真似の真似が世界を取る

「真似の真似が世界を取る。」
漫画20世紀少年で万丈目が言ってた言葉だ。

漫画北斗の拳はマッドマックス、ブルースリーの描写を真似
映画バットマンビギンズ、ダークナイツはバットマンを現代風にアレンジし大ヒット
あらゆる描写や表現、技術はハイブリッドされ進化を続けてる。

フットボールでも同じく
「真似の真似が世界を取る」
の状況が生まれていないだろうか？

昨シーズンのチャンピオンは紛れもなくバルセロナ
前人未到のトレブル達成はグラウディオラ監督の手腕によるものだ。
クライフの戦術をハイブリッドさせ、強気なローテーションで常に同じレベルでチームを機能させた。
対戦したチームのほとんどは何もすることができずにピッチを去った…。

100年以上続くクラブが多い今、過去栄冠を勝ち取った監督の指導を受けた選手が監督となり独自のスパイスを味付けし現代にその戦術を復活させている。
この進化は未来永劫続くはずだ。

選手のスキルも同様だ。
多くの類い稀な技術を持つ選手は過去のレジェンド達の技を真似て進化している。
メッシ、Cロナウド、カカ、リベリーを見ている今の子供たちは彼らの繰り出す技を真似て成長している。

「真似の真似が世界を取る。」
ある意味的を得た言葉なのかも知れない。
ちなみに漫画20世紀少年もあらゆる漫画や映画のエッセンスをオマージュして実に面白い作品と言えるだろう。

世界を取ったかどうかはさておき…。