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「環境問題のウソ」はウソ? ホント?

2007年10月07日 20時47分08秒 | 環境問題は利権の為に作られている
 


「環境問題のウソ」はウソ? ホント?

今日、東京都下国立市の一橋大学で、
話題の本に関したシンポジューム が開かれたので、聞きに行ってきました。

資料代1,000円払って貰ったチラシには、タイトルに続いて、

武田邦彦・中部大学教授を招いて、学者・事業者・ジャーナリスト・市民・学生が徹底討論」

とあります。 

パネリストは、

■ 八木 雄一郎 (リサイクル業者、苫小牧の明円工業工業長)
■ 村田 徳治 (循環資源研究所所長、廃棄物・化学物質問題コンサルタント)
■ 庄司 元 (全国都市清掃会議・元調査普及部長、環境文明研究所客員研究員)
■ 杉本 裕明 (朝日新聞記者)
■ 鈴木 秀明 (静岡大学農学部4年・Japan Young Greens 代表)
■ その他に東京大学の教授など二人が出席予定でしたが、欠席していました。
このシンポジュームは2部制で、この後にダイオキシンは猛毒か?ということで討論がありますので、そこには1部には欠席の方も出席の模様。私は第1部だけ聞きました。

パネリストはリサイクル業者とか、自治体関連の人とか、朝日の記者とか、何だか討論の意図が見えてきます。
シンポジュームのパネリストは学生を除いて全員、「世にはゴミの環境問題が多く存在している」とPRすることで活動している人たちですから。

司会は服部美佐子氏で、
この方は「ごみ・環境ビジョン21」というNPO法人の理事を務め、「レジ袋の有料化」などの推進に力を入れている方です。
「レジ袋は資源の有効利用でマイバッグは石油の無駄遣い」という武田教授とは反目している人です。

つまり、はこのシンポジュウムは武田教授の本の内容は正しくないということを司会者はじめ6人で(2部は8人で)寄って集って証明しようと計画されたもののようでした。実際に司会者は司会の域に留まっていませんでした

武田教授もわざわざ名古屋から敵陣に入り込んでこようというのですから大したものです。

正直、配られた資料のレジメを見て、続いて書かれている武田教授の本に対する多くの具体的な反論を読むと、「武田先生は大丈夫かなぁ」と思ったのですが、心配無用でした。一部議論がかみ合わない(武田先生が質問の答えとして返していない)ものが一つ二つありましたが、概ね痛快に反論を喝破していましたね。
もっとも8人を敵に回すことを知っていて、名古屋から東京まで来るのですから自信があるということでしょう。自信がなければ来ないでしょうから当然なのかもしれませんね。

特にデータの問題で反論が多かったですが、リサイクル協会とかペットボトル協議会での数字と違うものが多いとか、出所があいまいだとかいう反論が多かったです。
これに対して武田教授は、そもそも協会の発表されている数字に信憑性がないと言っていました。
ゴミとして回収しただけの数字をリサイクルとしたりしていて、数字を置き換えているということです。
それで自分が出した数字は、世に出ている情報がいかがわしいので自分で調査したり、計算しなおしたりしたものが多いと言っていました。
シンポジュームの内容をボイスレコーダーで録りましたので武田教授への反論へ返した言葉をそのまま(緑の字で)書きます。
リサイクル協会の発表で14万トンというペットボトルの再利用量を武田教授は3万トンとしているが、これは間違い、捏造という反論に対しての回答です。( )内及び青字は私の補足。

「私が(本で)出したデータは公になっているデータとは違います。公になっているデータが正しければ私に言わせればマスコミは要りません。つまり国が発表し協会が発表するデータというのは常にあるんです(どこにでもあって常に簡単に手に入る)それに対して常に社会ではマスコミが取材をし、学者が調べてそれぞれの立場からデータを出します。ですから私のデータがほかのデータと違うというのは大変に結構なことで・・・ ひとつだけ私、お話させていただきますと、((中略)ミドウェイ海戦で大本営が日本有利とウソを付いていたことを例えに出して、誰でも自分の都合のいいように国民を欺く現実があるとし、だからこそ、そういう発表を自分で調査し、データをもう一度解析するのがマスコミや学者の仕事だと言いました) 」
(リサイクル協会発表の数字を)そのまま信じて私が14万トンと言ったら私の誠意の価値はありません。(中略)学者というのは、いま出てる数字と同じ数字を書くんだったら、学者の社会的価値はないんですよ」

この発言はちょっと「目から鱗」でした。
そして、だからこそ私たちは正しい判断力が必要なのだと思いました。

実際に大阪毎日放送が先日、番組制作目的でペットボトル協議会に取材をしたそうです。
ともかくペットボトルの何万トンが再利用されているのかをちゃんと教えてくれと執拗に取材したそうです。
その返答は、「回収率は計算しておりますが、忙しくて再利用率は計算しておりません」 と答えたのだそうです。
(では協会のホームページ上の数字は何なんだ)
そしてそれがちゃんとテレビで放映されたそうです。
武田教授はビデオをお見せしても良いですよ、と言っていました。
また先の3万トンのこともこの放送で明らかにしてくれたそうです。

会場には400人~500人ぐらいいまして、最後に10人以上の人から質問を受け付けました。
業者からの反論のようなものもありましたが、会場内は武田教授支持者が多かったようです。




パネリスト6人は返り討ちにあったという感じでしたね。

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