東へ西へ・鉄道取材日記

土屋武之公式サイト別館  鉄道取材の時に出会った、ちょっとしたエピソードなどを

一畑電車写真館/1979年夏の『RAILWAYS』

2010年06月05日 | 一畑電車写真館
5月29日から公開が始まっております『RAILWAYS~49歳で電車の運転士になった男の物語』は、おかげさまで好調に動員を増やしております!
多少なりとも、この映画に関わった身としては嬉しい限り。
何としても大ヒットさせて、PART2、PART3…とシリーズ化し、地方ローカル鉄道活性化の一助としなければ。

まだ、ご覧になっていない方。ぜひお早めにお近くの劇場へ!
じーんと、心に響く映画です…


さて、今日は古い写真をひっくり返して、かつての一畑電車の写真を「あるはず」と探してみました。

僕の母校。大阪教育大学附属池田中学校には、かつて「鉄道研究部」が存在(今は無くなってしまった模様…)。
当然? 僕も3年間、部員でありました~(^^;)

で、その「鉄研」の恒例行事として、毎年夏休みに行う「巡検」というものがありました。
要するに、遠方の鉄道を見学に行こう!というものなのですが、僕が中学2年生の時の1979年夏の巡検の目的地は、どういう経緯か忘れましたが、米子機関区と一畑電気鉄道(当時)ということになったのです。

今日はその際に撮った写真を何点かご紹介しましょう。
とはいえ、14歳になったばかりの中学生の写真ですので。。。(大汗)

撮影日はいずれも、もう31年も前になる1979(昭和54)年の7月31日です。


冒頭の写真は、もちろん「松江温泉駅」の旧駅舎。
「松江しんじ湖温泉」に改称され、今のモダンな駅舎になる前の重厚な駅舎は、ご記憶の方も多いでしょう。
『RAILWAYS』の錦織良成監督の島根三部作の第一作、『白い船』にも出てきます。

しかし、何で全景を撮らないんだ! と、当時の自分に大人げなく腹を立てるのです(笑)



一畑電車といえば僕などは、クリーム色に青帯のこの電車の印象が強いです。

クロスシートで急行に活躍したデハ60・クハ160。
同じくクロスシートのデハ70・クハ170とともに、何度も乗りました。

松江温泉駅西側の留置線で撮ったものです。



平田市、現在の雲州平田駅の構内です。
様子は今も、ほとんど変わっていないと思います。
確か、中央にいるデハ20形を狙って撮ったはず。。。



そして、やはり撮っていました!
『RAILWAYS』の“もう一人の主役”、デハニ50形です。

場所は平田市。窓枠がアルミサッシなので、デハニ53でしょう。



まさか30年後、この鉄道を描いた映画に関わろうとは…
もちろん、夢にも思っていません。

中学生の頃の夢?
漠然とですが…当時から読んでいた「鉄道ジャーナル」に記事を書くこと、だったと思います。
当時の僕が今の僕を見たら…輝いて見えるでしょうか?




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生まれる前? (びゅんびゅん丸)
2010-06-06 01:25:05
びゅんびゅん丸が生まれるずっと前?の写真ですね。昭和の香りがします
まあそのあたりはご想像におまかせします
まだSLや古い客車が走っていたのでしょうか
夏の暑い日そうですね。クーラーがめちゃ恋しそーですね。
このあたりに松田聖子さんや田原俊彦さんがデビューしたころなんでしょうか
★★★びゅんびゅん丸さん (twins)
2010-06-06 22:00:08
もちろん、この写真が撮られたのは、びゅんびゅん丸さんが生まれる前のことでしょう。
「ずっと」かどうかは、存じませんが(笑)

もう、さすがに蒸気機関車は無くなっていました(国鉄で全廃されたのは昭和50年)が、旧型客車はまだまだ健在だった頃の話です。
この日も確か、暑かったような覚えがありますが、窓を全開にして宍道湖を渡る風を入れれば気持ちよかったですよ~。

> 松田聖子さんや田原俊彦さんがデビューしたころ
そうですね…確か、そういう頃になるはずです。