すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

文化庁からまんが博に3億円の補助金。その裏舞台

2012年06月16日 | 日記

 国際まんが博覧会について昨年の11月議会で、総合メディア文化祭の地方展の鳥取誘致など国との連携強化を本会議の壇上から平井知事に求めましたところ、賛同をいただきました。それで、総合メディア文化祭の地方展の鳥取誘致とメディア芸術地域活性化事業の事業採択について、何とからならないか頑張ってきたところ、まんが博がメディア芸術地域活性化事業として採択され、2億9700万円が補助金として交付されることになりました。今回の事業採択には頑張ってきたので、本当に嬉しく思います。そこで、その裏舞台をそっと教えますね。

 総合メディア文化祭の地方展の鳥取誘致とメディア芸術地域活性化事業は、本会議での質問を作成するために、上京して、文化庁でまんがを文化として育成しようとしている担当者から聞きつけました。それで、本会議で質問した後、本県選出の川上義博参院議員が、参院予算委員会の筆頭理事であることから、上京してお願いにあがったところ、文化庁の近藤長官に一緒に会う機会を作っていただきました。再度上京して、県東京事務所の職員も同行して、一時間近く、近藤長官に、鳥取県がまんがを地域文化として大事に思い、そして、まんがをキーワードに地域起こしにも取り組んでいこうとしているんだということを訴えさせていただきました。近藤長官は「総合メディア芸術祭は外部委員による選考会で決めるので、企画次第。選考会で決まれば応援します。また、メディア芸術地域活性化事業については、財務省の方とは、まだ、協議中で、認めていただければしっかり考えたい」と話されました。

 川上参院議員は、教育文化担当の財務省の主計官と面談する機会をすかさず翌日に、セットしてくれました。主計官は「一括交付金化されると、こうしたお話にも対応できなくなるんです」と主計官の裁量範囲の拡張を訴えつつも、じっくりと私たちの話に耳を傾けていただきました。川上参院議員も、かなり強く、事業採択に必要性を強調していただきました。さすが「主計官にあらざれば財務官僚にあらず」と言われるだけあって、抜け目ないなと感心しましたが、川上参院議員も予算委員会の筆頭理事の面目躍如という思いがしました。

 その後、川上参院議員には何度も重ねてお願いし、川上参院議員も、近藤長官や財務省にことあるごとに話をされてきたそうです。また、私も文化庁の担当者らにお話をさせていただき、メールなどしてきました。総合メディア文化祭の誘致は成功しませんでしたが、メディア芸術地域活性化事業は要求額のほぼ満額の採択をいただきました。

 補助金頼みの地方行政であってはなりませんが、今ある制度はうまく使っていかねば、鳥取県のような財政が弱い地方を勝負ができません。地域間競争が厳しい今、いつも、全国発信できる事業に取り組むことは何より大事だと思います。その意味ので、川上参院議員、近藤長官、財務主計官はじめ、関係の皆様のご努力に心から敬意を表したいと思います。本当にありがとうございしました。

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