ワールドミュージック的門外漢

音楽やオーディオの門外漢が、そこはかとなしに綴る、
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かくて悪人に仕立てられ

2017-03-27 01:13:25 | ワールドミュージック
の構築を始めてから苦節数か月。ようやく恒常的に理想的と思える音が聴けるようになり、恐らく95%程度は完成といった状態まで漕ぎつけました。前後左右の音響反射が整うと音場空間がふわっと浮き上がった、言ってみれば音場そのものが励起状態へとポップアップしたような、余計な音圧を感じないストレスフリーな音が聴けるということになります。一般的には上下(天井と床)も関係してくると言いますが、私の部屋では床面の吸音ありなしで大した違いが感じられなかったのでフローリングのままにしています。これ以上の音を望もうと思ったら現有アンプやDACを打ち棄てて、当たりがないので買う気にもならない宝くじ(多空くじ)でも拾って一等賞当選おめでとうとなって超高級アンプをゲットするくらいしか良い方法が見つかりません。

さて世の中は籠池のおっちゃんの証人喚問で騒然となっておりますが、自民議員が弱い者いじめの典型のような人格攻撃と脅し文句で証人を潰しに掛かろうとする姿はまさに醜悪の極み、真相を解明しようとする人のスタンスではありません。対するおっちゃんの方は時間の経過とともに余裕すら出てきたようで、もはや捨てる物のない人の強みでしょうか、なかなか堂に入った真摯な受け答えで、思わず籠池ガンバレ!と園児とともに声援を送りたくなるほどでした。
確かに今回の証人喚問の主眼は籠池氏(おっちゃんから氏に昇格)の言う通り、彼の杜撰な学校建設計画の是非を問うものではなく、国有地の取引や学校の許認可に政治力がはたして関与したかどうかを究明するのが筋というもので、でんでん総理ではとても読めなかったはずの「忖度」という言葉で関与の事実関係をあやふやなものにしようとしている与党やマスコミが目障りなばかりです。しかしアッキ―付の谷査恵子女史が籠池氏に送ったファックスは衝撃的で、これで現政権が倒れないとなるとこの国は韓国以下の三等国ということになってしまいます。節を曲げて敵前逃亡を図ったアッキ―やこんにゃくジジイ、大阪府知事といった卑怯な連中が、節を曲げない一人の男を悪人に仕立てて逃げ延びようとする姿は浅ましい限りです。

悪人に仕立て上げられたと言えば、先ごろ1500人ものお供を連れて来日したサウジアラビア国王もその一人です。
到着ロビーで「Youは何しにニッポンへ?」と取材クルーの質問攻めにあったかどうかは神ならぬ身の知る由もなし、マスコミの解説によれば財政の逼迫している同国への経済協力・技術協力を要請に来たなどとしらっと言っていましたが、私はまたでんでん総理お得意のパフォーマンスの一環だろうと思っていました。
すると今度は国王と入れ替わるように米国の国務長官がやってきた。その米国の上得意だったサウジアラビアですが、昨年の3月ごろ、突如サウジこそ911の犯人であるとする文書をオバマ政権が公表し、さらに9月には被害者遺族がサウジアラビアを提訴できる法案まで可決してしまい、両国の関係は相当冷え込んでしまったのは当然の成り行きです。911の首謀国が恥知らずにもよくそんな嘘でたらめを言えたものだなと、ただただ呆れるばかりでした。

