今回は３月１日の「不良品数/検査数」の欄に『3/500』（５００個中３個不良品があった）と入力したのですが、不良品数が表示されません。
不良品数には「#VALUE!」と表示されています。
※#VALUE！は引数が不適切な時に表示されます。
よくみていると「3/500」がセル内の左側に位置し文字列として認識されています。
※入力後、文字列は自動的に左揃えとなり、数値は右揃えとなります。今回の場合「3/500」は文字列扱いとなっているので、数値として認識されるようにしましょう。
Excel2007の場合
文字列を数値として認識させる方法
①セル「C5」内の分数の前に「半角の０」と「半角のスペース」を挿入します。
②すると、数値として認識されましたが、「０」となってしまいました。しかし、不良品数はしっかり「300」と表示されています。
③「不良品数/検査数」の「０」を「3/500」と表示されるようにします。セル「C3」をクリックし、『ダイアログボックス起動ツール』をクリックします。
④『セルの書式設定』画面が表示されますので、『表示形式』タブをクリックし、「分類」の一覧から『分数』をクリックします。「種類」から『3桁増加（312/943）』を選択し、『OK』をクリックします。
⑤「０」ではなく、「3/500」が表示されました。
Excel2003の場合
Excel2003の場合もほぼ同じなのですが、2007と違う個所のみ書いておきます。①から②までは同じです。③のみ少し違うので注意が必要です。
③「不良品数/検査数」の「０」を「3/500」と表示されるようにします。セル「C3」をクリックし、メニューバーの『書式』をクリックし、『セル』をクリックします。
これ以降はExcel２００７と同様の操作となります。
■まとめ
Excelで分数なんて使えないのかなと思いこんでしまいますが、心配はいりません。分数の前に半角の０と半角のスペースを挿入していただければ、結構です。是非お試しくださいね。
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