狼家

ひょっとこ狼が徒然なるままに駄文を書き連ねるための家。即ち「ろうや」。

FORTUNE ARTERIAL レビュー

2008-02-26 22:13:33 | レビュー系
詳細は以下URLにて。
http://wch.hp.infoseek.co.jp/gr51.shtml

3日ほどでサクっとクリアしましたが、正直がっかりした感じが。
体験版の出来はよかったし、オーガストだったし、で結構安心していられたんですがねえ。キャラ個別ルートは後味悪い、というかグッドエンドなのにバッドエンド風味満載だったし、トゥルーエンドはなんか普通のお話だったし、王道と言えば王道なんですが予想通りすぎてあっけなかったというか。

吸血鬼設定は、やっぱりトゥルールートで公表すべきだったんじゃないかなあ。


不老不死のものとの恋愛モノ、という時点でだいたいのストーリーは読めるんだよな。なんつーか古典すぎる。ストーリー展開をぱっと思いつくだけでも「人間に戻れて添い遂げる」という展開(=グッドエンド)に、「不老不死同士にはならないけど添い遂げる」という展開(=悲恋モノ)に、「不老不死同士になって添い遂げる」という展開(=ややバッドエンド風味?)に、「添い遂げられないから記憶を消す/殺す/別れる」という展開(=バッドエンド)などが挙げられる。というかこれくらいしかないか?

フォーアテは最後の一つ以外は全部エンディングとして用意されてる。まあそれはいいとしてもそのエンディングへ至る過程が王道というかお約束というか……。主人公が人間を止める、という選択ひとつ取ってみても、もう少し葛藤があって良いと思うんだ。でもこいつは一晩もかけずに選択している。恋は盲目とはよく言ったものだ。もうちょっと悩めよ。悩むところ見るからこそ面白いんだろう、プレイヤーとしては。

不死になるってことはもっと重たいことなんだと思う。時間に限りがあるからこそ生きているってことは美しいハズ。だけど簡単に不死になることを選んでいるのを見て、どうも生と死が軽んじられている気がして感情移入できなかった。


まあ固い感想はこのくらいにしておいても、そもそも本作はこそばゆくなかった。見事なバカップルのくせして、見てても全然ニヤニヤできなかったよ! …あー、かなでさんが照れるところはニヤニヤできたな。つーかかなでさんが絡まない限りニヤニヤ展開がなかった気がする。

まあ惚れたキャラがいない、ってのもあるかもしんないけど。



向こうのレビューでも書いたんだけど、上記の原因がオレの感受性減少に起因するものであることを祈りたい。オーガスト作品好きだから。だけどなあ…こないだマンガ喫茶でスクライド読んでてかなみ可愛いよかなみとニヤニヤしてたからそれはないよなあ、きっと。ちなみにマンガ版も読みましたがアニメもネット配信されたたので両方でニヤニヤしてました。はい。



まあとりあえずは。当分、嫁の座はみやびのままだな、ということで。

みやびちゃんぷりちー。