私はワインが大好きなので外食する時は大抵洋食にします。幸か不幸か年代者の赤ワインのよさがわからないので安いワインでも「うまい・うまい」と言って飲んでいます(^^;;
ワインには赤・白・ロゼ・スパークリングの4種類ありますが、その中でもスパークリングワインが大好きです。
スパークリングワインは、国によって様々な名称が付けられています。アメリカと日本では「スパークリングワイン」、フランスでは「ヴァン・ムスー」、イタリアでは「スプマンテ」、ドイツでは「シャウムヴァイン」スペインでは「エスプモーソ」といいます。スペインのエスプモーソのうち、シャンパン製法で作られたものは「カヴァ」といい、ドイツのシャウムヴァインのうちシャンパン製法やタンクでの炭酸発酵を行わせたものを「ゼクト」といいます。
スパークリングワインは3種類程の製法があります。
基本的には、まず葡萄を発酵させてワインを作ります。次に炭酸ガスを閉じ込める二次発酵を行います。通常のワインでも炭酸ガスは発生しますが、スパークリングワインはその炭酸ガスをワインの中に封じ込めてしまいます。
この炭酸ガスを閉じ込める方法を発明したのは、通称「ドンペリ」で有名なフランスの僧侶、ドン・ペリニョンさんだとか・・・。
3つの製法は以下の通りです
・シャンパン製法
シャンパン製法は、二次発酵をビンの中で行います。ビンの中で行うため、酵母菌の排泄物が「オリ」として溜まってしまいます。発酵が終わりに近づくとビンを逆さにしてオリをビンの口に集めてコルクを抜いてオリを出し、そして減った分、ワインやリキュールを添加して味を調整して再度コルクで栓をします。この時に糖類を追加すると甘口となります。非常に手間がかかる製法ですが、このシャンパン方式で作られたものは泡立ちがよく、しかも持続するため、グラスに注いでもかなりの間、グラスの下から上に向けて泡が立ち昇っています。
・キュヴェ・クローズ製法
この製法は、タンクで発酵させたワインをそのままタンクで二次発酵を行わせます。シャンパン製法のように一本一本オリを除いたりする必要がありませんので、安く作ることができます。
スプマンテはこの製法で作られたものがたくさんありますが、シャンパンに負けないくらい美味しいものもたくさんありますので、一概にキュヴェ・クローズ方式の方が劣っているとはいえません。
・コカコーラ製法(^^;;
↑これ、私が勝手に付けただけで正式名称は知りません(^^;;
炭酸ガス注入方式とでも言うのでしょうか。
要は普通の白ワインや赤ワインに炭酸ガスを注入してスパークリングワインにしたものです。
カラオケボックスや居酒屋で1000円前後で出されているスパークリングワインは殆どがこの方式で作られたものです。炭酸がすぐに抜けてしまいます(^^;;
フランスのスパークリングワインの総称はヴァン・ムスーですが、その中でもシャンパーニュ地方で、法律で定められた昔ながらの製法で作られたものをシャンパンといいます。フランス語では「シャンパーニュ」、英語では「シャンペン」と発音します。昔は日本でもシャンペンって言っていたような気がするのですがいつのまにか「シャンパン」という言い方が一般的になりましたね。
生産量が限られていますので、「安い」シャンパンは残念ながらありません。
ハーフボトルでも、並行輸入品で2000円から、正規輸入品で3000円からと、毎晩の晩酌向けのお酒ではありません。
特に正規輸入品は、品質低下の原因となる振動と熱を完全にシャットアウトする専用のコンテナに詰められて空輸されますので高くなっています。
私のような庶民にとって、ドンペリニヨン(ドンペリ)、クリュッグ、サロンなどの酒屋でも1万円以上で売られているシャンパンを注文するにはかなりの勇気と翌日以降の生活をかけないといけません(^^;;
シャンパンは厳格なフランスのAOC(原産地呼称制度)によって管理・監視されていますから、値段が低いものでも品質はよいものが殆どです。シャンパンは一本一本ビンで二次発酵を行いますのでたまに外れを引いてしまうことはありますが・・・(^^;;
デートなどでフレンチレストランを利用したり、高級クラブでホステスさんから「シャンパン飲みた~い(ハート)」とねだられてしまった時のために、低価格の定番シャンパンの名前をいくつか覚えておくといいでしょう。
酒屋でフルボトル6000円以下で買えるシャンパン
モエエシャンドン
ヴーヴクリコ
ポメリー
パイパーエドシック
クリスチャンセネ
ドゥラモット
ローランペリエ
ルイロデレール
G.H.マム
といったところでしょうか。
もちろん上記メーカー・ブランドのものでもピンからキリがあります。
