ハートの日記

ビビりまくりながら2012年年末を迎えたくないのでやれるだけやったろうと思います。

川崎病

2009-10-27 16:39:55 | 妊娠出産育児
2歳7ヶ月の息子です。

10月1日 夫と息子二人でおでかけ。東武動物公園でハッスル。

10月2日 お友達のおうちに遊びに行く。5組の親子が既に楽しく遊んでいたからか、ビビリな息子は私のひざから離れない。いつもよりおとなしいか?お友達のママから「あれ?お目目に何かできた?」といわれる。目のふちが少し赤い。泣いたからか?

10月3日 おばあちゃんが遊びにくる。少し体が熱い気がして体温を計ってみると7度5分。夕方は8度5分。とっても元気。おばあちゃんが来てハッスル。おばあちゃん1泊。

10月4日 朝熱7度5分。夕方8度5分。元気。

10月5日 熱7度5分。新型インフルの懸念もあるし、お出かけなどする前に小児科受診。インフル陰性。プール熱も疑われ、アデノ検査するも陰性。喉が若干腫れているので、扁桃炎を疑おうということになり、炎症をおさえるお薬を処方される。お昼寝の後は熱が8度5分。

10月6日 熱7度5分。一発もセキをしないので薬は与えなかった。無意味な投薬は一番嫌いだから。だが夕方両目が赤くなる。さらに、お昼寝の後の熱はやはり8度5分。8度5分を超えたあたりから、急に手足に赤い発疹。ぶわーっと出る。が、熱が8度くらいに落ち着くと発疹が消える。発疹をかゆがる。元気。唇も若干赤い。下もいつもより若干赤い。

10月7日 熱7度5分。どう考えても変なので小児科へ。川崎病か麻疹かどちらかの疑いが強い、とのこと。血液検査ではイマイチ川崎病といえるほどの数値が出ていない。川崎病なら発症から8日以内に治療を開始しないとまずいが、まだ5日目なので通常の範囲内。もし麻疹なら院内感染させてしまうので、1日様子を見て、大きな病院に入院するか決めよう、といわれる。夕方お昼寝の後に9度近い熱とともに手足に発疹。かゆがる。目は赤いまま。8度くらいに熱が下がると発疹も消える。今日は太ももまで発疹が。元気。寝る前に遊んでいたら、首をすくめながら歩いている。様子が完全におかしい。でも元気。機嫌もよい。ところがその晩また9度近い熱を出し、「具合悪い、具合悪い。助けて」ともだえ苦しむ。心配になり大きな病院の救急に対処法を聞こうと電話。おそらく熱のために苦しいのだと思うので、水分をこまめにとり明朝受診しなさいといわれる。水を与えるとおとなしく寝る。

10月8日 機嫌は良いし、おとなしいが元気。やはり首をすくめて歩いている。普段からあまり食べないが急に食欲がない。というのも大大大好物のぶどうを数個しか食べなかった。大きな病院は受付時間が短い。紹介状がないと受診も難しい。治療開始が遅れると手遅れになる可能性があるので、心配になり、かかりつけの小児科に無理矢理電話でねじ込ませてもらう。他のお母様方には申し訳ないのだが、順番を飛ばしてもらい先に受診させてもらい紹介状をいただき入院治療のできる病院へ。やはり紹介状があると早い。到着からすぐに診察していただき、川崎病と診断され入院治療しますといわれる。10日から3週間程度の入院になるとのこと。15分くらい別室で大泣きの後採決と点滴をして帰ってくる。睡眠薬を飲み寝てから心電図をとる。そのまま病室へ。運よく4人部屋に一人。昼過ぎには治療開始。免疫グロブリンという血液製剤。熱は8度前後。睡眠薬から覚めたときにわなわなと手足が振るえクチもなんだか震える。ナースコール。痙攣?小児科医(とてもかわいくてやさしい女医さん。ラッキー)も飛んでくる。が、痙攣も2~3分ですぐおさまる。ちょっとヒヤッとした。8本のグロブリンを点滴するという。「おうちに帰りたい」「お風呂に入りたい」など訴えてきたがテレビを見せてごまかし、寝かせる。私はもちろん付き添い入院。一緒のベッドで寝る。おっぱいを飲む。アスピリンも飲み始める。1日3度。ぶどうジュースでごまかして飲ませる。尿が出ているか調べるために、飲んだ量とおしっこの量を測らなくてはならない。飲んだ量は何ccかをざっと報告。おしっこの量は採尿室というところで機械に入れて勝手に計ってもらう。

