綿毛~*○の童話集

☆2008年1月より、童話集専用のブログにタイトル・内容を変更しました☆

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・★・雪の日の贈り物・★・最終話

2008年04月15日 17時10分34秒 | 絵本作家的なこと
丘の上の桜の木を目指して、真夜中に森へと歩き出した 三人組でした。 真夜中の森の中は、いつも三人が遊んでいる、光に包まれてあったかい 優しい森とは、別の顔をしています。 遠くのほうから『ホー、ホォーホォー』 近くのほうから『バサッ!バサバサバサッ』 夜の森には夜の森の住人たちが住んでいることを三人は知りませんでしたから、 何か音がするたびにもうおっかなビックリするばかりです。 「そ、そんなに . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物・★・8

2008年04月15日 17時08分08秒 | 絵本作家的なこと
カタツムリくんは、部屋の窓から、まだ外を眺めていました。 カタツムリかあさん特製のあったかいスープで、 心も体も温まったカタツムリくんでしたが、 パジャマに着替えて「もう遅いからベッドに入りなさいね」 とカタツムリかあさんに言われてからも、眠る気分になれませんでした。 『あした、ちゃんと二人に謝ろう』そう思ってはいたものの 「何て謝ろう…」バツが悪くて仕方がない様子です。 寒さはどんどんま . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物・★・7

2007年02月14日 13時25分34秒 | 絵本作家的なこと
夜がシンシンとふけていきます。 どんどんどんどん寒さがまして、空気がツーンと凍っていくようです。 ベッドの中で『うーん、うーん』とうなっていたアメンボくんでしたが、 急にふとんをはねのけて起き上がると「そうだ!」と大きな叫び声を上げました。 「う~ん。ムニャムニャ…」妹のアメンボちゃんが寝返りを打ちます。 アメンボくんは『おっと、いけないいけない…』あわてて両手で口もとを押さえ アメンボちゃんの様 . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物・★・6

2007年01月10日 20時13分22秒 | 絵本作家的なこと
カタツムリくんは、後悔していました。 とってもとっても、たくさんたくさん後悔していました。 大好きな、仲良しのアメンボくんとアマガエルくんとケンカを してしまったことを…。 でも、一度口から出してしまった言葉を消す消しゴムはありません。 白いふとんにくるまりながら、シクシクと泣いていたカタツムリくんは 気が付かない間に眠ってしまっていました。 目が覚めたカタツムリくんは、ふとんから顔をちょこんと . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物・★・5

2006年10月26日 18時20分04秒 | 絵本作家的なこと
頭を抱えてブツブツ、ウーンウーンと考えて込んでいたアマガエルくんでしたが、 いくら考えてもなかなかそれらしい答えが浮かんできません。 困ったアマガエルくんは、もう一度今日あったことを順番に思い出して 考えてみました。 「池のほとりでかけっこして~、森の草っ原で追いかけっこして~。 で、えーっと。えーっと…。夕べ見た雪の話になって~」 何かが引っ掛かったアマガエルくんでした。 「うん? 待てよ~、何 . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物・★・4

2006年04月04日 16時11分43秒 | 絵本作家的なこと
身を乗りだして、アメンボくんの答えを待ち構えていたアメンボちゃんでした。 「雪だよ! 雪の話をしてたんだよ、ぼくら!」 アメンボくんは、大きな声でアメンボとうさんとアメンボちゃんに言いました。 「雪ー?」アメンボちゃんが、不思議そうに首をかしげて聞き返します。 「そうだよ! 夕べ降った雪の話をしてたんだよ。ほら、夕べ一緒に見たろう?」 アメンボくんが聞くと「うん! 見たよ、雪。ちょっとの間だっ . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物・★・3

2006年03月29日 12時03分09秒 | 絵本作家的なこと
泣きながら、しょんぼりしょんぼりと歩いているのは、アメンボくんでした。 家の前に着いたけれど、涙が止まらなくて家の中に入れません。 すると…。 玄関の扉がギーっとゆっくり開いたではありませんか。 中から恐る恐る顔を出したのは…、アメンボくんの妹のアメンボちゃんでした。 「はあ、よかった~。何だ、にいちゃんだったの。もう! シクシクシクシクって変な声がするから、てっきりおばけかと思って 怖かったじ . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物・★・2