ちなみに生産量が多いメーカーは、大きい順にモエエシャンドン、ヴーヴクリコ、G.H.マムです。
モエエシャンドンはドンペリニョンを作っているメーカーです。
シャンパンを置いているお店では大抵定番商品の「モエ・エ・シャンドン・アンペリアル(インペリアル)・ブリュ」があるはずですので、何を注文したらいいかわからない、またはどのくらいの料金を取られるのかわからない・・・という方は、これを注文するといいかも・・・。
以前は「モエシャン」なんて約されていましたが、最近は「モエ」と更に短縮されています(^^;;
安いからそれなりの味だろう・・・というわけではなく、すっきりとしながら華やかな香りの万人向けのシャンパンで、私も好きです。
少しコクがある味わい深いシャンパンを、という場合はヴーヴクリコなどがいいでしょう。
さて、シャンパンのグラスですが、パーティなどでは横から見ると三角のカクテルグラスみたいなので出てくると思います。レストランでは長細いグラスで出てくると思います。
パーティなどで出てくるグラスをクープ・グラスといいます。レストランで出てくるグラスをフリュート・グラスといいます。
シャンパンを120%楽しみたいのならフリュートグラスがいいでしょう。シャンパンは元々とても酸っぱいお酒です。気の抜けたシャンパンは「ワインビネガー?」と思うくらい酸味を感じることがあります。
クープとフリュートとではシャンパンの舌のあたり方が異なり、クープで飲むとダイレクトに酸味を感じてしまいます。フリュートの場合は比較的酸味を感じにくく、また口が小さいため冷たさを維持してくれ、最後まで冷たいまま美味しくいただくことができます。
フランス料理のフルコースというと、大抵はまず食前酒にシャンパンを注文して、魚料理あたりで白ワインを注文して、そして肉料理とフロマージュには赤ワインを注文するものだ、と思われている人が多いようです。
4人くらいでしたらシャンパン・白・赤と注文しても十分飲みきれるかもしれませんが、2人となると、アルコールに強い人でないと3本飲むのは大変ですし、赤はピンからキリがありますし高いものが自分の口に合うとは限りませんし・・・。
そこで、思い切ってシャンパンのフルボトルを1本注文してすべての料理と一緒に楽しむのはいかがでしょうか。
シャンパンは魚・肉・チーズ・野菜とどんな料理にも合う万能選手です。
好みの問題がありますが、生ものとの相性も他のワインと比べていいように思います。
私はフレンチでは大抵シャンパンで通して、その時の気分で赤のグラスワインを一杯だけ追加注文します。
また、最初は軽めのシャンパンを注文して、なくなったら次はコクのあるシャンパンを注文したりします。
ちょっとカジュアルなお店では、スペインのスパークリングワイン「カヴァ」を置いているところがあります。
カヴァはシャンパン製法で作られており、中にはフランスのシャンパンメーカーがシャンパンと全く同じ方法で製造しているものもあり、値段はシャンパンより数千円安いのですが、とても美味しいものがあります。
カヴァで私が一番お勧めなのが「エクリプス・バイ・シャンドン・スペイン」です。このエクリプスはドンペリで有名なフランスのモエエシャンドン社がスペインで作って"いた"もので、資本が変わって昨年なくなってしまいました。
エクリプスはスペインのほかオーストラリアとカリフォルニアでも作られていました。一昨年、インターネットショッピングで6本購入して、その後再注文しようと思ったら既にネット上のすべてのお店で売り切れで、もうエクリプスは飲めないのかぁ・・・とショックでした。
しかし、オーストラリアから、「グリーンポイント」と名前を変えて販売が開始されました。私はまだ飲んでいないのですが、エクリプスと変わらず美味しいという噂ですし、近いうちに買ってみようと思っています。
スペインのカヴァで最も有名なのがフレシネ社の「コルドンネグロ」です。ディスカウント店でフルボトルが1500円以下で売っていますので是非一度お試しください。中には1000円以下で売っている所もあるそうです。これなら飲むだけでなく、牡蠣のシャンパン蒸などの料理や、ミモザ・ベリーニ・キールロワイヤルなどのシャンパンベースのカクテルとして惜しみなく使うことができそうですね。
ミモザは シャンパン + オレンジジュース
ベリーニは シャンパン + ピーチネクター + グレナデンシロップ
キールロワイヤルは シャンパン + クレームドカシス
です。詳しくはカクテルブックなどをご覧ください(^^;;
「あまり知られていないけどこれもなかなか美味しいぞ!!」という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご一報ください_(._.)_