そこで今回来日した両者の旅程を見てみると、王様御一行は日本を後にして中国を訪れていますし、国務長官は韓国を経てやはり中国へと赴いています。つまり「Youは何しに中国へ?」というのが彼らにとって本筋のテーマとなるのですが、サウジ側が帰国する3月18日というのは国務長官が中国入りする日でもあり、両者が同時に中国に滞在していた日ということになり、出発までの短い時間を共有することは可能だったのではないかと思われます。
まあそういう接触があったかどうかは公表されていませんが、あってもおかしくはない、サウジ国王の極東訪問の主目的は米国の要請に応じて関係修復を図るため、早い話が米国からの謝罪を受けるためだったのでしょうと勝手に推測しているのですがね。オバカがやったこととは言え、籠池ちゃんみたいに王様一人を悪者に仕立てちゃってごめんねぇ、シェールガスが潰れないように原油の安売りやめてほしいんですけど~、引き上げたオイルマネーも元に戻してくんないとボクちゃん泣いちゃう~、と言ったかどうかは藪の中ですが、国内経済の再建を目指すトランプ政権としては上得意客への何らかのアクションがなければ有能なビジネスパートナーとして国務長官に抜擢した意味がありません。恐らく、多分、きっとそのためにやってきた方々だったのですよ。

ではなぜオバマ政権がサウジと敵対するような文書を公開したり、法案を通したのかというと、恐らく昨年の早い時期から大統領選の行方が見えていたからではないかと思います。マスメディアを使ってさんざん優位を装っていたにも関わらず、実際には人気も人望もなく、集会を開いてもサクラしか寄ってこないどころか敵意の目をもって見られていたヒラリーではとても勝ち目がないという現実に、民主党陣営は慄然として運命の日を待っていたに違いありません。敗戦が確実なものになることを知ったオバマ政権は、こうなれば自棄のヤンパチ、いっその事サウジを意図的に敵国として逆上させアメリカ経済を滅茶苦茶にして、後は共和党でよろしくという筋書きだったのでしょう。

さらに別のシナリオとして、不正選挙が利きすぎてヒラリーが間違って勝利してしまった場合、国内各所で暴動が頻発し、ついには内戦状態に陥ってしまうという想定もあったようです。オバマ大統領は、万一そのような事態が起こったときには海外の軍隊をすみやかに帰還させ、トランプ側の暴徒を制圧する任務に当たらせるという穏やかならぬ大統領令まで発令していたという事実があります。つまりアメリカ国民のオバマ政権への憤懣はそれほどまでに膨張していたという証しでしょうか。幸いにも大統領選は不正票を盛りに盛ってヒラリーが恥をかかない程度に接戦という形で幕を閉じた訳です。

ということで、イスラム国を操って中東を混乱させヨーロッパに流民を送り込んだこと以外なんのチェンジももたらさなかったオバマ政権が仕掛けたトランプ大統領への最後っ屁も大した威力がなかったようで、世界はノーベル平和賞をもらったオバマ時代よりも少しばかり平和を取り戻したような気がします。この平和賞というのは日本でしか知られていないモンドセレクション金賞よりもっと実効性の低い賞だということが、いまでは世界中の人々の共通認識となっています。

そう言えばノーベル文学賞をボブ・ディランが受賞したという何とも不可解な出来事がありました。不可解というのは彼が文学賞に選ばれたことではなく、賞を受け入れたことにあります。「Masters of war(戦争の親玉)」を歌った彼が、あろうことか戦争屋の子分から賞をもらっちゃうというのはどうにも承服しかねる話で、これはもはや耄碌の極みとでも申しましょうか、やっこさんカッコつけて反戦歌なんぞ歌ってたのはやっぱり女にモテたいためのポーズでしかなかったのか、こんなことならジョン・レノンのファンになっとくべきだった、コン畜生!と怒り心頭、後生大事に仕舞っておいたLPレコードを風呂の竈でくべてしまったオールドファンもさぞや多かったのではなかろうかと推察いたします。受賞の報道がなされてからボブ・ディランとしばらく連絡が取れないということがあったようですが、彼はきっとどこかの瘋癲病院に収監されていたに違いないと、確信をもって推測いたします。やれやれ。


今回は「Now Summer Hits 2016」から申し訳程度のワールドミュージックを2曲ばかり、お疲れの向きにはしばしのお慰みになるかも知れません。まあどちらも似たり寄ったりの曲で相済みません。

https://www.youtube.com/watch?v=cedoBlUvBlI

https://www.youtube.com/watch?v=rQ7tMWOCQlM


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