快読日記

日々の読書記録

「日本インディーズ候補列伝」大川豊

2010年11月28日 | ノンフィクション・社会・事件・評伝
《11/27読了 扶桑社 2007年刊 【社会 選挙 大川豊】 おおかわ・ゆたか(1962~)》

"選挙マニア・大川総裁がこの10年間追いかけて来た候補者たちを一挙収録(帯より)"

大川総裁ファンにはおなじみの「一票入れないと見捨てちゃうぞ」山口節生先生や、
「にしんを食べると怒らない」三井理峰先生を始めとするインディーズ候補たちの底知れぬパワーに勇気づけられる名著です。
その三井先生はすでに亡くなっていたんだそうで、
彼女の親族と、自宅を訪問した総裁との語らいの場面は感動的でした。
家族は大変だっただろうなあ、でも大事にしてもらってたんだ、よかったよかった、と胸が熱くなりました。
羽柴秀吉の巻頭グラビアも素敵で(なぜかうちの父が羽柴秀吉にすごく詳しくてびっくり)、
山梨でも立候補したいと言っているので楽しみです。
演説聞きに行きたいです。

さらに総裁秘蔵の、インディーズたちの政権放送と街頭演説DVDつきというお買い得な1冊!
今は亡き赤尾敏の西村晃みたいな鋭い目にしびれ、共産党と血みどろの戦いを展開する新井泉の淡々とした演説には、どんなホラー映画より背筋が寒くなりました。
この2人を並べちゃうところに総裁のすごさがあります。
巻末、取材を受けてくれた東京都の選管の人に対して総裁が「懐の深さと大きな愛を感じる」と言っているけど、
その言葉をそのまま総裁にお返ししたいです。
この本、家宝にします。