皆さんこんにちは。どのようにお過ごしでしょうか。
お盆が過ぎてから、「もう少し夏を満喫してほしいなぁ~」なんて言っているかのように、また暑さが戻ってきたようです。
それは甲子園で白球を追う球児たちの姿をさらにドラマティックに演出し、また、ステテコ姿で団扇を仰ぐ方たちからは
「日本の夏」をこれでもかという程、演出してくれます。
8月上旬に来年度の職員採用試験が終了し、2回目の職員採用試験の案内をホームページ上にアップさせてもらいました。
日程は9月27日(土)となります。(申し込みは9月5日(金)からとなります。)前回申し込みできなかった方、
施設見学できなかった方は是非、一度ご連絡ください。
毎年、採用活動(学生のみなさんから見たら就職活動ですが)をしていて思うことがいくつかあります。
(あくまで私見ですので悪しからず・・・)
福祉の業界は人材不足と言われています。介護や社会福祉の養成校にも学生が集まっていないと聞いています。
なぜ、これほど人が福祉現場に集まらないのでしょうか?
よく言われるのは「きつい仕事ですよね」と言われます。どんな仕事にもきつい部分はあるのではないでしょうか?
正直、介護の仕事は感情労働であり、自分の気持ちを時には抑え、腰痛等にも注意しながら介護をしている職員はいます。
ただ、だからといって他の業種の方は皆、ランランと毎日仕事に通っている訳ではないと思います。
以前、東京に出張に行った時、部屋から横のビルの会議室が見えました。その明かりと人影は夜中の0時を過ぎても
消えることはなく、次の日の明け方4時過ぎにやっと明かりが消えました。この様子を見た時、「きつい思いをしているのは
自分たちだけではない。他の業種ももっともっと現状を打破しようと頑張っている所があるんだ」と思いました。
決してきついのは介護だけではありません。
ただ、辛さ以上に「やりがい」を感じる事ができる。だからこそ、皆、福祉に限らず今の仕事を続けているのだと思います。
そういう意味ではこの福祉の仕事は直接利用者の顔を見て、声を聞くことができ、自分たちが行った成果を
直に感じることができる、やりがいを感じることができる仕事だと思います。(もちろんそれだけではありません!!)
その福祉の魅力をうまく発信できていない私たちの責任はあったと思います。今までは辛さや、きつさばかりが
強調されていたかも知れませんがもっともっと積極的に、この仕事の楽しさ、うれしさ、やりがい、高い専門性を
伝えていけたらと思います。それが、今後、サービス利用する利用者の方にもその思いが伝わると思います。
もう一点。今、就職活動を行っている方へ、つい最近まで(?)学生だった者からのアドバイスです。
是非、「きちんと」悩んでください。正直、なかなか明確な目標を掲げてそれに邁進している人は少ないと思います。
ではそうでない人がだめなのか。決してそんなことはありません。むしろ学生というモラトリアム期間をああでもない、
こうでもないと考え抜いた人はとても強いと考えています。「きちんと」悩んで出した(折り合いをつけて出した)自分の結論は
ちょっとやそっとの事で揺らぎません。学校で教えられたことや先生の言っている事は確かに大切かもしれません。
様々なうわさ話もあるでしょう。しかし「本当にそうなのか」と考えることは大切だと思います。
是非、自分の目で見て確かめてください。
採用や就職はあくまで目的達成の過程です。その会社や業種を選んで良かったかどうかなんて、随分先になってみないとわかりません。
ただ私たち採用側(だいご苑)が言えるのは、今はまだ経験も勘も、知識も、スキルもまだ持ち合わせていない新卒者の彼らに、
大荒れの大海に無理やりダイブさせ溺れさせる事がないように・・・今は必要最低限の「やる気」を積み込めるボードを用意したいと思います。
いつか大きな波に乗り、大きな波をつくる人間になるように。そして、いい縁であったと言えるように。