YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

NHK の BShi で至福の一時

2009年06月11日 | 音楽
6月6日の午後11時からウイークエンドシアターという番組で、翌午前3時までクラッシックの番組が放送されました。こんな時間には起きていられないので、録画設定をして就寝。翌日から視聴をはじめました。

☆ムターのメンデルスゾーン 
メンデルスゾーン生誕200年として位置づけられた作品のようです。ドイツ・グラモフォンからCDとDVDが出ています。
Anne-Sophie Mutter Plays Mendelssohn [CD & DVD]

「バイオリン協奏曲ホ短調作品64」
(バイオリン)アンネ・ゾフィー・ムター
(管弦楽)ライプチヒ・ケヴァントハウス管弦楽団
(指揮)クルト・マズア
 ~ドイツ・ライプチヒ・ケヴァントハウスで録画~

ムターの弦を押える左指がアップで映りました。爪が深爪?というくらいきれいに整えられていました。マニキュアもしてないようです。アズマは指揮棒を持たないのですね。私にはとてもリズムをとることのできない指揮法です。左手が気になって気になって。

「ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品49」
Vnアンネ・ゾフィー・ムター  Vc.リン・ハレル P.アンドレ・プレヴィン

ピアノ三重奏曲では、ムターとチェロのハレルが台の上に置かれた椅子に座っているのですが、その台がひどい。日本だったらあり得ない。傷だらけだし、ムターのほうは2台をくっつけているので、譜面台の足が2台に分散していました。演奏自体には変わりないのですが、舞台が豪華なだけに貧弱な台が目立っておりました。
ハレルのチェロが大写しになるたびに、弦と弓のこすれるあたりの埃が気になりました。あれはこすれて削れたものなんでしょうか? どなたか教えてください。


「バイオリン・ソナタヘ長調(1838年)」
Vn.アンネ・ゾフィー・ムター  P.アンドレ・プレヴィン
~ドイツ・ウィーン楽友協会ブラームスザールで録画~
プレヴィンは相当なお歳にもかかわらず、ダイナミックな演奏。上体はほとんど動かず、指が鍵盤を滑るかのようです。丸くなった背中に年齢が出ておりました。離婚しても演奏は一緒なんだなぁと、変なところで感心してしまいました。

このCD欲しくてうずうずしています。

☆クラシックドキュメンタリー「トスカニーニの会話」
TOSCANINI In His Own Words
( Based on the Conversation tapes and letters of Arturo Toscanini )
~2008 1 deale Audience Foundry Films 制作~
このトスカニーニのドキュメンタリーでは、1956年の大みそか、ひそかに録音された息子ウォルターと数人の客の会話から、トスカニーニの活躍を再現していました。
この番組で、当初支持していたムッソリーニがファシズムに進んだためにたもとを分かち、ヒトラーの招へいにも応じないなど、断固とした意思を垣間見ることができました。またその結果、フルトヴェングラーをナチの手先と表現したのも頑固さの表れだったのでしょう。女性遍歴も多少表現され、トスカニーニ解説として楽しく見ることができました。


☆トスカニーニのワーグナー
NHK BShi 2009年6月7日(土)午前1:46~午前2:44(58分)
「タンホイザー序曲」 1948年12月 NBC交響楽団
「ローエングリン序奏」 1948年3月 NBC交響楽団
トリスタンとイゾルデから「前奏曲と愛の死」 1951年12月 NBC交響楽団
ワルキューレから「ワルキューレの騎行」 1948年3月20日 NBC交響楽団
ヴェルディ「諸国民の賛歌」 1944年
トスカニーニがソ連(インターナショナル)とアメリカの国家を加えたものだそうです。Hymn of the Nations/Tジャン・ピアース、choウェストミンスター大学合唱団、NBC so.、(指揮)アルトゥーロ・トスカニーニ
交響楽団の楽器の並びが、よく見るタイプと異なり、第二Vnが指揮者の右手になっていました。いわゆる両翼配置というやつですね。ティンパニーが中央に来て、左から右に音が低くなる配置は、第二次大戦後のステレオ録音の影響と聞いたことがあります。ハープが二台以上参加していますが、右になったり、左になったりしていました。

☆音楽の生まれた街 -チェコ・プラハ-
チャンネル :BShi
放送日 :2009年 6月 6日(土)
放送時間 :翌日午前2:44~翌日午前3:00(16分)
「交響曲 第38番“プラハ” 第1楽章」  モーツァルト作曲
(指揮)ラファエル・クーベリック
(管弦楽)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
モルダウ側に架かる橋から映像が始まりました。第1楽章だけでしたが、モーツァルトの住んだ部屋が残されているとか、作曲した部屋とかが曲とともに紹介されていました。


この放送は連続して流されましたが、私が視聴を追えるには3日を要しました。
BShiもときどきのチェックが必要なようです。

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2 コメント

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Unknown (miya)
2009-06-12 06:47:54
こんにちは。

バイオリンの曲は、殆ど聴かないのですが、ムターさん、ネットで調べてみました。14歳でカラヤンと共演するなど、天才なんですね。また、日本文化が好きで、自宅に日本庭園まで作ってしまったと。いいですね。

とっちゃん、クラッシックのジャンル、幅広いですね。また、映像を見ながらというのも良さそうですね。といっても、我家は、BS契約していないので見れません。(^^ゞ NHK教育でも時々放送していますね。あ、正月に放送されたウィーンフィルのニューイヤーコンサートはテレビで見ました。
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今は何でも (とっちゃん)
2009-06-13 09:24:48
miyaさん、こんにちは。

高橋さんの影響でヴァイオリンをよく聞くようになりました。ムターのメンデルスゾーンは今回が2回目の録音のようです。
トスカニーニのワルキューレの騎行を聞いた後、12日には、映画「ワルキューレ」を見てきました。なかなかシリアスで緊張のし通し。疲れました。
最近BSのあちこちを見まくっていますが、深夜が多くて録画頼みになっております。総合の金曜日昼過ぎに、ジークフリート牧歌の解説をやってました(これも録画)。ホルンのエピソードを聞くことができました。
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