『カタツムリくん』の理由

『作品市場.com』にお話を公開してから数日。
読んでくださる方から感想などももらうことができて
綿毛としては、うれしい限りです。
（皆さん、ありがとうございます！）

その中で、主人公をカタツムリにした理由を聞かれました。
ここで詳しく書いてもその方に届かないかもしれませんけれど、
作品市場では長く語れないので、今回ブログで『カタツムリくん』
のお話ができた理由やお話への気持ちを書こうと思っています。。

子どものころは、雨の日や雨上がりには
必ずと言っていいほど、カタツムリを見掛けたものでした。
でも、今の時代ではその姿を見ることは少なくなってしまった
ような気がします。

いつだったか、雨の中で一生懸命に歩くカタツムリをみつけ
その歩くあとがピカピカ光っているのに気がつきました。
カタツムリ……人によっては、気持ちが悪い！と言うお母さん
もいます。蝶やカブトムシと違って、決して『かわいい♪』
種類の昆虫ではないですよね。

何だか、その存在自体を自分と合わせてしまったのが
カタツムリくんのお話が生まれた大もとだと思います。
『かっこいい』でも『かわいい』でもないけれど、
くせのあるカタツムリだけれど『がんばってる』って。

お話を書こう！
そう意気込んで書いた作品ではなく、一生懸命歩いていた
カタツムリを思い出したら、最初のお話ができました。

私は、お話を書くのに、構想などを練る人ではないです。。
ここにも載せていますが、先に『１枚』イメージの絵を描き
そこからお話を書いていきます。
ただ筆を進めていき、気がついたら書けていた…という
かたちなので、決して作家としては大成しないなと思います。

絵だけ描いて、しばらくしてからお話を書いたこともあります。

絵も、お話も私の性格どおり、『気分屋』で
『行き当たりばったり』なんです。

カタツムリくんのお話も、そんな気分屋の自分が書いた
ものですが、その後何話も書くとは、最初は思っても
いませんでした。

主人公がカタツムリくんの理由、わかってもらえましたか？

次はストーリー。
執筆は行き当たりばったりですけど、
一つ一つのお話には、ちゃんとした『核』があるんです。
（全部が『ばったり』ではないんですよ～！）

続きは次の日記へ