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読書ノート 2008年3月

2008-03-31 23:45:00 | 本と雑誌
2008年3月に読んだ本です。
今月は何とか4冊読みました。
軽い本が多いけどね。



■世界一愚かなお金持ち、日本人
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投資に関する本。
なかなか面白かった。

内容は、勝間氏の本とかぶる点もおおかったが、著者の経験談が書かれている本書の方が読み物としても面白かった。

著者が不動産投資を選択した理由などは、参考になった。
婚約にあたりバーガーキングに連れて行かれたくだりも、結構笑える。
手元に10万円しかない場合、「100万円の定期預金をしたいから90万円貸してくれ」と銀行に言っても貸してくれないが、「100万円の不動産を買いたいから90万円貸してくれ」といえば状況によっては話を聞いてくれる。、というくだりも結構面白かった。

日本に生まれ、アメリカに住み、華僑の夫をもつ著者ならではの視点から書かれた投資の本である。
一読の価値はあると思うが、1,000円という値段はやや割高だと思う。



■国家の罠
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面白かった。

いったい我々は何を信じればいいのだろうか。
本書を読んで、自分の頭で考えることの重要性を再認識した。

佐藤氏と西村検事とのやりとりは、まるで映画の1シーンのような迫力だ。
本当にこれはノンフィクションなのか?

国策捜査というものの存在を明らかにし、そのロジックを詳細に記している。


このような内容の本が出版されるなんて、日本も自由な国になったもんだ。



■日本人としてこれだけは知っておきたいこと
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全体的に「日本人ともっと勉強しなさい。もっと大人になりなさい。」といった論調。
先の大戦において知られていない情報や、天皇に関する記述により構成され、日本人としてのアイデンティティに訴えかけている。

コミンテルンのスパイが相当数、当時の日本やアメリカの中枢にいたことなど、にわかに信じがたい箇所もあり、個人的には戸惑いを感じた。
しかしながら、不可解な三国同盟や不当なシベリア抑留。また、日米開戦を回避しようと現場レベルでギリギリの交渉を行っていたにもかかわらず、ハルノートを突きつけ日本を追い詰めたことなど、歴史的事実をかんがみると事実かもしれないと思われる内容であった。

アメリカの占領政策として、自虐史観を植え込まれ、押しぎせの憲法により国防について語ることがタブーとなったこの国において、大事なことは歴史を学び、自分の考えを持つことだと感じた。

「国家の罠」の中で、「ワイドショーと中吊り広告で形成される世論」、「実質識字率5%」という表現が出てきたが、本書を読んである程度実感することとなった。

A級戦犯がどうとか、慰安婦問題がなんちゃらとか、未だにそんなことを言ってる人間が結構いる時点で、日本って国は極左だよね~
と、言いつつも、「オレ様って、結構右寄りになってきたな~」と思っていたが、本書の内容は更に右寄りだった・・・。
正直、ちょっとひいた箇所もあった。。。

「日本は侵略戦争をした」とか思っている人は、「こんな意見もある」ということで読んでみることをオススメします。



■組織戦略の考え方
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タイトルは硬いが、結構面白い内容だった。
組織がダメになる要因について考察した内容。
わかりやすく面白かった。

社内政治家や評論家を「宦官」にたとえ、その発生プロセスや予防策について書かれている。
決断したつもりになっているダメ経営者とか、内向きの仕事を作り出す秀才クンなど、組織が腐敗するパターンを面白おかしく紹介している。

個人的には、「これウチの部署で起きてるYo!」という記述が満載で楽しかった。

管理職必見の1冊です。
あわせて、高橋伸夫氏の「できる社員はやりすごす」もオススメします。





来月も4冊くらい読むぞ!
もっと右よりな本で勉強して、中西さんの本を読んでも引かないように頑張ります。。。


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