ワインには赤・白・ロゼ・スパークリングの4種類ありますが、その中でもスパークリングワインが大好きです。
スパークリングワインは、国によって様々な名称が付けられています。アメリカと日本では「スパークリングワイン」、フランスでは「ヴァン・ムスー」、イタリアでは「スプマンテ」、ドイツでは「シャウムヴァイン」スペインでは「エスプモーソ」といいます。スペインのエスプモーソのうち、シャンパン製法で作られたものは「カヴァ」といい、ドイツのシャウムヴァインのうちシャンパン製法やタンクでの炭酸発酵を行わせたものを「ゼクト」といいます。
スパークリングワインは3種類程の製法があります。
基本的には、まず葡萄を発酵させてワインを作ります。次に炭酸ガスを閉じ込める二次発酵を行います。通常のワインでも炭酸ガスは発生しますが、スパークリングワインはその炭酸ガスをワインの中に封じ込めてしまいます。
この炭酸ガスを閉じ込める方法を発明したのは、通称「ドンペリ」で有名なフランスの僧侶、ドン・ペリニョンさんだとか・・・。
3つの製法は以下の通りです
・シャンパン製法
シャンパン製法は、二次発酵をビンの中で行います。ビンの中で行うため、酵母菌の排泄物が「オリ」として溜まってしまいます。発酵が終わりに近づくとビンを逆さにしてオリをビンの口に集めてコルクを抜いてオリを出し、そして減った分、ワインやリキュールを添加して味を調整して再度コルクで栓をします。この時に糖類を追加すると甘口となります。非常に手間がかかる製法ですが、このシャンパン方式で作られたものは泡立ちがよく、しかも持続するため、グラスに注いでもかなりの間、グラスの下から上に向けて泡が立ち昇っています。
・キュヴェ・クローズ製法
この製法は、タンクで発酵させたワインをそのままタンクで二次発酵を行わせます。シャンパン製法のように一本一本オリを除いたりする必要がありませんので、安く作ることができます。
スプマンテはこの製法で作られたものがたくさんありますが、シャンパンに負けないくらい美味しいものもたくさんありますので、一概にキュヴェ・クローズ方式の方が劣っているとはいえません。
・コカコーラ製法(^^;;
↑これ、私が勝手に付けただけで正式名称は知りません(^^;;
炭酸ガス注入方式とでも言うのでしょうか。
要は普通の白ワインや赤ワインに炭酸ガスを注入してスパークリングワインにしたものです。
カラオケボックスや居酒屋で1000円前後で出されているスパークリングワインは殆どがこの方式で作られたものです。炭酸がすぐに抜けてしまいます(^^;;
フランスのスパークリングワインの総称はヴァン・ムスーですが、その中でもシャンパーニュ地方で、法律で定められた昔ながらの製法で作られたものをシャンパンといいます。フランス語では「シャンパーニュ」、英語では「シャンペン」と発音します。昔は日本でもシャンペンって言っていたような気がするのですがいつのまにか「シャンパン」という言い方が一般的になりましたね。
生産量が限られていますので、「安い」シャンパンは残念ながらありません。
ハーフボトルでも、並行輸入品で2000円から、正規輸入品で3000円からと、毎晩の晩酌向けのお酒ではありません。
特に正規輸入品は、品質低下の原因となる振動と熱を完全にシャットアウトする専用のコンテナに詰められて空輸されますので高くなっています。
私のような庶民にとって、ドンペリニヨン(ドンペリ)、クリュッグ、サロンなどの酒屋でも1万円以上で売られているシャンパンを注文するにはかなりの勇気と翌日以降の生活をかけないといけません(^^;;
シャンパンは厳格なフランスのAOC(原産地呼称制度)によって管理・監視されていますから、値段が低いものでも品質はよいものが殆どです。シャンパンは一本一本ビンで二次発酵を行いますのでたまに外れを引いてしまうことはありますが・・・(^^;;
デートなどでフレンチレストランを利用したり、高級クラブでホステスさんから「シャンパン飲みた~い(ハート)」とねだられてしまった時のために、低価格の定番シャンパンの名前をいくつか覚えておくといいでしょう。
酒屋でフルボトル6000円以下で買えるシャンパン
モエエシャンドン
ヴーヴクリコ
ポメリー
パイパーエドシック
クリスチャンセネ
ドゥラモット
ローランペリエ
ルイロデレール
G.H.マム
といったところでしょうか。
もちろん上記メーカー・ブランドのものでもピンからキリがあります。
ちなみに生産量が多いメーカーは、大きい順にモエエシャンドン、ヴーヴクリコ、G.H.マムです。
