なんちゃってサラリーマンの独り言

なにげない日常を楽しく生きよう!

田母神氏の著作「自らの身は顧みず」を読んだ

2009-03-09 12:56:38 | 本と雑誌
田母神氏の書籍「自らの身は顧みず」を読んだ。



■自らの身は顧みず
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=tochiachi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4898311288&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>



著者の主張は大きく分けて2つ。

・東京裁判史観、自虐史観から抜け出せ
・日本における自衛隊の位置づけがいかに理不尽なものか

歴史認識について、目新しいものはなかった。
ただ、1900年あたりから今日にいたる歴史事実につてて、もっと勉強しなくてはいけないなと再認識した。
歴史とはすべてがつながっているので、断片的に見たところであまり意味はない。
田母神氏もいっているように、明治維新以後の近現代史について、もっと見聞を深めていく必要があると感じた。

田母神氏の歴史認識は、やや「日本を美化している」方によっている印象。
日本人の感覚からすると、とんでもなく「右」寄りに思えるかもしれない。
だけど、世界的に見たら、たぶんこれでも自虐的かも。
もっと思想的に偏った人物だと思っていたので、ある意味ガッカリ(笑

きちんとした事実に基づいた見解を述べていると思う。
まあ、賛否両論あるのは間違いないけど。



個人的に勉強になったのが、自衛隊のおかれた状況である。
まさか、ここまで理不尽な状態におかれているとは思っていなかった。

「専守防衛」を基本とするため、自衛隊に様々な制約が課せられていることは、ある程度は認識していた。
たとえば、「装備できる兵器が限られる」とか「上陸演習」ができないとかである。
他国を攻撃するような設備や訓練は必要ないとの理屈だ。

現憲法下において、また左翼的なマスコミや国民感情を考慮すると、これらの制約は仕方がないかもしれない。
(上陸演習については研修という形で渡米し、アメリカで訓練していた。数年前に見たテレビによると。。。)

今回の田母神氏の書籍を読んで、自衛隊に対する制約はさらに厳しいことであることを知った。

どうやら自衛隊では、近隣国家の研究や、国防に関する議論もできないらしい。
たとえば、「自衛隊が北朝鮮に拉致された人々を救出できないか」について議論することはおろか、考えることも許されないらしい。

これには、驚いた。
そこまで制限されているのかと。



北朝鮮が日本人を拉致したり、工作船をよこしたり、ミサイルを発射したり、核を保有したりしているのに。
中国が原子力潜水艦で領海を侵犯しているのに。
ロシアが北方領土海域で、日本国籍の漁船を攻撃したりしているのに。

自衛隊は対策を検討することもできない。
何のための自衛隊なんだと言いたくなる。

あげくの果てには、北朝鮮の不審船が領海侵犯している第一報が、アメリカからもたらされる始末。
制限がありすぎて、諜報活動もまともにできないようだ。



今回の田母神氏の更迭劇において、さかんに「シビリアンコントロールの危機だ」と言われておりました。
しかし、田母神氏は著作の中で、「シビリアンコントロールとは、問題解決をするために軍を使うか、使わないかを政治家がきめることだ」と言っている。決して「政治家が自衛隊に対して箸の上げ下ろしまで指示するものではない」と言っている。

これはごく当たり前のことなのだが、勘違いしている人は多いだろう。
私もその一人だった。



今回の更迭劇は、それはそれはものすごく速かったらしいのですが、一説には、田母神氏はFX選定において、ユーロファイターを購入しようとしていたことが、今回の更迭につながっているとも・・・。
山崎豊子の「不毛地帯」で描写されているように、自衛隊の戦闘機納入案件は非常に大きな金が動き、そのため多くの利権が絡む。

詳しくはコチラにてどうぞ。

■株式日記と経済展望
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/e292bbe40aaa3d8df61394c99fcc4f3a



まあ、あくまでも都市伝説だ。
そういうことにしておかないと、抹殺されてしまうからな。

とにかく、本書を一度は読んでみてほしい。
本書に書かれていることが事実かそうでないかは、読後に判断すればいいことだ。
近現代史を学んだり、日本の国防を考える上で、本書はとっかかりになりやすいかもしれない。



■自らの身は顧みず
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=tochiachi-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4898311288&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


<script type="text/javascript" src="http://x5.tyabo.com/ufo/06942620Q"></script>
<noscript>

座椅子 若返り</noscript>