- 膝関節とは: まず、膝関節は大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、および膝蓋骨(膝のお皿)で構成されています。これらの骨が関節を形成し、関節の動きをスムーズにするために、関節液が存在します。
- 関節液の役割: 関節液は、関節の動きをスムーズにし、関節を保護するクッションの役割を果たします。正常な状態では、この液体の量はバランスが保たれています。
- 水が貯まる原因: 膝に水が貯まる(膝関節水腫)のは、怪我、炎症、感染症、関節症、老化など、さまざまな原因が考えられます。これらの状況が発生すると、関節の内側にある膜が過剰に関節液を生産したり、関節液が正常に排出されなかったりして、液体が溜まります。
- 症状: 水が溜まると、膝が腫れ、痛みを感じたり、動かしにくくなったりします。場合によっては、膝の形が明らかに変わることもあります。
- 治療: 治療は原因によって異なりますが、一般的には、膝から余分な液体を抜く、炎症を抑える薬を使う、鍼灸治療や超音波治療、または原因となる病気を治療する方法があります。
おはようございます☀️
最近は段々と学生の来院が増えてきました。
色んなスポーツはオフのシーズンですが、これから本格的に始まる前にしっかりと怪我を治しておくことが大事ですね!
少しでも身体の事が気になる場合は、なんでも相談してください!
今日は土曜日で17時までの受付になりますのでお気をつけください!
こんにちは、総院長の伊藤です。
本日は、開業以来、私たちの院と深い繋がりを持つ特別な患者さん、Kさんのご紹介をさせていただきます。Kさんは開業当時60歳で、まもなく33年の歳月が経ち、現在は92歳(間もなく93歳を迎えます)になられます。
Kさんは、その才能と地域での人気において、まさに芸の達人です。三味線を奏で、踊り、歌うことに長け、地元の方々からは愛され、尊敬される存在です。長年、特に両膝の痛みに悩まされてきましたが、その痛みは関節に水が溜まることによるものでした。
当院では、低周波治療、針治療、超音波治療を通じてKさんの痛みの緩和を図ってまいりました。痛みが和らぐと一時的に通院が途絶えがちになりますが、再び痛みが始まると治療を求めて来院される、そんな繰り返しが33年間続いています。その間、膝に溜まった水を抜く処置は行わなかったにもかかわらず、92歳の今も膝の変形はほとんど見られず、後ろ姿は70代に見えるほどです。
現在も、Kさんは自転車に乗り、市内を自由に駆け巡っています。転倒のリスクには常に警戒しており、安全には十分注意するよう、何度も話し合っています。また、横山八幡宮の男坂と呼ばれる直線の急な石段を、祭りごとに登り、「今年も登れた」と喜びを分かち合っています。
私たちは、Kさんが100歳まで元気に活動されることを心から願っています。Kさんのような患者さんとの出会いは、私たち医療従事者にとって、大きな喜びであり、励みとなります。