終わったことですが、自分の中で整理をつけるために書いておきます。
実は一か月前くらいまでタイの女性と恋愛をしていました。
とても美しい女性でした。
もう一生こんな人と付き合うことはないんだろうなというほど。
でも僕から別れを切り出しました。
彼女はタイでシングルマザーとして子供と暮らしています。
細かいことは書きませんが、過去に様々なつらい経験をしています。
出会った当初はシングルマザーであることは知っていましたが、
他のことは仲良くなってあとから知りました。
最初はショックを受けて戸惑いましたが、
僕はすでに恋に落ちていたので正直気にしない ”ふり” をしていました。
過去のことだからもう忘れようね、と。
彼女は自分の過去を全て受け入れてくれる人が欲しかったんだと思います。
僕と彼女は歳も同じくらいでした。
日本に親戚のような知り合いがいるので、
そこを頼って年に何回か日本に来ていました。
それが去年の年末で、すでにチャットでほとんど恋愛関係にあった僕達は、
日本で出会い恋人として年末、新年を過ごしました。
彼女はとにかく一緒にいることを求めていました。
不自由な言葉、お金や話題なんて気にせず。
ただ僕をありのまま好きになってくれました。
でも自分は体調が悪いことや仕事をいいわけにして、
彼女を受け入れることにためらいを感じてしまいました。
彼女の抱える現実や、言葉がうまく通じず無口にならざるを得ない目の前の現実。
それらがいきなり降りかかってきたような感覚もあったし、
そのためらいを見透かされていたのか、不安になってしばしば喧嘩もしました。
体調の悪さも確かにありました。
彼女が日本に来たとたん、扁桃腺炎で点滴を受け続けるような体調になりました。
毎日熱と戦っていた記憶しかありません。
そんな時にでもチャットを続けないとすぐ不安になってしまう彼女。
体調が悪く仕事をしているのに何で分かってくれないのかという僕。
最後は毎日喧嘩ばかりでした。
会っているときにハッピーニューイヤーの海外の人のメールに返信していて、
それを見られて浮気していると泣かれたこともありました。
もはや会っていると他のことが何もできなくなるという状況でした。
次第に僕は愛情が薄れていき、疲労もたまり、喧嘩の最中に別れを切り出しました。
その後彼女はタイに帰り、僕もどうしていいか分からず、
未だ体調も回復せず来たラインをそっけなく返すということしかできませんでした。
その後最後のラインに返信しましたが、既読が一向に付かないことに気づき、
彼女が僕を削除したことを理解しました。
その時の僕はこれをしょうがないことだと考えそれ以上は深追いしませんでした。
しかしそれから二週間経って、僕の体調も仕事もひと段落し、
色々と彼女のことを思い出したり考える時間がようやく取れたのです。
すると、どれだけ自分がひどいことをしたのか、どれだけ彼女が傷ついたか、
それでも我慢してくれたことや、
僕がどれだけ彼女がいなくて恋しいか、愛しているか、
をようやく理解したのです。
全てをよく考えた後、彼女の全てを受け入れる気持ちが整いましたが、
それはすでにこの恋愛が終わったあとでした。
ようやくEメールで連絡は取れたものの、
彼女は僕の気持ちを受け入れることはありませんでした。
ただ今は去って行きたいという気持ちだけ。
あらゆる手段を使って理解してもらおうとしましたが、
拒否されるだけでもはや連絡を取る手段はありません。
タイに行って探し出すという僕の気持ちも拒否されました。
奇跡的に出会って恋愛に落ちた僕らはいとも簡単に壊れてしまったのです。
正直これを書いていて涙が止まりません。
本当に悲しいです。
自分の愚かさ、彼女の悲しみが僕の心をズタボロにしていきます。
そしてそれ以上に彼女は傷ついたのです。
僕は今でも彼女を愛しています。
できれば結婚をしたかった。
彼女の全てを受け入れる用意がもっと早くできていたら。
ですがもう会うことはありません。
後悔しかありません。全て自分の責任です。
何で受け入れる前に彼女を好きになったんだ、
希望を持たせるな、と。
その通りです、そして僕の責任です。
でも人生は単純ではありません。
知らない現実を受け入れるのには時間が必要で、
お互いの理解がなければあっという間に僕たちのようになります。
しかも言葉が自由でなければなおさら時間がかかります。
お互い我慢が必要なんです。
こんなふうになって初めて分かったことがたくさんあります。
国際恋愛がいかに難しいかはもちろんですが、
人として何が必要かも彼女に教えてもらいました。
純粋で衝動的で一途で、まるで少女のような女性でした。
逆に僕はいかに汚れているのか。涙が止まりません。
もし国際恋愛を真剣に考えている人がいたら、
是非覚悟を決めて結婚までしてあげてください。
そして幸せにしてあげてください。
よろしくお願いします。