モエエシャンドンはドンペリニョンを作っているメーカーです。
シャンパンを置いているお店では大抵定番商品の「モエ・エ・シャンドン・アンペリアル(インペリアル)・ブリュ」があるはずですので、何を注文したらいいかわからない、またはどのくらいの料金を取られるのかわからない・・・という方は、これを注文するといいかも・・・。
以前は「モエシャン」なんて約されていましたが、最近は「モエ」と更に短縮されています(^^;;
安いからそれなりの味だろう・・・というわけではなく、すっきりとしながら華やかな香りの万人向けのシャンパンで、私も好きです。
少しコクがある味わい深いシャンパンを、という場合はヴーヴクリコなどがいいでしょう。
さて、シャンパンのグラスですが、パーティなどでは横から見ると三角のカクテルグラスみたいなので出てくると思います。レストランでは長細いグラスで出てくると思います。
パーティなどで出てくるグラスをクープ・グラスといいます。レストランで出てくるグラスをフリュート・グラスといいます。
シャンパンを120%楽しみたいのならフリュートグラスがいいでしょう。シャンパンは元々とても酸っぱいお酒です。気の抜けたシャンパンは「ワインビネガー?」と思うくらい酸味を感じることがあります。
クープとフリュートとではシャンパンの舌のあたり方が異なり、クープで飲むとダイレクトに酸味を感じてしまいます。フリュートの場合は比較的酸味を感じにくく、また口が小さいため冷たさを維持してくれ、最後まで冷たいまま美味しくいただくことができます。
フランス料理のフルコースというと、大抵はまず食前酒にシャンパンを注文して、魚料理あたりで白ワインを注文して、そして肉料理とフロマージュには赤ワインを注文するものだ、と思われている人が多いようです。
4人くらいでしたらシャンパン・白・赤と注文しても十分飲みきれるかもしれませんが、2人となると、アルコールに強い人でないと3本飲むのは大変ですし、赤はピンからキリがありますし高いものが自分の口に合うとは限りませんし・・・。
そこで、思い切ってシャンパンのフルボトルを1本注文してすべての料理と一緒に楽しむのはいかがでしょうか。
シャンパンは魚・肉・チーズ・野菜とどんな料理にも合う万能選手です。
好みの問題がありますが、生ものとの相性も他のワインと比べていいように思います。
私はフレンチでは大抵シャンパンで通して、その時の気分で赤のグラスワインを一杯だけ追加注文します。
また、最初は軽めのシャンパンを注文して、なくなったら次はコクのあるシャンパンを注文したりします。
ちょっとカジュアルなお店では、スペインのスパークリングワイン「カヴァ」を置いているところがあります。
カヴァはシャンパン製法で作られており、中にはフランスのシャンパンメーカーがシャンパンと全く同じ方法で製造しているものもあり、値段はシャンパンより数千円安いのですが、とても美味しいものがあります。
カヴァで私が一番お勧めなのが「エクリプス・バイ・シャンドン・スペイン」です。このエクリプスはドンペリで有名なフランスのモエエシャンドン社がスペインで作って"いた"もので、資本が変わって昨年なくなってしまいました。
エクリプスはスペインのほかオーストラリアとカリフォルニアでも作られていました。一昨年、インターネットショッピングで6本購入して、その後再注文しようと思ったら既にネット上のすべてのお店で売り切れで、もうエクリプスは飲めないのかぁ・・・とショックでした。
しかし、オーストラリアから、「グリーンポイント」と名前を変えて販売が開始されました。私はまだ飲んでいないのですが、エクリプスと変わらず美味しいという噂ですし、近いうちに買ってみようと思っています。
スペインのカヴァで最も有名なのがフレシネ社の「コルドンネグロ」です。ディスカウント店でフルボトルが1500円以下で売っていますので是非一度お試しください。中には1000円以下で売っている所もあるそうです。これなら飲むだけでなく、牡蠣のシャンパン蒸などの料理や、ミモザ・ベリーニ・キールロワイヤルなどのシャンパンベースのカクテルとして惜しみなく使うことができそうですね。
ミモザは シャンパン + オレンジジュース
ベリーニは シャンパン + ピーチネクター + グレナデンシロップ
キールロワイヤルは シャンパン + クレームドカシス
です。詳しくはカクテルブックなどをご覧ください(^^;;
「あまり知られていないけどこれもなかなか美味しいぞ!!」という情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご一報ください_(._.)_