10月9日 午前中にグロブリンが終わる。熱も平熱に下がっている。とてもうれしい。カラアゲと卵焼きとブルーベリーとヨーグルトとホットケーキとサンドイッチが主な食事の息子にはキツイ病院のお食事が始まる!「野菜の煮物にご飯」とか。食べないと点滴外してもらえないのに食べるものない!!夫が休みなのでお見舞い&付き添い一時バトンタッチにやってくる。息子は大ハッスル。元気。私は一時家に帰り入浴や洗濯を済ませ、午後にまた病院に戻る。夫と息子3人で楽しいときを過ごす。

10月10日 朝起きると熱は7度5分くらいあり、「具合悪い。気持ち悪い」ともだえ苦しむ。何もしてやれない。10時頃オッパイを飲み寝てしまう。2時間くらいお昼寝したらぱかっと目をあけ「具合悪いの治ったねぇ」と言ってすっきりした顔をしている。ちょうど採血の時間。また看護婦さんに連れられて大泣き採血して帰ってきた。気の毒~。数値はずいぶん良くなっている。白血球も下がりCRPとやらも下がり、アルブミンも下がってきた。

10月11日 平熱。徐々にご飯を食べるように。食べるものがないから栄養を取ろうと必死なのか普段食べない白飯をハムの切れ端などのおかずでぺロリと1膳たいらげるように。おばあちゃんが付き添い交代にきてくれる。夕方まで入浴や家事。おばあちゃんが家に泊まって家事をしてくれる。またおばあちゃんがきてくれる。私は外出。サーティーワンのアイスを買って帰ってきて、夕飯後テレビを見ながら二人で食べる。

10月12日 確かこの日の午前中に点滴が外れた。入院患者がもう一人増えた。平熱。主食は相変わらずいつも完食。テレビをみたりおもちゃが少し置いてある広場みたいなところに行ったり。行ったり来たり。

10月13日 入院患者がもう一人増えた。元気。微熱がある。

10月14日 心電図と採血の結果が良かったので熱もなければ外泊OKとのこと。元気。4人部屋万床に。

10月15日 熱ない。外泊!土曜日に心電図をとるので帰る約束をして外泊。車で自宅のガレージに着いたら「ケケケケケ」と大笑いしていた。うれしいらしい。その後お風呂に入るか聞いたら「入る」とおとなしく入浴。おっぱい飲んでお昼寝する?というとうれしそうにベッドについてきておっぱい飲みながらまた「ケケケケ」と笑っていた。家に帰ってこられてうれしいらしい。

10月16日 自宅暮らしを満喫。

10月17日 「病院いやだ。看護婦さんシール貼る(採血のこと)やだ。お鼻グリグリやだ。病院いやだ」を連呼する中、検査が終わったらジャガリコ買ってあげるしぶどうジュースもあげるよ、となだめすかして病室へ。早速テレビ。だが早速検査。泣きながら看護婦さんに連れていかれ採血。その後睡眠薬を飲んでまた心電図。結果が良いので見事退院。おばあちゃんがきてくれた。目が覚めてお昼を食べてから帰宅。


いやはやまさか自分の子供が川崎病だなんて大それた病気を患うとは思っていませんでした。本当にびっくり。というより「本当に川崎病なのか?」など戸惑いながら入院開始でした。発症後3週間で手の皮がむけ始めました。やっぱり川崎病だったのか・・・と、なんだかまだ信じていない私がいる。

一生心臓に爆弾を抱えて生きることとなった息子。

親御さんによっては「こんな体に産んでごめんね」とか「代わってあげたい」とか涙したりするみたいですが、私はそんなことにはなりませんでした。

病気になってしまったら、あとは戦うしかないじゃないですか。めそめそしたって何も始まりませんから。心電図の結果問題ない、退院です、と言われたときはさすがにほっとしてホロリと涙しましたが。

泣くのはよくわかりません。
泣きませんこれからも。
ただひたすら息子を見守るのみです。

がんばります。


最新の画像もっと見る