に造り込んだ山銅地の地面には揺れるような日足鑢を施し、処々に虫食いの小穴を穿って装飾としており、異なるのは金線象嵌による唐草の処方と、金覆輪の有無。埋忠極めでも時代が上がる作と言え、古金工に極められてもなんらおかしくはない。埋忠明壽に先んじた古埋忠派の作と鑑れば、多々みられる埋忠明壽の作風とは異なる風合いもあり、時には古金工に分類され得る。この鐔も、見方によれば古金工と言えよう。唐草に古風な味わいがあるも、金線の流れる様子に洗練された感性のありようを感じ取ることができる。虫食いの穴は、板塀を意図した意匠だが、江戸時代を通じて間々みられる。91.5ミリ。
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