2006年03月08日 13時47分32秒 | 絵本作家的なこと
。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆ カタツムリくんが、プイッとふくれて帰ってしまったので、 アマガエルくんとアメンボくんも自分の家に帰ることにしました。 帰り道でのことです。 「ねえ、アマガエルくん」アメンボくんが声をかけました。 「なんだよ!」アマガエルくんは、とっても不機嫌そう。 . . . 本文を読む
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・★・雪の日の贈り物-カタツムリくんのお話・★・

2006年02月15日 13時39分11秒 | 絵本作家的なこと
       もうすぐ寒い冬が終わり、暖かい春がやってきます。 カタツムリくんは、今日も元気に仲良しのアメンボくん、 アマガエルくんと一緒に遊んでいました。 「昨日遅く、ちょっとだけど雪が降ったの知ってる?」 とアメンボくん。 「うん。知ってるよ。夕べは寒かったもんね。おいら、 寒くって夜中おしっこに起きたんだ。それで、トイレの窓から 外を見たら、真っ白い雪がふわふわって降ってて、 . . . 本文を読む
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カタツムリくんの物語-2話目-

2005年10月06日 11時47分27秒 | 絵本作家的なこと
今日は2話目、カタツムリくんの【旅立ち】 という題のお話について書こうと思います。 このお話から、カタツムリくんは 大人になるためのひとり旅に出ました。 大好きなカタツムリとうさんは、お話の中には出てきますが カタツムリくんの心の中でカタツムリくんを応援し見守るという、 カタツムリくんにとって支えになる存在として描いています。 ちょうど季節は梅雨明け間近のころでした。 この物語の主人公・カタ . . . 本文を読む
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カタツムリくんの物語-1話目-

2005年10月05日 13時06分31秒 | 絵本作家的なこと
昨日のお話の続きです。 昨日は、物語の主人公にカタツムリを選んだ理由を書いたので 今日は、物語(執筆自体は筆の向くまま。。)には、 実は「それぞれに込めた『気持ち』がある」ということを 書きたいと思います。 1話目のお話は、カタツムリくんが大好きなカタツムリとうさん と一緒に雨上がりの町を見下ろしながら…という設定ですが、 カタツムリくんのお話には、作品市場に投稿する以前の全作品で この『カタ . . . 本文を読む
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『カタツムリくん』の理由

2005年10月04日 14時30分46秒 | 絵本作家的なこと
『作品市場.com』にお話を公開してから数日。 読んでくださる方から感想などももらうことができて 綿毛としては、うれしい限りです。 (皆さん、ありがとうございます!) その中で、主人公をカタツムリにした理由を聞かれました。 ここで詳しく書いてもその方に届かないかもしれませんけれど、 作品市場では長く語れないので、今回ブログで『カタツムリくん』 のお話ができた理由やお話への気持ちを書こうと思ってい . . . 本文を読む
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・★・カタツムリくん(お話の続き)・★・

2005年09月26日 16時46分23秒 | 絵本作家的なこと
元気を取り戻して、あたらしく旅立ったカタツムリくんです。 大好きなカタツムリとうさんや大好きな住み慣れた大きな木や 大好きなアマガエルくんやアメンボくんたちが自分を はげましてくれている。 カタツムリくんは思いました。 少しずつでもいいんだ。休みながらでもいいんだ。 ちょっとだけでも、前に進むことができればいいんだと。 カタツムリくんは、がんばりすぎないことにしました。 カ . . . 本文を読む
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・★・カタツムリくんの決意(お話の続き)・★・

2005年09月25日 16時51分04秒 | 絵本作家的なこと
どれくらい進んだことでしょうか。 大好きなカタツムリとうさんと大好きな住み慣れた大きな木と 大好きなアマガエルくんやアメンボくんたちとわかれて旅立ってから。 笹の葉でつくった舟にゆられゆられ、ながされてながされて。。 はじめは、ちょっとさびしかったけれど、カタツムリとうさんの やさしくて温かい声にはげまされて、カタツムリくんは進むことができました。 でも、たくさんの雨で水かさがまし . . . 本文を読む
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カタツムリくん・【旅立ち】

2005年09月24日 16時11分22秒 | 絵本作家的なこと
【旅立ち】 雨がたくさんたくさん降った、梅雨(つゆ)のおわりの日。 カタツムリくんは旅立ちました。 大好きなカタツムリとうさんと『さよなら』をして。 大好きな住み慣れた大きな木と『さよなら』をして。 大好きなアマガエルくんやアメンボくんたちと『さよなら』をして。 カタツムリくんは、旅立ちました。 大人(おとな)になるための旅です。 カタツムリとうさんも、大きな木も、アマガエルくんや アメンボ . . . 本文を読む
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